広澤、このままではマズイぞ!


2000.3.18 Sat.
Fs-T オープン戦・サントリーカップ[東京ドーム]
○7-3
W岩本1勝2敗 L星野伸1勝1敗 Sミラバル1敗3S HR中村2 小笠原2(2) 矢野1 田中幸2(2)


阪神を迎えてのオープン戦。
試合前、Fsの新入団選手・コーチの紹介があったらしい。
らしい、というのも、最近草野球をできてなかったので、
試合前に神宮外苑のバッティングドームに行って、バッティング&ピッチングをやってたのだ。
待ち合わせに遅刻(さいきんこればっか・笑)したので、出るのが遅くなった。
ドームに入ったのは、プレイボール数十秒前だったので、紹介は見られなかったのだ。
今年は正田田中賢など期待の新人も入ったが、監督・コーチも懐かしい顔が帰ってきた。
監督の大島康徳白井一幸・田村藤夫・嶋田信敏の3コーチだ。
この4人は私がFsファンになりたてのころ旬だったので、時の流れを感じさせる。

さて、試合。
3週連続の観戦となった土曜日。きょうも、やはりFsガンちゃんこと岩本ツトムが先発投手。
いっぽうの阪神は昨年までパのオリックスにいた星野伸之Fsはこの投手が大苦手で、毎年数勝を挙げられていた。
なにも、リーグがかわった後も対戦しなくてもいいのになぁ。

前2戦の反省は「立ち上がりをなんとかする」だったガンちゃんだが、1番・坪井にいきなりライト前に打たれる。
しかし後続を抑えて、4番の新外国人・タラスコは三振に討ち取った。
その後も一死満塁からゲッツーをとったりして、決して無難とは言えなかったが、
なんとか矢野のソロホーマー1本の1点だけに抑えた。やっと、調子が出てきた。
後続の投手も、毎週同じ(笑)。下柳-黒木-原田-沼田-ミラバルの順。ここに初めて加わったのが、沼田
たしか、今年の1軍オープン戦は初登板で教育リーグ(2軍)にいたはずだ。
7-1でリードした9回1イニングを任されたのに、2死まではとったものの、カツノリに二塁打。
その後、四球2つで満塁になって、坪井。きょう3本目のヒットを打たれ、失点。毎年、コントロールに苦しんでいる。
結局、抑えきれずにミラバルに交代。その後、和田があっさり倒れて試合終了。
果たして沼田の次の登板はあるのかどうか?
下柳黒木は今日も無失点。これはみんなホントの力とみていいのか?
毎週書くが、この2人が安定してると、試合の後半がひじょうに安心なのだ。

打撃陣は、2年前の「ビッグバン打線」を思い起こさせる3本塁打。
ヒットと四死球の数がともに阪神を下回ってるのに、相手の3点に対して7得点。
阪神広澤をはじめとする内野陣がエラーを連発したのも痛かった。
途中出場で一塁についた広澤は球が手につかず、草野球守備。打も空振り三振でレギュラーは遠のいた感じ。
1回裏、先頭の中村がいきなり一発。弱い飛球かと思われたが、スタンドイン。
続く第2打席もレフトにヒットを放ち、見事MVPを獲得した。
常にこの打撃が維持できれば、井出が戻るまでは、左投手相手の試合はスタメンになるだろう。
小笠原ユキオも完璧な一発を放つ。音も良かった。
前回の観戦記でポジションが危惧されたユキオは、4番・ショートで出場。まだまだ若手には譲れない。

対する阪神。先発・星野伸のあとも伊藤-吉田豊とパ・リーグ出身の投手が登場。
セは生観戦しない今、とても懐かしかった。阪神は移籍選手が割と長生きするチームだ。
打撃陣にも大豊広澤佐々木といったスタープレーヤーや、カツノリなんかがいる。
そのカツノリ。今日は俊足・石本の盗塁を刺したり、打撃でも2安打。
1本目は一瞬柵越えかとも思われた当たり。強すぎるライナーでシングルヒット。
中村の一発とは正反対だった。中途半端でカツノリらしくてよい(笑)。

外野スタンドの入りは、予想通り阪神のほうが上。
応援も、個人別応援歌の歌詞を歌う声がトランペットとともに聞こえてくる。
まったく、どっちがホームだか素人目にはわからないだろう。
ま、この3連休東京ドームで3連戦するFsだから、ファンは「いつでも観られる」という姿勢なのだ。
もっとも、根本的なファン数の違いもあるが…。

ちなみに、私は3連休3連戦だ(笑)。広島中日戦と続く。
あすの広島戦は金村が先発でまちがいない。好投期待。



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