「白い本」 

〜宝塚歌劇に思うこと 世界に一冊だけの本 宝塚歌劇生徒が綴った思い〜
               
                 

          
    

                   序

1984年 昭和59年、宝塚歌劇の取材で稽古場に出入りしていた時
そうだ、生徒たちは宝塚歌劇というものに対してどんな気持ちを抱いているのだろうか?
その気持ちを綴ってもらおうと考えて、生徒に書いてもらったのがこの白い本だ。

白い本とは、一冊の本になっているが、中は真っ白のページで、
そこに稽古場で稽古中の生徒に直筆で思いを書いてもらった。

トップスターはじめ、やがてトップになる直前の生徒、宝塚歌劇が大好きな生徒、
それと同時に宝塚歌劇の演出家、振り付家にもその気持ちを書いてもらったが
既に今は亡き人もいる。

多分これほど宝塚歌劇の生徒が直筆で素直に気持ちを書き表した本は
この白い本一冊だけだろう。

此れを基にして『夢のアイランドは向こう側』という、宝塚歌劇のよき時代の話を
記録として残しておきたかったので、自費出版したが、両方合わせて読んでいただけると
よき時代の宝塚歌劇と生徒の情熱を感じてもらえるのではないかと思う。

一つ言えることは、当時は稽古場で生徒も取材するメディアも共に
作品が少しでも良いものになるよう、互いに心が一つになって情熱に燃えていた。

愛の存在が一番大切な宝塚歌劇にとっては、それが一番大切なことだったのでないだろうか?
これから紹介する生徒たちの文章は稽古の合間に稽古場で心のうちをこの白い本に
それぞれの生徒が正直に書いてくれたものです。

文体は生徒が書いてくれたのを、そのまま掲載しています。



            ☆☆☆

   山城はるか  1984年10月28日

            宝塚
         私の青春の全て
         大好きな花の園
       宝塚の生徒であった事に
     誇りを持ち、これからの人生を
        歩んでいきます。
       いつまでも、いつまでも
         永遠と続く 宝塚
        心から感謝を込めて
                        


   Y 明 星組研四 1984年10月30日

宝塚
好きで自分で選んだ道、つらい道だけど、私は今、この花園にいる事を
誇りに思っています。
宝塚に入った事、いいか悪いか判らないけど
将来、自分の宝塚生活を振り返り、きっと”わが青春宝塚である”って事が
判るでしょう。
色んな人と出会い別れていく
でも、皆の共通は、やはり宝塚が好きだってことでしょう。

今年宝塚70周年です。
これからも、ずっと永遠に宝塚は続くと思います。
そして、私の心の中にも宝塚は永遠に生き続けているでしょう。
何より感謝したいのは宝塚に入って人間の「心」を知った事です。
いまとても幸せです。
                   


             榛名由梨

             私の青春
            私の生きがい!
             これぞ宝塚

     
                     


           春野亜衣梨<双子の姉>

           私の中で宝塚の存在。
               大きい
       でも少し前まで、もっともっと大きかった。
           宝塚に振り回された生活

            これからは、だんだん
        小さい存在になって行くのかなあ
                            

              春野亜里沙

           気がついたらそこに
        夢とロマンの宝塚がありました。
           大好きな宝塚!
         時々大嫌いな宝塚!
         宝塚に入れたこと
         心から感謝します。


            ☆☆☆

               大浦みずき

      今は不安とキンチョー感を毎日食べている様です。

      でもプレッシャーに負けないゾ!


      花組をよろしくデス。


          1988年3月27日  花組  大浦みずき

        


             ひびき美都

         いよいよ初日が目前に.....
         とにかく今は、やるっきゃない!
         一日一日、一回一回を大切にして
         明るい華やかな花組になるよう
         私も力一杯頑張ります。キャル
                           ひびき美都


            ☆☆☆

             遥 くらら

            宝塚
           それは ひとつの
           おとぎの国
          温かくフワフワしている夢の国
          地球儀ぐるっと回してみて
               ここが一番すてきな国

             
    


            麻実れい

          宝塚を知り
         皆さまの愛にふれた事
          感謝しています。
        わが青春に悔いはなし!
                沢山の思い出とともに
           
             
 

