2006.4.27
コトノハリサーチ

インターネットをはじめた当初、自分がこうしてサイト(端くれながら)を持つ・作るということは想像しなかった。

前にどっかに書いたのだが、
 21歳のときに入った印刷会社で初めてキントッシュに触れ、
 1年後に家にキントッシュを購入、
 1年後に自分のサイト(ひみつページ・HimitsuSite Archives参照)を持ち、
 1年後に自分で作ったサイト(HITOFUDEGAKI CLUB)を開設した。
…というのが大体の流れのはず。
この「帰っンド」はひみつページが利用していたサーバがたたまれたために代替ページとして設けた。

いま個人サイトはBlogを利用してもっと簡単に持てるようになった。
ひみつページはそれの一歩手前の「出来合いホームページ」だった。

また最近はmixiなどのSNS(ソーシャルネットワーキングサイト)も個人の表現ツールのひとつとなった。
テキストと画像なら、大概の人がネット上でかんたんに表現できる時代になったのだ。


掲示板に書いたとおり、「コトノハ○×」というのに登録した。
職場で空き時間に何かを探しているうちにたどりついたSNSだ。
これは、一人がコト(お題)をアップして、それについて○か×で世に答えてもらうもの。
単に○×のどちらかを答えてもいいし、それに短いコメントをつけてもよい。

やってみればわかるが、興味を持ったコトにだけ答えればいいのに、そこはこの世界、
常にコトノハに繋いでいる人がいて、コトがアップされるとなんでもかんでも○か×を残していくのだ。
2chの山崎ナントカみたいに。

オレが登録 …つまりコトノハデビューをしたのはきのう・26日。
登録後すぐ、デビュー作として「とんかつをしょうゆで喰う」(06.1.26おひるの【志味津】参照)というのを世に問うてみた。
すると、コトをアップしたらすぐにドドッとレスポンスがあって驚いた。


夜、家でスポーツニュースを見ていて「巨人のビジターユニフォームのグレーの背番号」を問うてみることにした。
発表当時から引っかかっていた、あの配色の悪さ。未だ違和感がぬぐえないのだ。
オレ的には背ネームはそのまんまでもいいから、背番号は黒文字オレンジフチにしてほしかった。
これをアップしたところ、×のコメントに
 「野球見ないのに、ましてそんな細かいところまで」とか「アンチ巨人にとってはどうでもいいことです。」
というのが出てきた。
さらに、○のコメントで
 「よいのでは、どうでも…」
と。

あのさ、興味ないならコメントつけんなよ。
いや、本来なら○×つけに来なくていいんだけどさ、×の要素って「興味ない」ってのも含まれるわけで、そこはしょうがないんだよね。
オレみたいな長文癖にとって、このコトノハはコトもコメントも「あえて舌っ足らず表現」の難しさをはらんでいて歯がゆい面もある。

この「グレー背番号」はレスが少ない。
野球好き対象と限ってアップできれば全然違うんだろうが… 「世間一般」が前提だから、そういう期待はしてはいけないのだ。
対して「とんかつにしょうゆ」はこのコラムのアップ時点で○×が60を超えている。
アップされているコトのリストでは、レスが多いコトの文字は大きく表示される。
「とんかつにしょうゆ」はなかなか大きい文字に成長してきた。


きょう付で設けたこのサイトの「コトノハ○×リスト」のページには、あらかじめ用意されたスクリプトをページに組み込んである。
オレが○×を答えたコトへのレス数がリアルタイムで積算されていくのだ。
とんかつ、巨人はオレがアップしたものだが、「テキストサイト」「SOSペンペン」というのは人がアップしたものにオレが答えたから載っている。


きょう27日夕方「ヌューダの『ヌュ』」というコトをアップしてみた。
18時の時点で×5、○3。オレは字面が気持ち悪いので×。
○のコメントに
 「あえて意図的にだそうです。」
というのが出てきた。ソース付で。
こういう人が出てくるのだ。あえて「ヌュ」なのは百も承知の上で問うてるんだけど、
「あえて舌っ足らず表現」ではこういうことが伝わらないわけだ。(「あえて」だらけだね…)

簡易リサーチというかマーケティングという感じ。
「はぁ、世の中こういう人が結構いるんだ」
と感じるアホコメントを楽しみにするのもコトノハの楽しみ方の一つなんだろう。

単純なものほど手強い、ということを思い知らされるのがコトノハだ。
今回は画像ナシ。

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