あぁ、ガンちゃん…


2000.4.1 Sat.
パ・リーグ公式戦
L-Fs 1回戦[西武ドーム]
×5-6
W1勝 Lミラバル1敗 HR高木大1(3) ウィルソン1


さぁ、待ちに待った公式戦の開幕! 幸先のいいスタートを切りたいところだ。

昨年の春先以来の西武ドームでの観戦。内野席は初めてだ。
11時過ぎに到着。やはり開場前で行列ができている。プレイボールは13時半だ。
川崎・MLB(東京ドーム)で慣れたので、行列はなんともない。

西武ドームは外周通路がスタンドの一番上にある。ホームの後ろが一番高所。
外野の裏が入り口なので、内野へ向かって指定された縦通路の番号を探し、徐々に坂を上がっていく。
トイレなどはその外周通路の外なので、ホームベースに近い席ほど、長い距離を歩く羽目になる。

内野席指定席は薄手のクッションがついていて、座っていて疲れない。
東京ドームのS席もモケットが張ってあるが、ないところとそう変わらない。
ここのほうがいくらかラクだった。

試合前の練習。プロ野球ニュースの新キャスター・大橋マキが取材に来ていた。メチャメチャかわいい。
じつは、3/4の鎌ヶ谷でも間近で見たのだが、そのときよりかわいかった。
あとで考えると、鎌ヶ谷ではカメラ前に立つ仕事ではなかったので、普段着メイクだったんだろう。
この日は撮影をしていたので、しっかりした髪型とメイクだったのだ。
 

始球式は伊達公子。読みようによっちゃぁ、「ハム子」だから、西武よりもFs側の人選っぽい(笑)。
でも、どういう経緯でハム子が選ばれたのか? 謎のままである。

 ちなみに、Fsの本拠地開幕戦・4/4のオリックス戦では
 涙もろいピンポン女(爆)・福原愛が始球式を行う。
 ドームのスタンドに、「泣け」プラカードが何枚出るか、たのしみだ…。
 こいつの所属するミキハウスから初めてのプロ選手吉崎Fsに入った縁での人選らしい。
 

試合は松坂岩本の両エースが先発投手。

岩本は3年連続開幕戦完封勝利の新記録がかかっている。
が、1回・エラーなどもからみ、いきなり二死満塁のピンチ。
しかしここで高木大を145km/hのストレートで三振に討ち取る。
その後、6回まではゴロの山を築き上げ、いいペースに。

いっぽうの松坂は、4回にウィルソンのタイムリー、
6回はサード・フェルナンデスが真上に上がったフライを取り損ねる信じられないエラーで2失点。
7回は石本のタイムリー二塁打で3失点。この回で降板となった。

ことし西武に来た新外国人野手・フェルナンデスジェファーソンは二人とも大物。
とくに、フェルナンデスはMLBで2000本安打を達成している。昨年はオールスター・ゲームにも出場した。
中日ディンゴも同じく昨年出場。ひとり来てもすごいのに、二人も来ちゃったんだから。もっとすごい年だ。

そのフェルナンデス。帽子の被りが浅い。ポリシーなんだろう。
プロだから、アタマが大きいだけなら、それなりのサイズのものを用意するのが当然だ。
ほとんど乗っけてるだけ、という感じ。守備機会があるたんびに帽子が落ちる。
3アウト目を自分が裁くと、落ちた帽子には目もくれずベンチへ帰る。
それを松井が拾って持っていってやるのだ(笑)。

6回の大チョンボ。マウンド上に上がったフライを余裕の顔で捕るつもりだったのに、ポロっ。
だれも持ってきてくれない自分の帽子を、とぼとぼと三塁ベース前に拾いに行く。
37歳・バリバリのメジャーリーガーのプライドが音を立てて崩れた瞬間だった。
 

3点のリードをもらった7回裏、岩本ジェファーソンにひさびさのヒットを浴びる。
続く鈴木健の当たりは右中間への飛球。俊足右中間・井出石本が追いかける。
ここでこの2人が交錯! 井出は額を打った挙げ句、足も痛めて退場となった。
石本は交錯後すぐに起きあがって送球。意外にもランナーは2・3塁にとどまって、失点は防がれた。
「やはり、これも開幕戦連続完封投手の運か」、そう思われた直後、
1回のピンチに抑えた高木大に甘い変化球を狙われ、同点3ランを浴びる。

8回表、二番手・左腕の竹下の替わりっぱなをウィルソンがホームラン。
昨年開幕から6試合でヒザ痛でリタイアした頼もしい助っ人が帰ってきた。1年半ぶりの一発だ。
これで4-3と再リード。

これで気をよくした岩本は8回を簡単に切り抜けガッツポーズ。
勝ちが見えてきたと思っていると、9回表の攻撃中、
さっきまでブルペンにいたミラバルがベンチ前でキャッチボール。
どうやら岩本を完投させず、ミラバルに試合を託したようだ。

が! この投入が大裏目になった。コントロールが悪い。ヒットも打たれる。
またもや高木大に打たれ、同点に追いつかれてしまう。
ついに、岩本の3年連続開幕戦勝利すらも消えてしまった。

同点で抑えた直後、延長10回表・野口のタイムリースリーベースが出る。
派手なヘッドスライディングとガッツポーズ。こんどこそ勝利だ。…のムードだったんだが。

10回裏・なぜか続投となったミラバルはまったく良くならず、満塁に。
清水の代打、ルーキー・貝塚に押し出し四球を与え、また同点。
もう、勝てる予感は消えた。今さらながらピッチャーは下柳に交代。
鈴木健にあっさりセンターに打たれ、万事休す。
想像もしなかった、サヨナラ負けとなってしまった。

試合後、岩本は交代が不満だったことを漏らした。
大島監督もスタートしたばかり。采配もまだまだこれから、といったところだ。
 

さて、この日印象に残ったのが、フランクリン
2回、頭を越えそうな左飛を背中方向にダイビングキャッチ。そのまま外野フェンスを駆け上がった。
強肩以外は常に不安視されているその守備だが、やるときはやるんだというところをアピールした。
それでも、終盤は守備固めを出され交代。10回裏前、レフト中村のキャッチボール相手をしに出てきた。
助っ人がこの「相手」をしにくるのは異例だ。
おもしろいのは帽子を被っていないこと。スキンヘッドが丸見えだ。
キャッチボールが終わり、どうもボールをスタンドに投げそうだったんで、
3塁側内野席にいた私は早めに立ち上がって、「マイカ!」と叫んで両手をふってアピールした。
すると、こっちにちゃんと投げてくれた。
エサをまかれた池のコイのように、まわりの客も手を伸ばすが、私が両手でしっかりキャッチした。
なかなかのコントロールだ。まぁ、私に向かって投げたかどうかは知らないが(笑)。



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