私はガイドブックを読むのが大好きだ。台湾のガイドブックも何冊か持っているが、特に『地球の歩き方 台湾』は
94年以降改訂版が出る度に必ず購入している。『地球の歩き方 台湾』はここ数年どんどん進化してきており、
嬉しく思っている。ただ、自分が読者だと「こんな文章私だって書ける」「私の方が詳しい」「もっと良い場所があるのに」
等と思ってしまうが、実際に自分が行った温泉を紹介しようと思うとなかなか書けない!もともと書くつもりで
出かけていないし、大体現地の友達に連れて行ってもらうので、、交通手段や料金等、初めて行く人が必要な情報が
さっぱり分からないのだ。
ここではまず自分の感想を書き、有用な情報が得られるホームページのリンクを紹介できればと思っている。
文章を書くって、本当に難しい・・・。
1月10日、本当は一日中国父紀念館でおとなしく学者さんたちの発表を聞いているはずだった。しかし、
学長(大学時代のゼミの先輩。大陸では何て言うのかな?)の「あんまり無理しなくて良いよ。」と言うお言葉に甘え
(本当に甘えてよかったのかは謎)、教え子のお母さん(L媽媽)、その友人(H媽媽)と一緒に中山北路にある鉄板焼きのお店で
食事をした。食事をしている間に、温泉に行こうという話になり、烏来に向かった。まず、MRTに乗って新店まで行く。
その後は烏来行きのバスもあるが、その日はタクシーに乗った。着いたのは友人の母行きつけの桶后温泉。
受付で靴を預けて料金を払い、バスタオルとタオルを受け取り、大浴場へ向かう。
ここの温泉は日本と同じ、水着を着用する必要が無い。大浴場の広さはそれほどでもないが、サウナ、3種類の温度の
浴槽、ジェットバス、打たせ湯などがある。窓の外には烏来の美しい景色が広がっている。浴槽の脇には椅子があり、
生姜湯(生姜と黒砂糖と煮た物)やお湯を飲みながら一休みできる。
脱衣場にはドライヤー、殺菌されたブラシ、化粧水、乳液がある。手ぶらででかけても大丈夫なのが嬉しい。
入浴後は受付カウンター前の喫茶コーナーで麻薯(もち)と生姜湯を頂きながら、おしゃべり。窓側の席なら
もちろん景色も楽しめる。
日本語が通じるか?だが、日本の温泉と仕組みは変わらないので、問題ないと思う。
1999年1月4日、誕生日祝いとして台湾朋友に連れて行ってもらった。バイクで連れて行ってもらったので、
バスなど公共交通手段の有無は不明。1月の陽明山は寒い。山を散歩していたら身体が冷え切ってしまった。
そこで、温泉に行くことに。馬桶周辺には何件かあるようだが、名前も見ずに適当に入ってしまった。
ここは大浴場はなく、個室になっている。温泉は気持ちよかったけど、清潔度は今ひとつかも。
もちろんお店によるのかもしれないが。
ちなみに第一言語は台湾語。
日本のガイドブックにも必ず紹介されている有名な温泉宿。日本植民地時代の建物が残っている。
MRT新北投駅からタクシーに乗ったが、運転手はメーターを倒さない。宿に入るとサービスをしてくれる
小姐がいるが、チップを要求されてちょっとうざい。各部屋にユニットバスがあり、大浴場が嫌いな人は
ここでこっそり温泉を楽しめる。大浴場もある。値段ははっきりおぼえていないが、馬桶温泉の5倍くらい
かな。4人で数千元払ったと思う。お金持ちの日本人と一緒に行くべし(?)。
2001年1月、台湾朋友と出かけた。海底温泉は世界に2ヶ所しか存在しないらしい。一つはイタリア、
もう一つは緑島。民宿のご主人(阿伯)の先導のもと、海岸にたどりついた。温泉は3つあり、少しずつ温度が
違う。一番海に近い温泉は、海水が入ってくる。温度はそれほど高くないが、シュノーケリングをして
身体が冷え切ったあとに入ると極楽だった。ここは男女共同、要水着着用である。
私たちが出かけた時は、監獄に勤めるお役人が何人か来ていた。彼らは20日間勤務して、10日間本島で
休む。みんなすぐ打ち解けてとっても楽しそうにしゃべっていたが、100%台湾語なので、さっぱり
分からなかった。「あんた、やけにおとなしいな。」と構われてもすぐに反応できない自分が悲しい。
みんながずっと台湾語で話していると、思考が停止してしまい、とっさに中国語が出ない。
彼らが言うには、夏は沢山の観光客が訪れ、温泉に入るのに並ぶ必要があるそうだ。
ちなみに入浴料はタダである!
付近には99度の温泉が噴出している所があり、そこでゆで卵を作って食べた。8分でできると
阿伯が教えてくれた。一人2個ずつ、痩せている友人は「栄養不足」と阿伯に断定され、3個食べさせられた。
99年夏、台湾朋友が車を運転して連れて行ってくれた。温泉にたどり着いて分かったこと―
水着が無いと入れない―と言うわけで、楽しそうに入浴している人々を眺めただけ。