10月
10月10日(火)
先日、またDVDを購入。
「アローン・イン・ザ・ダーク」という映画作品です。
一言でいえば、サバイバルSFアクションホラーとでも言いましょうか。
相変わらず自分の趣味丸出しのような作品です。
これはプレイステーションのゲームでお馴染みの「バイオハザード」の原点になったとも言われる、
PCゲームを原作とする作品です。
実際に原作のゲームはプレイしたことはありません。
ただ、以前3DOってTVゲーム機がありました。
で、そのソフトの中にこのアローン・イン・ザ・ダークが移植されていました。
3DOを持っていたので、このゲームをプレイしたことがあります。
この作品の知識としてはこれぐらいしかありません。しかもゲームはクリアしてません。
いわゆる洋ゲーと言われる外国産のゲームで、洋ゲーは難易度が高いと一般には言われてますが、
これも噂に違わぬ難易度でして、もうクリアどころか全然最初の戦闘から進めず断念したというゲームでした。
で、その後バイオハザードに出会ってから、この手のゲームにはまるようになったのです。
そう言ったゲームをプレイしたりして、それなりに気に入ってたこともあって、
この手のゲームが映画化されたとなれば当然興味も出てくるというものです。
今回の「アローン・イン・ザ・ダーク」ですが。
僕がプレイしたゲームとは全然違う内容でした。
と言うか、そもそもこの作品何作かシリーズで作られたようなんですが、プレイした3DO以外知りません。
ので、もしかしたら他のシリーズを原作としているのかもしれません。
そんな訳で、原作との違いとか分かりませんから、素直に一本の映画として見ることになりました。
肝心の内容ですが、以前にも書いたDOOMに近い感じでしょうか。
場面のほとんどが暗闇で、闇の中に潜む恐怖みたいな演出で全体のイメージが作られています。
もっとも日の下では生きられないというモンスターという、設定になってはいるんで当たり前と言えば当たり前なんですが。
その辺の演出というか見せ方はそれなりに楽しめたのですが。
上手いと言う訳でなく可もなく不可もなく、普通に撮れば自然と怖く感じるんだろうな、と言う感じではありますが。
残念なのが、肝心の銃撃シーンが迫力が全然無いんですね。
空砲を撃っているシーンもあるようですが、どうもCGによるマズルフラッシュの合成で処理されているみたいなんです。
特典で入っているメイキングにもそれらしき解説があります。
それに監督の好みの問題かもしれませんが、いまいち銃器の扱い方にリアリティと言うか説得力が感じられません。
ただ派手に撃ちまくってるだけなんです。
特殊部隊みたいな感じのプロ集団が出てくるのですが、
どうにも訓練不足で人手不足みたいな組織に感じるのは自分だけでしょうかね。
主演は「ブロークン・アロー」のクリスチャン・スレーターなんですが。
「ブロークン・アロー」は劇場で見て、LDも持っていますが。
歳もとっているので仕方がないのでしょうが、この「アローン・イン・ザ・ダーク」を見た印象では
アクションにキレが全然無く、全体的に動きが重いんですね。心なしか太ったかも知れません。
それと共演に「ブレイド」のスティーヴン・ドーフが出てるのですが、
この人も全然精彩を欠いていて、どうにも主役さん達が冴えない作品になってます。
ヒロイン役の女優さんは初めてみる人なんですが、この人も特別美人という訳でもなく(好みの問題もありますが)、
重要な役割の割りには目立った見せ場とか活躍も無く、どうにも自分としてはノレない作品となっています。
それに低予算だったようで、セットとか肝心のムードを盛り上げないといけない作品にも関わらず、
全体的に安っぽいチープな画面作りだったのも残念です。
ラストも正直肩すかしをくらったような盛り上がりに欠ける感じもしました。
で・・・、どうなったの?・・・え?、終わり?もう?
