鹿と鉄塔
佐久間東幹線を撮影しようとした時、鉄塔の足元付近から物音が・・。
熊か野犬かと不安でしたが鹿が現れてまず一安心。
すぐに急峻な山を駆け下りてしまいました。
もう少し望遠で撮りたかったのですが、一瞬の出来事だったので
撮影出来ただけでも良かったです。
この場所は神奈川県ですが道は山梨県からか静岡県からしか入れません。
冬季はチェーン必携の場所です。
よくこんな山奥に送電線を建設したのか感心してしまいます。
昭和30年に資材だけでなく作業者はどうやって出勤していたのでしょうか?
佐久間幹線は佐久間発電所を基点に東京方面(東幹線)、
名古屋・大阪方面(西幹線)に送電線が延びています。
東海道では新幹線、東名高速など日本の大動脈ですが、
送電線に関しては静脈といったところでしょうか。
しかし、今でも幹線送電線のひとつです。
佐久間幹線は電源開発の所有物であるため、電力会社の
管轄を超えて送電線を延ばせたのだと思います。