    一路真輝

私の宝塚....まだー新人と思ったら学校も入れてもう9年間も宝塚にいる自分に
気がついたのは、ほんの数日前だんです。
約十年間....私にとって宝塚はすべて....なんて書いたら、すごくかっこうが良いのですが....
でも休演してみて自分がどれだけ宝塚を...そしてお芝居、唄、踊りを必要としているかが...
分かり...今演劇以外興味のない自分を良くみつめてみるとやはり宝塚が私の生活の全てだと
...思うのです。
でもそんな自分をみつめるもう一人の私は、宝塚!それは私の仕事として冷静に見ているのです。
それが、うまくバランスがとれた時....
すてきな舞台が出来るのでは....?
と思う今日この頃です。なーんて....?
やっぱり大好きな宝塚!私の人生の宝物です。

           ゆきぐみ  一路真輝
                          


           毬谷友子<まりやともこ>

宝塚はよいところです。
よいところで、竜宮城です。

でも、いつかは下界に帰らなければ、ならないので
そこが つらいところです。
でも 行きたくても 行けない人が多いので
一度 行けた私は上得意です。
一生 みんなに自慢します。

                 まりやともこ
                        


   杜 けあき 1984年12月22日

これだけ夢を表現する世界は少ないと思います。
それが70年の伝統!だから絶対なくしたくない。
それを守る私達
それを作るのは私達
いつも生きているように!
輝く道  それは宝塚!
      


本当は悪女だけど
いつも真っ直ぐ前を向いて
力を抜いて歩きましょう
これは目標!
But 宝塚はいいなあ
やはり好きだ!これだけは忘れない!絶対に

  鳩笛真希  1984年12月22日
                          


             鮎 ゆうき

今、宝塚を離れてみてその素晴らしさをつくづく感じました。
これだけ、あたたかくてエネルギーを持った集団は他に無いと思いました。
宝塚には姉妹のような同期生、色々助けてくれる下級生と暖かくきびしい目で
ご指導してくださる上級生がいます。
いつも当たり前になってしまっていたので一人になってみて大切さが分かりました。
又、雪組のお稽古場を見学した時、踊っている皆の目がキラキラ輝いているのを見て
鳥肌が立ちました。
私は宝塚が大好きです!

今、私が外の世界でやらせて頂いている事は素晴らしい経験です。
毎日色々な事を勉強させて頂いています。ですから、この事が
宝塚に帰った時に生かせたらいいなあと思います。<昭和62年9月24日記>

沢山の人に”何故宝塚に帰るの?”って聞かれました。
だから、私の舞台を見に来てください。そうしたら分かりますヨと言っていました。
やっぱり私は舞台が好きなんです。この四ヶ月間、色々なことを経験して最後に
思った事は私は宝塚の生徒なんだという事です。

今、帰って来て何をしても楽しいです。
きっと、これからも色々な事がsると思いますが、私はいつも精一杯頑張ります。
まずは、風と共に生きるに向かって初舞台の気分です!
どうか見守ってくださいネ

       雪組   鮎 ゆうき          昭和62年12月25日

           


宝塚
私の青春! 下級生の頃、ガムシャラに
レッスンした事、忘れない
忘れられない。
好きなんだ、舞台が、そして大勢の仲間達
今は 今もすべて好きだけど
づっとすきでなままで居たいから
これからも永遠に
私の青春
頑張って生き葉!大好きな宝塚
      
                  CAN  若水にて


            ☆☆☆

    鳳 蘭

宝塚、夢、レモン、ミルク、白、花、姫、空、海、青、星

すべての夢は、宝塚の中にあり。
                     


           高汐 巴

       私と宝塚、最高ダネ!
    私の人生の最も大切なプロセスです。
        とにかく、最高!

