新シリーズ ニュージャージーの野鳥

2001.6.3 Shark river

「デジタルカメラ+望遠鏡の威力!」

  Shark river後編の前に, こないだからやっているデジカメ+望遠鏡の威力を紹介しましょう. 普通のズーム無しのデジカメでは,まともに野鳥を撮影できません. 撮れても点にしか写らないですよね. ズーム付きのものでもそれほど大きく写りません. なぜなら鳥って写真に撮るには小さいんです.

  先日,といっても1ヶ月近く経ってしまったのですが, ヤンキースタジアムに念願のイチローを見に行って来ました! もちろん,いつもの双眼鏡を首から下げて.

  それで,鳥を撮る時は三脚に付けたフィールドスコープにデジカメを押し当てて撮っていたのですが, もしかして双眼鏡でも出来るのではないかと思い, やってみたんです.そしたら見事に撮影成功! 左がデジカメで普通に撮った写真.右側が8倍の双眼鏡にくっ付けて撮った写真です. 画像は,どちらも1/2に縮小してあります.かなりの威力でしょう?

  それでは,Shark river後編へ.

No.013 ワライカモメ(Larus atricilla)英名:Laughing Gull
  見事な夏羽のワライカモメもいました. 杭にとまったところでしばらく待っていると,笑い始めるワライカモメ! げっぷをしてるところじゃありませんよ(笑) このあたりの海岸では,日本のユリカモメほど多くはありませんが, 普通に見られ,おみやげ物店の周りとか,人が集まる海岸などで20〜30羽で群れていたりします. (CHINO)

No.005 ミミヒメウ(Phalacrocorax auritus
英名:Double-Crested Cormorant
  その向こうにミミヒメウもいました. かなり成鳥っぽいのですが,白い耳は見当たりません. 白い耳(冠羽)の出る成鳥の繁殖(夏)羽は3月〜6月らしいです. ただ,初夏に港で横着をしている鳥は成鳥でも不健康な固体や幼鳥が多いのも事実で, きれいな成鳥を撮るには,もっと別の場所を探す必要がありますね. (CHINO)

No.039 ウオガラス(Corvus ossifragus
英名:Fish Crow
  アメリカでもっとも一般的なカラスはアメリカガラス(American Crow)で, アメリカ全土で普通種になっています. いつも見ることは見るのですが,警戒心が強くまだ撮影できていません. そしてこのウオガラスは,アメリカガラスと非常に似ていて 大きさ以外では識別できないという種類です. アメリカガラスが17.5インチ(44cm)でウオガラスが15インチ(38cm). しかし,インチで大きさを示すのはやめてほしいですね(笑) 非常に分かりにくい. (CHINO)

  アップが遅くなってすいません,サーバーの移転やらなにやらありまして.

次回は遅くなってしまいそうなのですが,
南下のシギチを紹介しますのでお楽しみに!(CHINO)