|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
W三井3勝3敗 L下柳7勝6敗 HR垣内5 高山久1・2(3) 松井13(2)・14(2)
|
|
|||
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
昨年10月7日以来の西武ドームだ。
前日ひゅるさんから「チケットがあまったのでどう?」と誘われ快諾。
なんとバックネット裏だという!
Soheyさん、のりさんと一緒に4人で観ることになった。
むかしっから「西武球場」のネット裏席はシートがVの字に並んでいて、
お姉ちゃん(なんて呼ぶのかしらない。サービス係)が飲食物を頼むと持ってきてくれる、というのは知っていた。
現地に着くと、いつものゲートとは違う方向へ向かう。レオライナー乗り場の脇にある警備員の立った門だ。
一塁側スタンドの裏にあたる、なんだか公園のような木の生い茂った通路を進んで行くと「ひみつの裏口(笑み)」に出る。
センターの裏からが来場メインルートの西武ドーム、通常どこの球場もメインゲートとなるネット裏ゲートは、
公民館の玄関みたいな地味ィ〜なところだった(笑み)。
しかし公民館の玄関の先には、濃緑の人工芝が映える広大な夢の空間が見える。ホント、へんてこな風景。
席番を聞かないうちに、先を行くひゅるさんに付いていく(ほんとはお姉ちゃんが案内するはずらしい)。
あれれ、どんどん下に下りて行くぞ… そしてたどり着いた席はなんと前から二番目! 近っ!(笑み)
席はまん中にテーブルを挟んで、2人-2人のV字に並んだ4人ワンセットだ。
シートはふかふかのクッション付。さすがにこのクッションはドームになってから付けられたんだろう。
屋根がない頃は雨が当たるからなかったはず。
ネット裏は傾斜がきついが、そのぶん背もたれも高く、映画館で観ているような感じだ。
ただ、私の座ったのはVの字の席のレフト側。
席が本塁より一塁側だから、体の正面が一塁側内野スタンドを向く。体を左にヒネリながらの観戦だ(爆み)。
テーブルはVの字の両端にもちょこっと付いてるので、全部フィールドに向けた設計で良かったのでは?と改めて思った。
試合前には、球場へ向かう西武線のあちこちにポスターの貼られていた「ツインバズーカ」、
カブレラとマクレーンがバックスクリーンホームラン賞のアベック表彰を受けた。
ローズにホームランランキングで逆転されたばかりのカブレラだが、その腕の太いこと太いこと! これもネット裏の醍醐味。
蒸し暑いこの日、カブレラはなぜかバワーズが着ているような「全身タイツのような長袖アンダーシャツ」を着ている。
西武のカラーだけに、上着を脱いだら「S」マークが胸にあるんじゃないの? 的ルックス(笑み)。
スーパーマンのコスプレをやらせたら絶対ハマるだろうな。顔も雰囲気あるし。
すでにスタメン発表が終わっている。ちょうど一週間前の6月24日に昇格してきた高山久が一番でスタメンだ。
4月14日、鎌ヶ谷でレフトへもんのすごいホームランをかっ飛ばしていたのを鮮烈に憶えている。
登録後、スタメンで出ることが多いようだが、一番に入っていることを見ても、期待の大きさと調子のよさが伺える。
よって、ひさびさの予言をした(笑み)
「高山はきょうか明日のうちに一発を放つ」
さて、プレイボール寸前の三井の投球練習。三井はルーキー左腕ということ以外、詳しい知識に乏しかった。
ネット裏2列目で見ているせいか、球が速く見える! やっぱりプロだからか?
しかし試合が始まってみたらすぐにわかった。
最初のストレートこそ139km/hだったが、すぐに140km/hを超えた。
ストレートはシュート回転気味だが、決して高いところに行かない。
井出見逃し・オガ空振りで連続三振。片岡に対しては148km/hが出た。速い!