              ナポレオン ペー
                           


   若葉ひろみ

宝塚
私のもっとも愛する宝塚
私が去って行く、宝塚
私のすべて  宝塚
これから、もっともっと、よくなってほしい!
ほんとうに、なってほしい
宝塚
私の愛する宝塚
私は去って行くけれど
これからも いつまでも
愛させてほしい宝塚

        花組 わかばひろみ
            


         春日野八千代

     私の半生は以上過ごした宝塚   
       メルヘン タカラヅカ
       本当に好きですヨ         
                   


        加茂千条  1985年5月7日

       宝塚は私の大好きなところ
       限りなき前進をつづけます。


            ☆☆☆

   古代みず希  1985年5月6日

決して止める事のできない時の流れの中
長いながい宝塚の歴史の中で
ほんのささやかなひとしずくであっても
輝いてきらめいて魅きつけられるしずくになりたい。
辛かったり苦しかったりするのって
宝塚が私の全てを占めているから
大好きな夢の世界
はかないからこそ大切にしたい。

私の心を魅きつけた様に
私も誰かの為に愛と夢を感じさせたい。
今はただ宝塚の為に
自分の為に、精一杯輝ける様に歩いていきます。

                      古代みず希 みつよ
        


      尚 すみれ  1985年6月16日

         今 私が思うこと
        宝塚はすばらしい!
    歌が好き、踊りが好き、芝居が好きだから
         たからづかが大好き

                 しょうすみれ
                         


   秋篠美帆

  100%の情熱と
  200%の愛情を
   でも私の中では、80%まででいてほしい
  今は

                   60年6月  大雨
        


               日向  薫

                宝塚

         今 生きている場所です 

        日向  薫   1989年3月4日

          


          毬藻えり

  宝塚.....TAKARAZUKA.....
  何て夢のある美しい世界なのでしょう....
  この夢の舞台の中に生きている....
  華やかな舞台で数々の女性にめぐり合うことが出来る。
  夢が現実となる素晴らしい世界....
  ここで青春の一ページをつづることの出来る私は最高の幸せ....
  今からはもう思い残すことなく、だたひたすらに....
  私に思いやりを.....温かく優しい心を.....
  感謝の気持ちで、いっぱい!!

            大好きな宝塚

          毬藻えり   1989年3月4日
                              


               紫苑ゆう

 「宝塚」は私の青春の全てです!.....と、きっと みんな言うだろう.....
 そうなんです、その通りです!
 私は自称「宝塚ファン」
 誰よりも「宝塚バカ]だと思います.....だってホントーに
 好きなんです、アホ程.....
 宝塚は「夢」「愛」!!
 宝塚バンザーイ!!!

          アホのシメこと   紫苑ゆう

        
               


   麻路さき  月組  60年7月24日

私の人生の最高の時期に
自分で選んで入った最も厳しい世界
うれしい事、たのしい事、つらい事、かなしい事
たくさんありすぎて、とても不思議な所だけど
私にとってはここに入れた事は一生の幸せです。


   麻路さき

大好きなこので世界で自分がどれだけ成長できるか
今は目標ばかり大きすぎて夢ばかりふくらみすぎて
まだまだ、おいつかないけど、この夢の世界で私は自分の
夢を現実に、そして、いつの日か皆に夢を与えられる様な
人間になれたら
私の一生の目標です。

          新星組生  麻路さき
                        

   麻路さき

地震の年に
やっとトップになりました。
12年間、アッという間で

これから残りの宝塚生活を大切にガンバリマス。
まだ、地震の傷跡が残る今かけど
復興する頃は
私ももっと大きくなりたい。
                  S.Asaji 1995年3月31日

     


   洲 悠花  星組

今の私にとって宝塚は夢と現実が交差しているところです。
舞台に立って、お客様に心を伝える、お客様にとっては
夢の様な世界かもしれないけれど
私達だって人間だから色々の事があるし、感じたり考えたりします
だからこそ、そんなこんな想いをこめて舞台を努めたいと思うんです。
私情を出すんじゃなくて  とても難しいことだとは思いますけれど
でも宝塚に入れて舞台に立ててここで関われた全ての人が好きだから
ここで流した汗や涙は、かけがいのないもだと思うから、舞台から
客席に心のメッセージを伝えるための努力なら、どんな事だって頑張ろう!
と思います。
くじけそうになる時も何度もあるけれど中途半端なことはしたくない!
振り返ったり、つまずいたりをくり返しながでも、行けるところまで
自分の足で歩いていきたい。
やはり、宝塚は素晴らしい所だと思うから
いい事ばかりじゃなくても、それでも私はここが好きだから。
心を、夢を伝えたい。ここで
                       


      大地真央

   宝塚は最高の、夢の職場です。

             


