2006.4.20
坂と桜と豆腐花

ケイタイカメラで撮った細かいものたちがたまってきたので、今回はオムニバス。


【V字編隊】

生まれ育った市川市は、成田と羽田という2つの大きな空港に挟まれた位置にある。
北には海上自衛隊の下総基地もあり、旅客機、セスナ、軍用機、ヘリなど、外で遊んでいるとしょっちゅう何かが空を通過していた。
ヘリや軍用機の編隊もよく通る。
写真は2004年10月のもの。当時のケイタイカメラではこの画質がせいいっぱいだったのでよくわからないが、
X字に交差する電線の上に画面右奥へ向かう形のVの矢印ができている。
軍用機のV字編隊。大きく後れて後ろに1機、扇の要のような位置にいる。
訓練であることはまちがいないが、V字編隊ってなんの意味があんのかね? 少々不気味だったので撮った次第。


【クリーンセンター】

これも2004年の写真。実家の近くのクリーンセンター…つまり清掃工場の内部だ。
スケールがわからないが、紙くずのようなものの中にパソコンのモニタがあるのがわかるだろうか? 500の数字の下のあたりだ。
とにかく、自分が落っこちたらまちがいなく全身打撲で死ぬ深さである。

清掃工場の建物を立体駐車場のようにぐるんと周りながら車で上がった先に、この「奈落」がある。
通常、市内を回った清掃車がここへ上がってきて、背中の荷台をせり上げて中のゴミを落としていく。

ここに、一般市民が車でゴミを持参して捨てていくことができるのだ。土曜の指定時間のみだったかな?
この日は古すぎてどうしようもないパソコンやオイルヒーターなどを捨てに来た。
ゴミを積んだ車にのったまま台秤に乗り、ゴミを捨てて出てきたときにまた秤に乗ることでゴミの重さを割り出し、料金が決定する。
ゴミは市民が手で投げ捨てるのでちょっとスリルがあるのだが、
パソコンをブン投げて、ちょっと間をおいて「ガッシャーン!」ってのは爽快だ。


【三郷にて】
ここからはつい最近のもの。
三郷はサンケイスポーツセンターでiFsの試合があり、いつも通る道を走っていて初めて気づいた店があった。
それがコレ。

いや、別になんてことないんだけど、Fsファンにすれば「阿久根鋼吉」をどうしても思い浮かべてしまう。
ただそれだけ。

このあくねの前の田舎道をどんどん進んで交差点を左に入ると、だだっぴろい空間が現れ、つくばエクスプレスの三郷中央駅がある。
つくばエクスプレス組を拾いに初めてこの駅を訪れた。
ロータリーにはこんな文字が…

業者がていねいに描いた感じが伝わってくるのだが、“降”の字のこざとへんが“B”風に描かれている。
ほかがわりとマトモななか、ここだけ端折った感大だ。
ただそれだけ(笑み)


【急坂駐車場】

職場と六本木通りを挟んだ反対側の裏道に、こんな駐車スペースを見つけた。
看板を読む限りネイルサロンなんだろう。
下り坂のわりに車止めは普通仕様で、ちょっと速度超過ぎみで行くと簡単にタイヤがまたいじゃいそうだ。
停められても、出るときは道路が見えず、またスリル満点っぽい。
いままでここに車を停めた勇気のある人(っていうかバカ)は何人いたんだろうか?


【都会の桜】

表参道駅から職場に向かう途中、立派な桜の木がある。
このところよく行くAtoZ Cafeという店があるビルの向かい側で、そこへランチを喰いに行ったときに撮った。
幾何学的な建物と桜との融合。なかなかステキじゃぁあぁりませんか。画質はともかく、お気に入りの一枚。
3月31日撮影。

AtoZ Cafeへ上がるエレベーターには気になるボタンがある。

「ひじょう」と書かれたボタン。見てのとおりなのだが…
「非常」の文字が読めない人に、「ひじょう」と言ったところで意味は通じないんじゃないかと思ったのはオレだけじゃないはずだ。
下の説明は普通の漢字で書いてあるし。

AtoZ Cafeについてはまた別の機会に触れる。
どんなとこかというと、こんなとこ↓だ…



【豆腐花】

桜の写真はPhotoshopでテキトーに色補正してあるのだが、今年の桜は白いなぁ、と薄々感じていた。
翌4月1日、親父の見舞いに我孫子市の天王台へ。
母と姉と合流し、駅からの送迎バスの中から見える桜を見ながら自然と桜の話になった。
すると、母が「今年の桜は白い」と言いだし、姉もそう思うと言う。家族そろって同じ感じ方をしていたのだ。
不安定な陽気のせいなんだろうか? 同じことを感じた人は少なくないだろう。

見舞いを終え、天王台から柏まで移動。
母が高島屋にある「糖朝」で夕食を摂ろうというのだ。
糖朝は香港からやってきた店で、名前のとおり中華スイーツが有名。でも、料理も出している。
単価が高めなので、なんかのラーメンを食べたのだが… 本場風の細すぎる麺はどうもオレには合わなかった。
せっかく糖朝に来たんならスイーツを喰おう、ということになったのだが、
基本的にマンゴーだったり、杏仁系のものは好んで喰わないオレ、選択肢がしぼられてしまった。
(バーミヤンではいちごアンニン喰ってるけどね)
そのなかでオレが選んだのが、写真のあずきののった豆腐花。
コンビニのデザートコーナーによくバカでかい豆腐花が置いてあるが、オレの中で正体不明なソレを買って食べようという気は起きなかった。
メニューの写真をみて、ほぼ豆腐であることを確認し、初めて食べる気が沸いた。

運ばれてきたのは「ザ・ベストテン」か「夜のヒットスタジオ」か? というような、ドライアイスが煙るステキな器だった。
右の写真なんか、神秘的でお気に入りだ(笑み)
これ、結構大きい。味のほうは、白いのはもう豆腐そのもの。ちょっと甘いシロップ的なものがかかっているのが豆腐との差だろうか。
ちょっと食べるにはおいしいが、さすがに最後は喰い飽きてしまった。
そのころにはドライアイスもすっかり消え果て、空しさばかりが残っていた。

糖朝に二度目の訪問をするのは、相当先になりそうだ…。

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