もう、来んな!


2000.4.21 Fri.
パ・リーグ公式戦
Fs-L 3回戦[東京ドーム]
×1-5
W竹下1勝1敗 Lオーミー1勝1敗 HR赤田1(2) 


仕事が忙しく、終電にも間に合わない日が続いた。
東京ドームでナイターがあっても、なかなか仕事を終えて観に行くことができなかった。

この日は、やっと仕事に間ができてきたので、思い切って18時の定時にあがって観に行くことにした。
ホントだったら疲れてるので帰って寝たいところだが、松坂が予告先発とあっては、行かないわけにはいかない(笑)。

ことしの東京ドームのFs戦は金曜のゲームは「フライデー・ナイト・フィーバー」ということで、C席が1000円になる。
去年は、毎月4日が1000円だったが、日程の構成上、いつも4日が東京ドームとは限らないので、
こういう形に替えたのだろう。週末の夜を選んだのは、いい選択かもしれない。
松坂がらみが大きく、売れ行きは好調だっただろう。
観衆は33000人。平日のFs戦としては異例中の異例だ。

1回の裏に入場できた。
と、いうことは、Fsがチャンスを迎えていた。
ランナーを2人おいてウィルソン。しかし、三飛でチェンジ。どうも松坂の調子はよくないようだ。
2回、ユキオがもうすこしでホームランの三塁打を放つ。
上田のタイムリーですぐに得点。
このところ、やっとこさ出番を得た上田が当たっている。井出が戻ってくるまでは、ガチガチのスタメンだろう。

この後、例のアクシデントが起きた。
1番石本上田を3塁においた場面で浅い左飛。
タッチアップに備えてホームのベースカバーに入った松坂が右足首を捻挫してしまった。
外野の返球に客の目が行っていたころ、松坂はすでにうずくまっていた。
結局、そのまま降板。先発もこなせる竹下が急遽リリーフに上がった。

平日のナイターの2回裏。会社帰りの客がまだ増え続けている時点で松坂がいなくなってしまった。
松坂目当ての客には、なんとも、もったいなかった。

さて、Fsの先発は、この観戦記でも私が期待しているオーミー
スピードがないので、コントロールが勝負の投手と言ったが、そのコントロールがこの日は全然ない。
0-3というカウントを何回見たか…。
2失点ながら、5回途中で降板。イマイチ信頼されてないようだ。

4/1の開幕戦で変わりっぱなにウィルソンに一発を浴びた竹下は突然の出番ながら、3回1/3で無安打・三振5と好投。
緩いカーブはファールにするのが精一杯。その後にくるストレートに威力があって、まったく歯がたたない。
その後のディアス-橋本-の3投手からもFs打線は無安打。

1-2の膠着状態のまま、8回。
ことしいい扱いをされてない、途中から代走で出場していた小関に替わって、代打・赤田
小関も落ちたもんだ」と思っていたのも束の間、下柳の初球を軽々レフト上段へ一発。
プロ入り初アーチが、貴重なダメ押しとなった。

9回にも西武は1点を加え、ジ・エンドだ。

松坂の急な降板後にヒットが出なかったのは、まことに悲しい。
 

この日の観戦席は一塁側のベンチのすぐ後ろのS席。このあたりはコアなファンが多いのだが、ヤジも多い。
5〜6列ほど後ろで観ていたオヤジが、何かと大声でボヤく。
Fsが攻撃中は、「カタオカ、気合い入れろ」とか、「オガサワラ、今年は大振りすんな」とか。
守備中は、ピッチャーがボールをとられると、「ノグチ、こわがんな、勝負しろ」とか、
「ヤマモト(主審)、どこみてんだ」とか…。
なんか言うのは別に構わない。ヤジだってプロ野球の付き物だから、おもしろければよい。
ただ、読んでわかるとおり、ヒネリもクソもなんにもない。しかも、結果をみたまんまのことばっかり。
話によると、結構観に来てるらしい。
毎試合、観に来るたんびにああいうつまんないヤジをとばしてると思うと、ホントに腹が立つ。
まわりの客も終盤になると、試合展開もあって、オヤジがなんか言うたんびにニラんでいた。

考えろって言っても、わかんないんだろうな。周りが見えてないし、自分がみてることも理解できてない。
中村ダイレクトのバックホームで小関を刺したときも、「カットがよかったよなぁ」なんてヌカしてる。

あいつのおかげで、つまんない試合が、なおさらつまんなかった。
もう来んな!

ところで、今季3試合目の観戦で3連敗。
この私も「もう、来んな!」なのかもしれない(自爆)。



2000年トップへ 観戦記メニューへ Top