               黒木 瞳

             心ときめき
                胸ふるわせ
                   素敵綺麗なところ
                      私の宝塚
                             
                               Shoko

            


           水原 環  昭和60年8月11日

         宝塚とは私の故郷のようなもの
         宝塚歌劇団は、私の両親のようなもの
         そして今 私はその中で自分に最も合った生き方を
         捜している

                               TARA

        


             涼風真世

              宝塚
                すてきな世界
               夢の世界そして、そこで生きる自分
               もう一人の自分が舞台に立ち
                  夢に酔う
                  そして、もう一人の自分は
                  自分をみつめる

                   宝塚
                私にとって、そしてみんなにとって
                しあわせと与えてくれる所....だと思う。


                                涼風真世

          宝塚
          仕事場
          そして、夢.....

          私にとっては宝塚は宝物
          ここに生きて ここがすべてを
          焼きつくすところ.....
          そう、宝塚は私なのかもしれない.....
          ここに生きることを誇りとし
          これからも生きていこう
          宝塚は私......なのです。

                     涼風真世
                            


                   こだま 愛

               宝塚は
               私にとって自分を写す
              大きな鏡なのです!
                     もっともっと、美しく華やかな自分を
                 写していきたいなあ!
                夢の世界で
                色々なワタシと
                     出会いたい

                      つきぐみ  こだま愛

       


                剣 幸

            私の宝塚
                夢の世界
                  いろいろな役は
                       すべて私の宝物
                                 そして  宝塚!

           


                 神奈美帆

                    夢


            ☆☆☆

       郷 真由加

世界にはばたく 宝塚
負けるな ブロードウエイ
今 私は ここにいる。
      


                 愛川麻貴

             宝塚、愛と夢の世界
             いつまでも夢をもって
             生きて生きたい。
          宝塚とめぐり逢えてよかった。


            ☆☆☆

     春風ひとみ

   宝塚に入団できた事
   素敵な方達とめぐり逢えた事
   私の最高の宝物です。

     ハルカゼ ヒトミ
               


       久世星佳   昭和61年1月31日

宝塚に入った事によって
思いがけない出会い
様々な事がありました。
私は
一人でも多くの人に
夢を見せれる、役者になりたい!
                     


     美輪さいこ

宝塚
ほんのひとときの夢の様な世界
現実を離れて、人に夢と希望を
わけてあげる
そしてその為に私たちは
泣き、笑い、悩む
でも、いつの日か心の奥深くから
微笑んでこの世界を見つめられる様に
なれたら   いま、思う。
      


       壇 ひとみ      1986年1月31日

宝塚の舞台
それは不思議な国
普段はおとなしくして何も出来ない私が
お衣装を着てお化粧をして
別の世界の色々な人と、めぐり会うところ

これからも、この不思議な国を
旅していきたい!
ゆっくりとマイペースで

            小さなアリス  Dan


            ☆☆☆

   峰 さお理

今の私から切れないもの
いつも頭の中にある。
切り離しては考えられない

とても大切な所
とても暖かい所
とても辛い所

そして とても、大好き。
               


   梢 真奈美  

宝塚という世界に自分で飛び込んできました。
自分で選んで入ってきた道です。
勿論、私は未熟者ですから周りの方の暖かいお言葉を頂かなければ
前に進めないことは判っているつもりです。

でも、私はやっぱり自分の道は自分で選びたいと思います。
後悔しても、つらくても、苦しくても自分で選んだ宝塚に入ってから
私はこれを信念にしてきました。
宝塚で学ぶことは本当にいっぱい有ります。
でも一生勉強なのだとも学びました。

宝塚と問われて
余りにも今の私には大きすぎて数ページには、おさまりそうもありません。
だけど私の人生の中で最も大きいものを教えてくれたトコロだと思います。

       梢 真奈美  花組  1986年3月15日

    


   但馬久美

”宝塚”
時を感じなくて、時を感じさせる園。
私にとって情熱のひとこまです。
今 ここに くいのない様
大いに はばたきます! 
               


