2001.9.23 Sandy Hook

「NOと言えない?日本人」

  文化の違いというものは思わぬところに潜んでいますね. 普段の会話で良くある話です.
「***に行ったことある?」「***知ってる?」
とか,アメリカ人に聞かれたとしますよね? それで,「ない」場合, 英語では「NO」って答えますが,必ずといっていいほど聞き返されます.
「行ったことないの?」「知らないの?」って..

  で,日本人的には「うん」のつもりで 「YES!」って言ってしまうんですけど, これがダメなんです. 「YES」だと,「行った」とか「知ってる」という意味に取られてしまいます. これはなかなか直りません. 日常会話は反射的にしゃべってるということですか.

  こういう場合,アメリカ人が何て言葉使っているかと観察していると,
「RIGHT!」と相づち打つ人が多いです. ただ,日本語の「ライト」だと灯りのLightになってしまって, ちゃんと発音するには慣れというより工夫が必要です. は声に出さないで「ッライ!」って感じ.

No.047 キョウジョシギ(Arenaria interpres) 英名:Ruddy Turnstone
  なんだか見たことあるようなやつがいるなと思ったら, 日本と同じキョウジョシギ幼鳥(8月〜11月)が1羽だけいました. アメリカ東西両海岸,メキシコ湾岸で普通の冬鳥です. (CHINO)

No.048 フエコチドリ(Charadrius melodus
英名:Piping Plover
  白っぽいチドリなので,ぱっと見,シロチドリかとも思いましたが, さらに薄いです. くちばしも非常に短く,日本では見られないタイプのチドリです. 冬羽(9月〜翌2月)らしき個体が4羽ちょっといました. アメリカ中北部や東北部海岸で繁殖し, 東南部〜メキシコ湾岸で越冬しますが,NJではほとんど旅鳥のようです. アメリカ中部〜東部で普通の旅鳥です. (CHINO)

No.049 アメリカムナグロ(Pluvialis dominica
英名:American Golden-Plover
  野鳥の杜では,すでにこぞのさんのハワイでの写真を掲載してますが, アメリカ大陸での写真は初です. 前のページで紹介したダイゼンの群の中に1羽だけ混ざってました. お腹に黒い羽根が残っているところを見ると, 冬羽に換羽中の成鳥でしょうか? 長いくちばしと風切羽でムナグロと区別できますが, このくらいの大きさで写真を撮るとはっきり分かりますね. (CHINO)

No.050 コシジロウズラシギ(Calidris fuscicollis
英名:White-rumped Sandpiper
  ハマシギサイズの変わったシギが2羽いたんです. で,久しぶりにこんなところで1羽だけでは識別に不安があったのですが, その1羽は本当のハマシギでした(写真はイマイチ). こっちの方は現地ではよく分からなくて,写真もあまり大きく撮れてなかったのと, 忙しくて種まではチェックしてませんでした(結構多い).
  で,いざ,スライドをルーペで見ると,幸運にも 前から図鑑で気になっていたWhite-rumped Sandpiperの幼鳥(8月〜11月)でした. ハマシギより一回り小さいです. カナダの北極圏で繁殖し,アメリカ中〜東部で普通の旅鳥です. アラスカでも少数が繁殖しているみたいなので幼鳥が日本へ来る可能性はあると思います. (CHINO)

  いかがでしたでしょうか?Sandy Hookなかなかいい場所です. 地元野鳥の会の案内板では渡りの小鳥も面白そうな事が書いてありました.
  さて,次回はその地元野鳥の会のNJオーデュボン協会のイベントに参加した模様を紹介します! 地元ウォッチャーの話では,ニュージャージーって米国最高の渡りのメッカだそうです. そうそう話題の人物のサインももらってきました!!
  あの人とは?(CHINO)