イチローに1厘差に迫る!


2000.7.20 Thu.
パ・リーグ公式戦
F-Bu 18回戦[東京ドーム]
◎6-0
W清水4勝5敗 L前川5勝10敗 HR井出9(3) 


きょうは清水が先発。
今季3年目でやっと一軍の戦力になった彼だが、過去の観戦記の通り、私はプロ初勝利・プロ初完投(これも勝ち)をともに生観戦した。

ガンと違って、こっちの相性はバツグンだ。
しかし、最近の清水はピリっとしてなかった。数字も3勝5敗といつの間にか負けが先行している。

近鉄前川西武から4勝、オリックスから最近やっと1勝をあげたばっかり。
まぁ、こいつにはやられそうな気はまったくない(笑)。きょうは絶対勝てるぞ。
 

清水の立ち上がり。いきなり平下にストレートの四球。
2・3回も四球の走者を出すが、ヒットを浴びない。
前にも書いたが、ピンチで浴びたイイ当たりが、野手の正面やファインプレーでヒットにならないのだ。
なにか運をもっている、この男。

4回にノリ様(他意ナシ)にレフト前にやっと初安打される。
が、4回以降、無四球。アメリカで修得したフォークがキレまくり、打者のタイミングを崩す。

Fs打線は1回に2点、3回に1点で3-0のまま7回を終える。

1回に抜かれそうなライナーを好捕したセンター・井出はこのところ3番を任されている。
オバンドーの骨折、ウィルソンのスタメン落ちなどで打順が上がったのだ。
小笠原を3番にしたこともあったが、開幕当初の1番といい、彼の場合2番を離れると打たなくなる。
2番の居心地がかなりいいようだ。
…と、いうこともあったかなかったかは知らないが、一発も増えてきて、
打率が好位置でキープされている井出が3番に入るのは自然だったようだ。

8回・二死二塁から小笠原が敬遠された。これに燃えた次打者の3番・井出は、
見るからにホームランを打ちに行ったような、アッパー気味のスイングで左中間上段に3ランを叩き込んだ。
一塁を回って、力のこもったガッツポーズが出た。

これで試合が決まった。
前回観戦したとき毎回のように流れた近鉄のチャンステーマは7回だけだった。
9回には過去の在籍選手・ブライアント石井浩郎のテーマを流すなど、レフトスタンドも食傷気味。

終わってみれば、ノリ2本、藤井1本の3安打。清水は見事なプロ入り初完封を遂げた。
また、清水の「プロ初」を観たことになる。

試合中、点が入るたんびにヘラヘラ喜んでいた清水は、インタビューの時、やっぱり涙を拭いていた。
ほんと、泣き虫(笑)。

これで前半戦終了。
私の観戦勝率は.389で終わった。
イチローの打率は.390

…1厘差かぁ。って、打率と張るほどの勝率っていったい…。
 

●●●今季観戦通算 7勝11敗 勝率.389●●●



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