        新城まゆみ

        私の宝塚
      きらきら輝く宝石
       永遠に続く道
    いつまでも、いつまでも
        忘れない。
                  


   美吉左久子

私の心のふるさと
いつもいつも私の心の中に
楽しいこと悲しい事
みんな宝塚の中で
舞台は私の人生でした。


            ☆☆☆

   千珠 光

私にとっての宝塚  正直な話今の私には何だかわからない。
自分を燃やす所、魂を生かす場所、そうであったはずなのに
今の私にはぼやけてしまっている。何故?

ここに入いろうと思って決した時には、確かに何かをやろう、それが一体
どういったものか説明はできないかったけれど
この大きな素晴らしい、そして美しい舞台、この空間の中で
何かを伝え、自分らしく生き抜いてみたい。
自分の生きるところだ。   うん、やっぱりそう思う。
今の私にとって、ここの舞台が全て、矢張り正直にそう思う。
愛も憎悪も涙も全て、まるで気を引こうとしているのに振り向いてもくれない
恋人のようです。
でもいつか必ずふりむかしてみせる。
必ず!
                   Summy  1986年6月30日
   


      彩 辰美 雪組

つきなみな言葉だけど
宝塚我が心のふるさととゆう実感!

もし、結婚する事が決まって居なくて、退団しなくてはならなかったら、
私淋しくて淋しくて、退団までの日々を泣いて過ごしたと思います。
もっと、皆、宝塚を愛して、より美しく、より素晴らしい花園に
なることを祈っています。
入団できてよかった、とても幸せです。
何事においても心を大切にして
ハートある、道、歩きたいです。
いくつになっても背すじを延ばして、歩いていたいです。
生徒の皆も歌劇団の皆様も宝塚に居るかぎり
宝塚を愛して胸はって歩いて頂きたいと思います。
選んだ道の為に。

               彩 辰美  1986年11月26日


            ☆☆☆

       藍 えりな

 TAKARAZUKA!
 フェアリー、夢の国....
 ライト...ステキなステージ....
 もう何年、踊っているんだろう....
 いろんな振り付に,めぐり会い
 いろんな人にめぐり会い
 いろんな公演,ショーにめぐり会い
 私もいつかステキな舞台を
 つくる事になるだろうか???
 1986年12月12日 DANCE...今、思う

              藍 えりな     Yoshiko 

           


        あずみれいか   

    私にとって
         宝塚とは...生活のすべてといっても
         過言ではないくらいパーセントを占めている。

         生きている夢も理想も現実も
         すべて
         ステージの上では”あずみれいか”として

      舞台が好き!男役が好き!
      欲望をみたしてくれる
      それがステージ
      それが宝塚です!

            星組   あずみれいか


            ☆☆☆

    三城 礼

私の宝塚
幼い頃 単純にあこがれた世界....
その夢が叶えられ 私は宝塚と共に生きている....

わたしの青春 すべてがこの世界にある。
人との出会いから始まり苦しみ、涙....よろこび...
今 改めて思う
単純にあこがれたこの世界だけど...この道を選んでよかったと...

これからも単純にあこがれたことをステキにやりとげてみたいと思っている。
大好きな宝塚で...
私の宝塚で....

         星組   三城 礼   きょーちゃん


            ☆☆☆

   夏河 ゆら

宝塚は”夢の国”でもおけい古中は現実の世界にもどってしまう時の
違いが私は好きです。
自分自身を美しく出来る所の様な気がします。
余り裏はしりたくないですね。
いつまでも若さがたもっていられるのなら最高の所では...?
温室育ちになりたくないから、もっとたくさんの世界をしりたいのは本当カナ?

上級生の裏話は最高に笑わせて下さいます。
                
            ”夏河 ゆら”
                      


      浪路はるか

私は15歳の時に<一回目>一次にもひっかからず落ちました。
その時私は17歳の時にまた受ける事を決めて、普通の人だったら
すぐに頑張るでしょうが、私はそれから2年間学校のクラブに燃えて
K2の時、年が明けてから三ヶ月間その時だけは命がけ、それから
神だのみetc...とにかく、その三ヶ月頑張ったのです。
ソシテ今考えると本当にずーずしいというか思いこみが人よりとても深くて
ぜったいに入れると思いこんでいました。

