ネムい。ネムいぞ。


2000.3.19 Sun.
Fs-C オープン戦・サントリーカップ[東京ドーム]
×0-12
W河内1勝 L金村1勝1敗 HR新井2(2)・3(2)


3連休観戦3連戦の2戦目。きょうもサントリーカップ(セ・パ交流戦)なので、相手はセの広島
昨日の阪神中日とウエスタンテリトリーの3チームが東京ドームにやってくるわけだ。

やはり、似たような話題にしても世の中の認知度が違う。
今日の広島の先発はルーキー河内。140km/h台の速球を投げる左の本格派だ。
試合前の先発投手発表で河内の名が出ると、ドーム内が大歓声。
じつは、私自身、この投手のことをほとんど知らなかった。勉強不足。名前は何となく耳に入っていたが…。

対して、試合最終の場面で出てきたFs田中賢にはパラパラの拍手。
まぁ、Fsでも正田が出るときは、大歓声マチガイなしだろうが。

そういえば、先発投手発表の前、フリーバッティングをしていたのが新井
鋭い当たりを左右に飛ばしていた。テレビのキャンプニュースでも各局「今年のイチ押し」で扱っていた。

さて、Fsの先発は、きのうの観戦記で「好投期待」と締めた金村
が! 何が起きたか。3回8安打7失点。早々の降板となった。
ふつうの大量点というと、エラー・四死球がからんだところにドカンと長打、というのが多い。
しかし、金村が投げた3イニングは、エラーも四死球もナシ。つまり、すべて素(す)に打たれた失点なのだ。
微妙なコントロールが効かず、スライダーでストライクがとれない。リードも悪かったのか?
女房役のバリバリの正捕手・野口金村降板後の打席ですぐに代打を送られた。
ココロのエースが岩本なら、実力のエースが金村
そのエースが、前2週の好投がウソのような惨劇となってしまった。
逆に前2週ボロボロだった岩本と入れ替わってしまった。
2人とも調子がいいのが当然理想なのだが…。

1回に金村が一発を浴びたのが例の新井だ。右中間スタンドへ運んだ。3回にはライトへ二塁打。
新井は5回にFsの二番手・高橋憲からもやはり右中間へ一発。きょう6打点。
右打者だが、ヒットがすべて右方向。しかも、強い当たりだ。清原のいい頃に似ている。
 試合前の練習のイメージから「こいつはこわいぞ」と私が言った瞬間に1回の一発が出た。
 じつは、きのうの矢野の一発の寸前にも「こわいぞ」と私は言ってるのだ。
 ああ、結果が見えてしまう私が怖い…(爆)。
新井は話では、守備がどうしようもないらしい。きょうもDH。開幕スタメンはあるのだろうか?
広島前田が2本の二塁打。チームも15安打を放った。
また、木村拓也森笠福地といった控えクラスもヒットを重ねた。
木村拓はもともとFsにキャッチャーとして入った選手。
今は内外野をこなすユーティリティープレイヤーとなった。
今季新人で木村一喜が入ったので、「キムラタクヤ」とコールされるようになった。

投手。高橋憲は4回は3人で片づけたものの、5回だけで5失点。
今季大量補強された左投手陣の中で、1軍に生き残ることができるのだろうか?
つづいて3番手・生駒は7回に満塁のピンチ。これを三振で切り抜けて、なんとか3回を無失点で抑えた。
最後はま〜た原田。このところ観るたんびに出るので、見飽きてしまった(笑)。こちらも無失点。

広島の投手リレーはなかなか豪華。
二番手・黒田、高卒ドラフト6位ながら今注目株の苫米地
新外国人のセットアッパーウルソー小山田、抑えの小林幹とつないだ。
投手6人でFs打線を5安打完封。河内小林幹以外は無安打。

きょうのFs打線は片岡田中幸のいない飛車角落ち。
途中でその他の主力も引っ込んだこともあって、中盤以降アクビのとまらない試合となってしまった。

まぁ、こういう日もあっていいか。世の中釣り合いがあるものだ。明日の中日戦に期待しよう。



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