じゃぁ、どっちなんだよ?


2000.7.1 Sat.
パ・リーグ公式戦
Fs-L 13回戦[東京ドーム]
○4-3
W下柳1勝1敗 Sミラバル1勝2敗13S L潮崎2勝4敗 HR松井10 奈良原2 


下柳が今季初先発。
通年通り中継ぎでスタートした今年、重要な場面で登場して結果を残せない試合が多かった。
そして屈辱の不振による二軍落ち。
下では先発中心に登板。新たな可能性を求めたのだろう。

調整をして、一軍復帰。上でも先発を任された。

悪い下柳…というよりいつもの下柳のイメージは、四球でランナーを背負ってドカンと一発…という感じだ。

とりあえずは、コントロールが重要要素。守っている野手陣の打撃にも影響する。

しかし、フタを開けてみたら予想とまったく違った結果だった。
打線低調でもある西武打撃陣は、なんと7回を3安打に抑えられてしまった。四球も2つだけ。
なによりコントロールが安定していたので、いつもと違う下柳に対してどんどん手を出して引っかけてくれた。
下柳3-2と1点リードの7回終了で降板。

その裏、前の打者・野口がこの日三度目の併殺打。
下柳を援護したい女房役が、この日チャンスをもののみごとにつぶしてきていた。
しかし、次の打者・奈良原がなんと弾丸ライナーの2号アーチ!
本人もビックリの当たりでベンチは大盛り上がりだ。
もし野口が出塁していれば、代打を送られていたかもしれない。
これで4-2

8回1イニングは故障気味で中継ぎ調整中の関根が三者凡退。
9回、ミラバルを投入も1失点。
奈良原の一発がとっても貴重なモノになった。

で、結局ミラバルは1点で踏ん張って4-3で辛勝した。
 

試合後のヒーローインタビューは投打のポイント、下柳奈良原だった。
守備固めと左のワンポイントリリーフ、この二人がこの場に上がるチャンスはなかなかなかった。
当然、この日が二人とも今季初だったが、面白い因縁が発覚した。
この二人、なんと共に1968年5月16日生まれ。まったく同い年なのだ。

二人とも「とっつぁんボーヤ」のビジュアル面。
「え〜? この二人が同い年? 見えないな〜」と言いたくなるが、
じゃぁ、どっちが年上に見えんの?って言われると、その答えようがない(笑)。
 

●●●今季観戦通算 6勝10敗 勝率.375●●●



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