その片岡は左中間へツーベースで出たものの、オバンドーはカブレラへのファウルフライ。
どうやら前回福島シリーズでKOした三井とは違うようだ。
Fsの先発はその福島で三井と投げ合ったシモ。その時は投げ勝った。
投球練習はやっぱり球が遅い(笑み)。もともと140km/hがやっとだから、当たり前っちゃぁ、当たり前だ。
シモも立ち上がりは上々、高山久・柴田を連続三振。松井もゴロで三者凡退だ。
2回表・ユキオ四球、藤島ヒットで無死一・二塁のチャンス。
バッターは金子だから、あきらかに送りバントの場面だ。
しかし、予想通り送りに行ったもののバントが決まらない。結局追い込まれて金子は空振りの三振だ。
つづく野口がお得意のゲッツーをやってしまい、一気にチェンジ。三井を攻めきれない。
3回表・二死からオガが柵越え寸前の二塁打。片岡も名手松井が裁ききれないショート内野安打で続く。
ここで頼みのシャーマンだったが…こんどはマクレーンへのファウルフライ。
四番がチャンスで連続内野ファウルフライじゃぁなぁ…。
「おおよそこういう試合はソロホームランで均衡が崩れる」
私はそんな予言をしてみた(笑み)。
3回裏・二死からの高山久の第二打席はまた三振。当たれば飛ぶはずなのに… ソロが出やすい場面ではあったが…
予言は当たらないか? もちろんFsが勝つ前提だけどね(笑み)。
4回表・先頭ユキオまた四球、これを藤島がしっかり送りバント。
今度こそ、と思ったが、金子はファーストフライがやっと。野口は最悪の見逃しの三振。
鋭いナチュラルシュートのかかったストレートとキレのあるスライダー。三井、おそるべし。
5回表は二死からオガがこれまた松井の裁けない内野安打で出塁するも片岡は空振り三振。
これまで5安打3四球なのにFsは1点も獲れない。
これに対し、4回までノーヒットピッチングのシモ。
四球こそあるが、レオキラーということもあり記録を匂わせるピッチングだ。
そして試合が半分を過ぎた5回裏、記録が消えた…
どころか、最初に打たれたヒットは垣内のセンターへの一発だった!
やっぱりソロだった。0-1。
シモの投球内容は三井の倍の良さだったのに、ホームランというのは恐ろしい。
この後、続く赤田がすかさずセンター前ヒット。
二死二塁となって高山久の第三打席は死球(笑み)。きょうは打たないか…。
6回裏・序盤にフェンス際の飛球をファインキャッチしているライト・藤島のところに松井の打球が飛ぶ。
藤島は気をよくしていたのか、フェンス際へ深追い。
クッションボールを待つ体制をとらなかったために、フェンスで跳ね返った球は遠い所へ…。
どうにかサードへ送球したものの、松井の脚には叶わなかった。二塁打ですむ当たりをみすみす三塁打にしてしまった。
ここで迎えたカブレラ。さすがに暑かったのか、いつの間にか半袖になっていた(笑み)。
これが功を奏したか、ライトへ犠牲フライ。0-2とされる。
7回表・杉本コーチ登場。なんと三井交代。出てきたのは青木勇人だ。どうも私の中では敗戦処理のイメージなんだが…。
いまや「ハヤト」といえば中村隼人だが(笑み)、この場面で出てくるってことは、こっちのハヤトも調子がいいようだ。
「しめた」と思った。Fsにしてみれば、点を獲れそうで獲れない三井より、こっちのほうがいい。
先頭・野口の代打・上田がレフト前ヒットでさっそく口火。
んが、次の奈良原はピッチャーゴロで併殺…。井出も凡退であっさりチェンジ。
7回裏・中嶋、代打・村上と連続三振を獲ったシモ、ふたたび二死無走者で高山久を迎えた。
そして、この打席でこれまでファウルしかなかった打球がはじめてフェアゾーンに飛んだ。
レフトフライ。フラフラ…あれ? フワフワ〜…あれ? 入っちゃったよ! 出ちゃった!(笑み) 0-3。
やっぱり最初の予言も当たった。鎌ヶ谷で見たような弾丸ライナーにはほど遠かったが、ホームランはホームランだ。
