不信vs不振


2000.5.28 Sun.
パ・リーグ公式戦
Bu-Fs 11回戦[大阪ドーム]
○5-3
W立石1勝 Sミラバル1勝2敗8S L高村1勝1敗 HRローズ12 


夜寝るのが遅かったので、ホテルのチェックアウトはリミットの11時だった。
朝昼兼用でしっかりした食事をしたい。

と、いうことで、なんばの「くいだおれ」に行く。
「くいだおれ」はいろんなフロアがあるが、結局1階の「レストラン」に入る。
メチャメチャふつうのネーミング。

スペシャルセット、1,280円(くらいだったはず)を注文。
ステーキ、ハンバーグ、エビフライ、スパゲッティが盛られている。
ステーキはペラペラ。ほかも中の下くらい。う〜む。得してるのか、損してるのか?…この1,300円弱。
そういえば、もう少し高いセットに「好きやねん大阪」というのがあった。
父子連れが注文していた。「…それから、好きやねん大阪ひとつ」(爆)。アホくさ。

まだ試合開始まで時間があるので、地下鉄とニュートラムに乗って、大阪港の方へ行ってみる。
って言っても、乗ってるだけだけど(笑)。

なんばから地下鉄四つ橋線で住之江公園に出て、そこから外へ出てニュートラムに乗る。
東京のベイエリアと同じで、銀色の未来的なデザインの建物など似た風景がチラホラ。
その中に、気になる施設があった。屋内プールだ。
その名も「大阪プール」。おい、何じゃそりゃ?
「くいだおれ」のメニューといい、工夫のかけらもない。わかりやすいといえば、それまでなんだけど…。

大阪って、どこかアメリカ的である。わかりやすい。というか、わかりやすすぎでつまらないのだ。
「NBAのマイケル・ジョーダンがレストランを開きました。店名は『マイケル・ジョーダンズ・レストラン』…」
も、そのまんまやん。(ツッコミは関西弁だったりする)
ま、わかりにくいよりはいいのかなぁ…。
 

さて、試合(笑)。
前回の登板でロッテ相手に9回を無失点と好投した立石が先発だ。
そのときは相手の小野も9回無失点、どころか、12回いっぱいやっても両チーム無得点でドローだった。
今回は打線が援護をして、勝たせてあげたいところ。

3回までに2-2となってから、膠着状態。
立石は球が荒れながらも、要所でシンカーが鋭く決まる。
近鉄の先発・高村も速球が冴え、好投。

調子がいい立石だが、前回に続いて、相手投手も好投。これが逆にいい刺激になっているのだろうか?
昨年の敗戦処理のときのピリッとしないピッチングとは大違いだ。

7回表・Fs金子のタイムリー三塁打で2点をリードした直後、中村が絶妙のスクイズ。
精神的にもダメージの大きい3点のリードを奪う。

立石はその裏、右手中指のマメがつぶれ、降板。黒木に後を託すが、この回1点を返される。

この後、近鉄は、新戦力・奈良-ウォルコットが8・9回を1イニングずつ締める。

Fs原田を挟み、8回途中からミラバル登場。
ことしのFsのリリーフとしては登板間隔が空いていたので、早めの登場となった。

9回裏・2点リードで二死。ランナーをひとり置いて、2番・大村のカウントは0-3まで来てしまった。

ミラバルをイマイチ信じられないFsファンの目には、大村が四球で出て、
中村がサヨナラ3ランという図式がいやでも浮かんできた…。

しかし、そこは不信vs不振。
前日ヒーローインタビューだった大村だが、打率は.200ひとケタ台。
ここまでヒットがなく、代打を出してもいいところだった。
0-3からファウルを連発し、結局追い込まれて2-3。内野ゴロに討ち取られ、ゲームセット。

恐ろしい中村には回らなかった。
不信vs不振は「不信」の勝利だった(爆)。
 

立石はマメ降板だったが、後続がなんとか凌いで今季初勝利。
9回はヒヤヒヤもんだったろう。

ガンちゃん関根が不振。
金村オーミーはリタイヤ。
新谷は私の予想が当たって(爆)5月終盤に息切れ。建山は中継ぎ降格。
…この情けない先発陣を救うのが、立石であり、清水だ。

次回は、清水に続いて、立石の完投勝利を期待しよう。
 

26000円もかけて行った大阪。勝ってよかった。
朝ホテルを出てから好天の中持ちっぱなしだった傘が、邪魔くさかったが…(笑)。

●●●今季観戦通算 5勝9敗 勝率.357●●●



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