もっとすごいことを言うと、私を落とす先生は、宝塚の先生をしている
かちがないなんて、ずいぶんすごい事を思っていました。

入る前から、学校の夢は毎日のように夜、ふとんの中で例の思いこみを
するわけで....やっと17歳の春めでたく宝塚の生徒になったのです。
私の予科時代はまず初日、あ 寮でのバクダンノック 何時ごろだったんでしょうか?
何もしらずに、すやすや、そんなとき、あのけたたましい数のノック....
外に出ると鬼の様な顔をした本科生が全員ずらっといらして
何やら、おしかりばかりで....
そんなパニッツクのさい中、今思うと、やはり変な子だったんですネ
私は窓の外をみつめて、心の中で山の点々とした光をみつめて
小さな湯の町、宝塚に生まれてたその昔は知る人もなき少女歌劇....
とまあ口ずさんでいました。

私は四番教室の責任者....分担は進藤満智子さん
この方との出会いは受験の時に、見た目は一番こわい感じがしたけれど
私のインスピレーションはピピと来たのです。

いざ 学校に入るとやはり、この方が私の分担になったのです。
初めて、この方が言った事は[私は、おこったりするのが好きでないし、あまりしたくないのです。
そうならない様 頑張ってネ」ひどく感動したんですネ、私はこの言葉に。
それからの一年間はただひたすら進藤さんを悲しませない様....
言葉でいわなくても一生懸命に,おそうじとか<色々>していれば、いつか
わかってくれる、だれか見ているだろう、そう心に思って頑張った結果
本科生には本当にかわいがってもらいました。

たまに、それが、さいわいして、いじわるされた事もありましたが、同期とか
見ていて、つく上級生によって天国とじごくの差だナアーなんて思ったりしました。

顔の数だけ色々な人格の人がいるんですから....あ。そうそう
そうじが大好きで床みがきすぎて、すべってこまるから、とうぶんみがかなくていいわ
ナンテ言われた事もありました。

本科生になってからは、とにかく、よく予科時代に言われた
「本科になれば本科の気持ちがわかる」それが身にしみました。
一人の何も知らない予科生を私が責任をもって指導しなければいけないのですから、
私はとにかく、うそのない心 一生懸命やる心を大切にしたいと
思いました。
とても、むずかしい事でした。
自分がちゃんとしてなければ言えない事ばかりですから、おこるばかりでなくほめる事も
それ以上に大切だと思っていました。

おこられて一になる予科生は何らかの形で十になる様ほめたり、はげましたり...
でもやはり下級生はどんな子でもかわいいです。
私はとくに本科の時、いやな思いをしましたから、その時予科生全員が

「あけみさん頑張ってクダサイ、私達みんなみかたです」という手紙をもらって
本当に心強かったし、そんな予科生の前では、悲しい、つらい気持ちも
自然になんとか頑張らなければという心のささえでした。
今でも感謝しています。
だから、そうした心のささえになってくれた下級生はよけいにかわいいのです。
それから一つ予科の時一番気を付けたいのは、夏休みをすぎると、ミスがふえるのです。ハイ。

とにかく色々な学校時代をすぎて春、初舞台です。
”浪路はるか”香川先生がつけてくだいました。
本当は彩乃昭深で「ひかりのてるみ」出したらだめだったのです。

今年研三とにかく私は娘役。
宝塚に入った以上は人の後にうずもれているのはいやです。
一歩も二歩も前に出て、とにかく私という何かを残したいです。
それから大きな夢一つ二つ、私は男役では杜けあきさん、麻路さきさんには
前から何かとてもひきつけられるパワーを感じるのです。
だいそれた事ですが組んでみたい、ハハハハハ....

前進あるのみ
宝塚大好きで舞台が大好きで、まわりにいる人々が大好きで
頑張って光りかがやきます。
いつか「浪路はるか」ここにありとなる様、初心を忘れず、それから
もっともっと人間的にも成長したいです。
ジェンヌだけでは生きてゆけませんからこのよの中は。
明日もこれからすーと素直な心持ちつづけて.....
浪路はるかをよろしくお願い致します、心から。・

今夜は最高  昭和60年4月22日  浪路はるか

        


       瀬川佳英

これぞ  夢の世界!
宇宙のどこにもない場
私の人生の半分以上 イイエ ほとんどを共にして来ました
ぜったい後悔しない時
宝塚に感謝をこめて、ありがとうございます
万歳 万歳 万歳!