これがなんとプロ入り1号だったという。あとで調べたら、高卒2年目・去年は4試合しか出てなかったんだと。
もっと長くやってるんだと思ってた。そういえば背番号1って、おととしブロッサーが付けてたっけ。
続く柴田がまたもや一発の直後の出塁となるレフト前ヒット。松井を迎えてついにシモはKO。運がなかったなぁ。なんか。
二番手は井場。この日一発を打ちそうなメンツの一人に私は松井を挙げていた。シモからよく一発を打っているからだ。
井場に代わったものの、どうも出そうな気がしてたまらない。
相変わらずストレートが速い井場。しかし球が上ずっている。
松井は見逃さなかった。いや、誰に投げてもホームランボールという甘〜いストレートが行ってしまった。
打った瞬間それとわかる完璧なライトへの一発。0-5。あ〜あ、ブチ壊し。
シロウトの私だが、松井のところで井場ってのはどうも…と思わずにはいられない。
こうなってしまうと、続くカブレラも打つだろうと思ったが、四球だった。カブレラの神通力も大分落ちてきた。
マクレーンは井場の唯一の芸である、速球での空振り三振でこの回終了。
8回裏・今季初登板、登録されたばかりの黒木が登場。
年々ヒジが下がってきて、スリークウォーターとサイドの間くらいの投げ方になった。
悲しいのは、ストレートの球速まで下がってしまったこと。
数年前は今の井場と同じような「ストレートが滅法速いが、大した変化球がない」というタイプだったが、
この日の球速は140km/h弱がやっと。なかなか140を超えないのだ。
毎年セットアッパーとして投げてきたが、今年これまで上に呼ばれなかったのがわかるような気もした。
途中出場組・大友のヒットと小関の四球などで二死二・三塁となって、高山久の第五打席を迎えた。
黒木のストレートはやはり速くならない。そしてまた驚かされた。
高山久はまたもレフトフライ。フラフラ…あれ? フワフワ〜…あれ? 入っちゃったよ! また出ちゃった!(爆み) 0-8。
こんどは前より少し当たりがよかったが、やはり滞空時間の長いホームラン。こんどは3ランだ。
続く柴田がまたもやまたもや一発の直後の出塁となるレフト前ヒット。松井を迎えて…
これまでは前の回とおんなじ(笑み)だが、もうこの点差では投手は代わらない。
球速が遅い以外は井場となんら変わらず、前の回のVTRを観ているようだ。
ってことで、松井は当然甘いストレートを叩いて当然ライトスタンドへブチ込んだ。0-10。
もはや何のオドロキもない。うちら4人も何の言葉もなく松井のベース一周を見るだけだった。
2イニング連続同じコンビのアベックホームランってのは今まで聞いたことがない。
カブレラは力みすぎでピッチャーゴロ。黒木は1イニングを5失点で終えた。
悲しいが、これでは上にはいられないだろう。
私の「あした二軍落ちだな」の予言が翌日現実になったのは言うまでもない(苦笑)。
今、球の速さだけで勝負しているといっていい井場が数年後こうならないように、早いうちに変化球を増やしたほうがいいだろう。
唯一の武器の球威が落ちたときに勝負できる球がないというのは、今の小林幹英や平井がいい例だ。
8回・9回、Fsは相変わらずランナーを出すが、8回シャーマン・9回は島田がそれぞれ併殺。
橋本-デニー-水尾のリレーからも1点も獲れずに試合終了。んも〜どうしようもない。
西武は今年お得意の5投手での完封リレーだ。
結局Fs11安打無得点・西武10安打10得点という情けなさすぎる結果となった。
Fsは4併殺ながら残塁が8もあり、どれだけ走者がムダになってるかがわかる。
こういう試合展開って疲れるなぁ。この観戦記だって、すんごく長くなってるし(爆み)
しっかし、高山久、すごいや。オレが見込んだだけのものはあるぞ(爆み)
【●●●今季観戦通算 3勝9敗 勝率.250●●●】