そんな映画でした。
10月15日(日)
本放送より一週間近く遅れで地元でも放送された「009ノ1」を見ました。
んー正直言うと思ったてより楽しめたの・・・かな。微妙な所です。
岩崎琢氏の音楽はスパイアクションテイストでいい感じでした。
他には「R.O.D」しか知らないのですが、一度聞いて以来サントラはお気に入りになっています。
どちらも内容が、スパイアクション物だったりするのが面白いのですが。
主人公を演じる釈由美子ですが、モノローグっぽく喋る呟くようなシーンではそれなりに聞けるのですが。
アクション物って事で、叫ぶような声を張り上げるようなシーンでは駄目です。
とても聞けた物ではありません。
作画に関しては、良い悪いは別にしてよく動いてはいるのですが。
どうにもデフォルメしすぎのせいか、プロポーションを強調しすぎな感じがしないでもないです。
もっとも原作の絵柄もそういう感じで描かれてはいるのですが。
ただ、それが動くと更に顕著に現れるのか、結構気になり違和感を感じました。
それと一番強く感じたのが、背景といか美術全般に関してですが。
作品のイメージからするとちょっと酷いというか、スタッフの力量なのか手抜きの感じがしましたね。
もう少し陰影を効かした、リアルな質感で描いた方がムードが出ると思うのですが。
主人公以外のキャラ(エキストラ的な脇役)の作画も手抜きっぽく感じました。
これでは一昔前のギャグアニメの作画ですよ。
もっと丁寧に描いて欲しかったです。
原作のイメージと言うよりは、アニメ化された昔の石森作品のノリの作画です。
オープニングやエンディング、音楽、演出も含めて見終わってから、思ったことがあります。
もしかして「カウボーイビバップ」みたいなイメージを狙っていたんではないか、と。
でもこのタッチの作画では難しいんではないでしょうかね。
もっとも作画だけの問題では無いかも知れませんが。
ハードボイルドな渋い作品にするなら、もう少しリアルなタッチでもよかったのかも。
全体的に中途半端な仕上がりになっているような印象を受けました。
10月19日(木)
GALLERYを更新。
今回のネタは1968年に公開された東宝特撮映画「怪獣総進撃」に、
登場した宇宙艇ムーンライトSY-3です。
これはゴジラシリーズの第9作目に当たる作品で、今までに登場した怪獣が登場して、
正直節操のない作品になっています。
内容的にも特別面白いとも思えず、特に印象に残ってる訳ではないのですが。
ただ、この作品に登場したSY-3が思いの外格好良くて、結構気に入っているのです。
自分の中では、実写特撮映画の中でも1、2位を争う出来ではないかと思っているぐらいです。
それだけに今回のCG化は難しいものがありました。
形もかなり微妙なラインというか、複雑な曲面で構成されているようなデザインですし。
実はこのSY-3は、四ヶ月ほど前には完成していたのです。
ところが絵にしたときにどうしても気に入らなかったので、その後しばらくほったらかしていました。
最近になってやっと気になりだした事もあり、作業を再開して今回公開する事にしました。
劇中では、機体後部に大型のロケットブースターを装備して地球引力圏を離脱したり、
月基地から地球へと向かう際に再びドッキングしたりして、航行するシーンが描かれております。
手元にある資料にはブースターの設定画があるので、とりあえずCG化は出来るとは思いますが。
今回はSY-3単体のみのCGです。
もっともモノクロの設定画なので、ビデオ等で確認しないとカラーリングが分かりませんが。
それでも登場するシーンはそれほど多くは無いですし、時間にしても短いのも気になるところです。
その上、所有している本にはカラー写真が載ってないんですわ。
それと今回のSY-3ですが、掲載されている写真やビデオ等で見てもどうしても不明な点がありました。
主翼に赤いラインがあるのはハッキリと確認出来るのですが、
垂直尾翼(?なのかな)にSY-3と書かれているのですが、
設定画(手書きのデザイン画)では赤いラインを下地に書かれているようなんです。
ところが、掲載されている写真、ビデオやミニチュアを撮影して掲載されている写真では、
そんな赤いラインが確認出来ないんですよ。
劇中では照明の関係と暗いシーンでの登場や、機体を映す角度の問題でハッキリと尾翼が見えないんです。
それにミニチュアの機体がかなりメタリックな金属感な質感で塗装されているのか、
撮影の祭のライトの反射でハレーションを起こしているようで、
掲載されている写真でもハッキリと確認出来ないのです。
ただ、何かラインのようなあるいは凹凸があるような境界線が見えるんですね。
そこで今回は、あくまでも劇中の映像を基本として赤のラインは入れずに作りました。
それと機体上部がどうも塗り分けされている上に、凹凸の様なディテールがあるようなのですが、
これもハッキリと見えないので再現してありません。
後は、エンジンのロケットノズルが実際はCGのように独立した「丸穴」では無くて、
ひっついた8の字のようなヒョウタン型の「穴」になっています。
これも見た目の印象と好みの問題で、今回の処理のような形にしました。
他には後部のブースターとのドッキング用の接合面のディテールと、
収納されているクローラ型の着陸脚もデザインが違います。
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