              はなぐみ  瀬川佳英


            ☆☆☆

     松本悠里

     私は宝塚で
      宝塚の踊りを
       舞いつづけたい。
          松本悠里
         

        宝 純子

           世界中で一番
              素晴らしい町....
          そして
            そのゆめはの舞台は
                   私の生きがいです。

                 花組  宝 純子


            ☆☆☆

           海峡ひろき

「宝塚」....人によって
それぞれのイメージがあると思う。
実際ステージに立っている者でも[宝塚」というものに対する気持ちはちがうでしょう。
私にとっては観る人に夢をふりまく華やかな所でもあり、また、きびしく、つらい仕事でもある。
...とは言っても、苦しさ、つらさは、それほど大きくはない。なぜって。ライトの中で
拍手を聞いていると、とても充実感があるからだ。
これから、宝塚は宝塚なりの作品<もちろん玄人にも通用する>を作っていくべきだと思う。
夢もあり内容も深い藝術性のある作品....だって、その為に生徒は「レッスン」をしているのだから...

                          海峡ひろき
「宝塚」が世の中で、どのように受け止められているのか、すごく知りたい。みゆ


            ☆☆☆

           卯月 佳

何も知らずに飛び込んできた宝塚で一年一年色んな事が見えて来ました。
現在研五、やっと舞台に立つ事のおもしろさや、恐さ,そんな事がほんの少し
わかった様な、そんな気がします。
宝塚という響きに色んなものが入り乱れて.....

夢もあるし恐い様な現実も、まだまだ手さぐりで進んでいる状態ですが
一つだけ確信できるのは、やっぱり宝塚が好きだということです。
これだけ五年間一度も変っていません。
これから、どんなカベに、ぶちあたるか楽しみです。

                        星組 卯月  佳


            ☆☆☆

           三矢 直

何故だか最近、毎日が本当に本当に楽しい。
自分一人ではない、皆様の愛を感じて居ます。
数年前色々他の事に興味を持ってしまってここを離れようと思った時
矢張りどうしても舞台で歌ったりすることが死ぬ程好きだと気がつきました。

それ以来やけにやる気になっている三矢でございます。
二十一世紀は三矢の時代です。よろしく!

B型支離滅裂でごめんなさい。 1988年6月吉日  みつやなお

      


           早乙女 幸

母が宝塚に財団していたこともあって幼い子頃より観ていた舞台。
とても好きでした。いつも夢があって優しくて....私も宝塚に入りたいと思ったのは
”ベルサイユのばら”を観てあのワッカのドレスを着てみたいという気持ちをもったから。
そして母の退団した後の同期生達とのかかわりをずっとみてきて強いきずなをうらやましいと
おもったから、そして入団して上下関係のきびしさや社会に生きるルールを教えていただいたと
思っていますが、むずかしいのは世間にうとくなってしまうことです。

舞台人なのに他の舞台をあまり観ないくてもいいと演出家がおっしゃったり、組ごとに動くので
人間関係も狭まってしまったり、もっと自由にもっと大らかにしたら良いのになあと思います。

でも七十四年間の伝統は素晴らしいとほんとうに思います。
もっといろいろな方々に観て知っていただきたいのです。
PRをもっと上手にして世界にはばたいてほしいと思います。
もし娘が産まれたら<本人の意思にもよりますが>三代目宝ジェンヌにします。

                     雪組  早乙女  幸
     


            花愛望都

宝塚
今の私にとっては生活の大部分、精神的にも行動するにも何より優先
唄が好きで踊りが好きで芝居が好き舞台が好き、それを仕事で出来てる
今は本当に幸せ!

たくさんの人に巡り会えて、いろんな事を感じて普通では,のぞく事が出来ないような世界も
見れたり、とても感謝しています。
一般常識にかけていたり、小さな社会でクヨクヨしたり、つまらない人間だと思いますが
ここにいる間は今を大切に、そして、もっと大切なことが見つかれば胸をはって卒業していきます。

                          星組    花愛望都
                 


                          愛音羽麗

                    ひとつひとつ乗り越えて
                    一歩一歩前進して
                    立派な愛音羽麗になれる様に
                    頑張ります
                    宮田さんとの出会いを大切に

                        1999年10月16日    愛音羽麗

           21世紀 新しい未来に向かって
           一つ一つ歩いて進んでいこう
           明日はどんな自分が待っているのか
           時には立ち止まり時には走って
           進んでいこう 翔こう!

