ゴールデンラッキー  2003.2.12

2001年に数本書いたコラム、2002年はまったく書かなかった。
ケイジバンがコラム欄代わりになってきちゃったから。
あまりに長文が多すぎるので、あとに残したくなって「ケイジバンログ」を設けたくらいだ。

実はこのコラムを書いてる時点で、2002年分の観戦記2試合分を書き上げてないままでいる。
あまりにほったらかしすぎていつ書いたって関係なくなってきたので、気が向いたときに書くことにしたが、一向に気が向かない(笑み)

新しいコラムができるのは、Fsや野球に関係ない話題ができたときである。
「コラム」を書くこと自体忘れていたので、そういうネタがなかったわけではないんだが⋯
今回はそれを逃さず、久々に書くことにした。

本題。
先週(今回からコラムにはタイトルのあとに日付を振ることにした。この場合はその日の前の週ってことだ)ある本屋でふと『ゴールデンラッキー』というマンガ本を見つけた。
“1994-1996完全版”と書き添えられたその1冊は、2冊分はあるブ厚いシロモノだ。
そのカバーに描かれたキャラクターの絵は、明らかに吉田戦車ににた「不条理」「シュール」のカテゴリー。
榎本俊二という作者名を含め、作品に関わることすべてを知らなかったのだが、ココロを刺激するそのカバーは私に迷わずレジへ運ばせた。

最近マンガ本はビニールカバーをかけて置かれていることが多いので、私は「ジャケ買い」することがままある。
カバーのキャラクターのかわいさのあまり、横並びに平積みしてあった1〜3巻をまとめ買いしてしまったのが『ケロロ軍曹』だ。
世ではそこそこ著名な作品なんだろうと予想するが、単行本買いでしかマンガを読まない私はどういう評価なのかは知らない。
買って知ったことは、『ケロロ軍曹』はオタクアニメ系雑誌である『月刊・少年エース』掲載のマンガだったということ。
描写はアニメ絵全開(例:前髪より手前にマユ毛がある 例:スクリーントーンとCG使いまくり 例:口調が「〜ですぅ」って奴がいる etc.)でちょっとヒクんだが、
それに耐えながら読み進めると、主人公のカエル系宇宙人・ケロロ軍曹のマヌケなキャラに自然に引き込まれてしまった。
ケロロがキントッシュユーザーであることも◎。
ま、これ以上話してもわけわかんないので、興味のある人は恥を忍んで買うことをおすすめする。
2003年2月現在6巻まで(下記画像キャプション参照)刊行。HPとかもあるはずだ。

↑ケロロ軍曹とその仲間。この画像は2004年1月追加 2003年刊行の単行本第7巻の初回完全限定版には5体のフィギュアと各キャラのアイテムが付いている。
 
フィギュアの大きさは隣のコカ・コーラのおまけキャップで推測できるだろう。
 4人に大幅に遅れてのドロロ兵長が7巻目にして初登場し「ケロロ小隊」が5人全員揃った記念のフィギュア制作だと思う。

 がケロロ。本文にあるとおり、最初の出会いはこの顔の表紙を見て本屋で思わず手にとってしまったことから。
 10月に出たらしいこの初回限定版、情報源がなく私は知らなかったが、12月の末にひょんなことで存在を知った。
 どこで売っているかもわからず、ネットで調べてみると意外にも通販サイトであっさりGETできた。調べてるときに知った話、どうやらアニメ放送化が決まったらしい。


ゴールデンラッキー』に話を戻そう。買い帰った夜、寝る前に読もうと思ったら表紙のタイトルのあとに“下”の文字を発見。
ゲ?
⋯ってことで上か上・中かわからんが、この巻より前の巻があることを知り、読むのをやめた。
何にも予備知識がない。ストーリー展開とかあるかもしれないし、キャラの進化とかもあるだろうし。順番が逆になるのはつまんないので。
前の巻をそのうち買いに行こう⋯


