ロッテはお客様


2000.5.19 Fri.
パ・リーグ公式戦
Fs-M 6回戦[東京ドーム]
○7x-6
Wミラバル1勝2敗7S L小林雅1勝4敗 HR初芝4(2) 井出1(2) 片岡4 


この日は恒例『フライデーナイトフィーバー』ということで、C席が特別割引の1000円。
東京ドームの試合中はガンちゃんがCFに登場する。
実際は、ガンちゃんは土曜に投げるローテーションなので、
『サタデーナイトフィーバー』のほうがしっくりくるんだが…。
…これって、そのまんまじゃん(笑)。
パ・リーグだから、土曜はデーゲームも多い。「ナイト」もちょっとハマらないか。

金曜なので、仕事がある。試合開始からは観られない。
ドームに入った頃には1-0でリードした3回だった。

田口がスタメンマスクを被っている。
今年のスタメンは記憶にない。定かではないが、たぶん初めてだろう。
正捕手・野口はケガをしたわけでもなく、リードに変化をつける意味での田口起用だろう。

また、高卒2年目の實松がこの日初めて一軍ベンチ入りした。
野口田口だけだった捕手陣だが、やはり三人目が必要なのだろう。實松の勉強の意味もあるのかもしれない。
試合に出るところを見たいが、展開が余程悪くないと出番はないだろう。
できれば観に行った試合では出て欲しくないような感じだ(笑)。
 

先発は関根ロバーツだ。
ロバーツは春のキャンプ中にテスト入団した左腕。
シーズン当初は中継ぎだったが、ロッテが先発を総入れ替えに近い形で中継ぎと入れ換えた中のひとりだ。

球速は速くないが、ムービングファーストボールだろうか? 甘そうな球だが、打球が芯を喰わない。
素直なストレートは投げていないような感じだ。

関根は持ち味だったコントロールが、ここ2年、どんどん悪くなっている。
ストライクを獲りに行くと、高めに打ち頃のストレートが入る。そのため、毎試合ホームランを浴びる。
3回をなんとか無失点に切り抜けたが、4回、不振の初芝に2ラン。

ロバーツもこの日はコントロールが悪い。
4回、2点先取された直後、四球などで満塁に。ここで小笠原が走者一掃の二塁打。
6回は井出が今季第1号の2ランをライトに運んで6-2ロバーツをKOした。
今季5試合の対戦で負けなしのロッテ戦。これで誰もが勝ちを確信した。

関根は6回途中で勝ちの権利を持って降板したが、後続が良くない。
いつものお決まり・生駒-下柳黒木の中継ぎ陣がそろって不調。
8回・ランナーを背負って出たミラバルも打たれて、気づくと6-6の同点になっていた。

9回はミラバルが三者凡退に抑え、いい雰囲気で9回に。
1番からの好打順だったが、井出小笠原と凡退。
7回に走塁ミスでチャンスをつぶしてしまっている片岡に回る。
私は「片岡、はたらけ〜!」と内野席で叫んだ。いい場面でいっつも凡退してるイメージがあったので。

「こういうオイシイ時だけ打つんじゃないの〜?」と話していたその直後、
もの凄い打球がレフトスタンドへグサッ! サヨナラホームランだ!
予言も当たってしまった!

割と控えめな片岡だが、ヒーローインタビューの前後、かなりの喜びを体現していた。
「今まで打てなかった分をここで打とうと思った」というコメント。
気持ちはわかるが、もうちょっとコンスタントに打ってほしいなぁ。不動の3番打者なんだから。

これでロッテ戦今季6戦6勝。もはや負ける気もしない。
ロッテ戦は客も入るし、まさにお客様だ(笑)
 

おまけ(笑)
この日、元Fs河野が1イニング登板した。
そういやぁ、名前聞かなかったなぁと思ったら、やっぱり今季初登板だった。
往年の速球はまったくなくなっていたが、変化球主体でなんとか無失点できりぬけた。
次の試合先発の岩本ツトムの18番は、彼がつけていたのだ。
まったく懐かしい限りだ。ほかのチーム相手のときは、頑張ってほしいなぁ。

●●●今季観戦通算 3勝6敗 勝率.333●●●



2000年トップへ 観戦記メニューへ Top