きのう11日は夕食をマック持ち帰りで済ませた。
マクドナルドは値下げのしすぎで赤字確定となって、100円を切っていたチーズバーガーとフランクバーガーを10日に100円オーバーに値上げしたばかりだ。
同時に、人気があるダブルチーズバーガーを逆に値下げすることによって「3歩下がって2歩進む」形にした。
買ったのはてりやきマックバーガーのセット+値下げしたダブルチーズバーガー単品。
セットのサイドメニューをナゲットにしたのだが、帰って袋を開けてビックリ。ナゲットが2ハコ入っていた。
もちろんナゲットを追加したわけじゃなく、店員がおまけしてくれたのだ。⋯いや、2品値上げのみそぎか?
実際は店員が1つ入れたのを忘れてまた入れちゃっただけだ。1コおまけだったらマスタードソースも2個あるべきだったが、1コしか入ってなかった。
ナゲットを10コ喰ったらかなり腹が膨れた。しかも2ハコめのソースは家にあったケチャップにしたんだけど、
そのケチャップがもうスズメの涙程度しか残ってなくて苦労した。それを見越したマックの高度なイタズラなのかもしれない。

ゴールデンラッキー』に話を戻そう。二度目だな、このセリフ。
きょう12日、神保町で『ゴールデンラッキー』の前の巻を探した。間違いないのは「書泉ブックマート」だ。
っても、神保町で他に入ることがあるのは「書泉グランデ」と「三省堂」くらいなんだけど。古本買わないから(笑み)
「ブックマート」はこれまたオタク系ビル(悲しみ) アイドル写真集のフロアとかゲーム攻略本のフロアとかコミックだらけのフロアがある。
この界隈にある専門学校に通ってたころ、マンガを探してるうちにここに入ったことがあったのだが、
2階から上は客がオタクばかりで気味悪く、息苦しくなってすぐに外へ出た経験がある。

そういえば去年の年末に64のゲーム『ゼルダの伝説・ムジュラの仮面』の功略本を探しに来たっけ。
2001年1月8日のコラムに購入した話を書いたこのゲーム、長い間やりかけで止まってたのを再開し、クリアをしたからだ。
功略本を読んで解くのはキライなのだが、クリアに関係ないサブイベントの数々を知る為にこのタイミングで手に入れたくなった。
ソフトが古いせいで、近所のどこを探しても全く見つからず仕方なくここを訪れたんだけど、
攻略本のフロアで3〜4種のムジュラ本を見つけて、予測もしなかった「選べる」という現実に感動した。

その時以来の来店。相変わらずオタク臭がプンプンしている(イメージ)
小向美奈子なんかのカレンダーで埋まる階段で3階へ上がる。「オレはアイドルを求めてここに来たんじゃないですよ〜」って顔をしながら(笑み)
階段を上がりきったところからまっすぐ進んでフロアを時計回りにナメいく。
ゴールデンラッキー』は前述のとおりブ厚い本なので、ない場合はすぐわかる。
その間、私の好きなマンガ家・中崎タツヤの未購入の単行本3冊をそれぞれ別の場所で発見。出版社で分けてあるので、こういうことがあるのだ。
ゴールデンラッキー』はフロアを半周して階段の脇に戻ってきたフロアのまん中にあった。階段から右に曲がればすぐ出会えたのだ。
上・中・下の3巻組が書棚の目線の高さに並べてあったので、広い背表紙に描かれたあの珍妙なキャラがすぐ目に飛び込んできた。
中崎タツヤの本3冊と『ゴールデンラッキー』上・中巻を持ってレジへ。
視線をそらしているうちに女店員の「¥2,038です」の声。
ん? ただでさえブ厚い『ゴールデンラッキー』に加えて中崎3冊もあるのに2,000円チョイってこたぁないだろ⋯。聞き違いか?
そういう気持ちで「え?」って顔をしてあげたら、「早くカネ出せや」みたいな空気に。万札を出すと、7,962円の釣りが返ってきた。
ほぼ7冊分になる本達は手提げ紙袋に入れてもらうことにした。女店員は5冊をどう入れようかと何通りかのパズルを組んだ。
女店員はその本たちを掴み・眺めている間にも合計額のおかしさにはまったく気づかず、何も言われなかったので私もそのまんま受け取り店を後にした。

帰宅してレシートを見返す。『ゴールデンラッキー』の上・中巻はやはりレジを通ってなかった。
税抜き1,200円が2冊、まるまるタダで手に入ってしまった。
きのうのマックのナゲットといい、世の中が私にサービスをしてくれているんだろうか?

ん、そうか! ⋯これって、ゴールデンラッキーなんだ。
あとはこれから読む『ゴールデンラッキー』が面白い作品であることを祈るのみ。

こういうのって、ホントは払わないとダメなのかな?

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