                        愛音羽麗    2000年8月29日
        


            ☆☆☆


             <演出家、振付家の気持ち>


               宝塚は夢を生む所です
                    愛を生む所です
               そんな所で仕事をするぼくは
                   今迄に色んな夢を愛を
                       苦しみながら生み出して来ました
                      そしてまた これからも
                      この幸せな仕事を続けていきます
               
                     いつまで続けられるか、わかりませんが
                       夢と愛 この二つの大切なものを
                       決して忘れないで
                     苦しみ悩みながら仕事を
                         続けていくでしょう
                         夢と愛 愛と夢
                          宝塚は永遠に
                          素晴らしいところです

                                      植田紳爾
       


            えっ!?宝塚?
                  私にとっては生活です。
                        でも本当は夢でありたいのです

                                     酒井澄夫


            ☆☆☆

                    私と宝塚
                 もの心ついた幼い頃から
              中学、高校時代、そして現在も、宝塚こそ我が人生と
               思い込んでいるのです
                 宝塚の人間なのに宝塚ファンなのです
                          何という甘さ!

                                     小原弘稔


            ☆☆☆

日本のミュージカル作りを勉強する為に宝塚に入団してもう二十数年がたちました。
まだまだな思う様な作品が出来ませんが、これからも宝塚にいつづけそうです。
タカラヅカ フォー エヴァー!
                                    岡田敬二
                          


                  私と宝塚
                   私の仕事場
                     私の美の発想
                      私の汗
                       私の魂
                         そして美の極致

                                      寺田瀧雄
       


             昭和17年から45年たちました
             宝塚は私の生涯で大きな部分をしめるページです
             格調高いレベルアッツプを切望します
            
                             花柳寿楽
  


                私と宝塚
               一二三四!リノリュームの床を
             風と裸の足が通りすぎる
                何人の生徒が私の目の前を
                     通りすぎる
                             
                   長い年月 私が教えて来た道
                そう 私には宝塚をはなれる事は出来ない それは
               一人一人を好きだから
            これからも存在する限り
               又床に足音を忍ばせて去りたい!
                 終わりなき旅だから......

                                  朱里みさを
   


宝塚のモットーは
清く正しく美しく
自分のモットーは
誠意と根性とそして努力を

これは何年か前の初舞台生の為に
考えだしたものだが最も適していると思う。
自己満足し毎年初舞台生にも筆で書き伝えています。

伝統ある宝塚の歴史を、けがさぬよう
そしてレヴューを守り続ける為に
若いヒナ鳥と燃えて汗を流す
このくり返しだが、やっぱり宝塚にいて、よかった!
死ぬ迄 宝塚を愛して結局はすきおなんだナと
つくづく思う

宝塚は永遠なりです

初舞台生のおやじ   喜多 弘  昭和61年3月20日

       


              宝塚に育ち
             宝塚に老ける
            宝塚こそ吾が人生
            小林一三先生の
             偉大な存在に
           我が目的は正しかりし

                内海重典  
              
                


大正三年四月一日 宝塚は初公演を行いました。
そして、その年の十二月早くも大毎<大阪毎日新聞>慈善公演として
大阪北浜帝国座で公演を行いました。

それを娘時代の私の母は見に行ったと申します
そうした母の血を享けて私は子供の頃から宝塚大好きでした。

それが後になって自ら指揮をとるとは夢にも思わぬことでした。
そうした宝塚は私の生命でもあります

これからひたすら愛しつづけます
そして宝塚の舞台から限りない美しい大きな夢を
広い世界にお届けしたいと願っています

七十五周年を迎えた今年の宝塚には大きな課題がたくさんあります
NY公演、新劇場建設.....

そうしたプロジェクトを一同の熱意によってみごとなしとげ百年二百年と
輝やかしい歴史を綴っていく大きな飛躍台にしたい!
私一人の力などしれていますが愛する宝塚のためぜんりょくでを出し切って
邁進していきます

                小林公平
               



            ☆☆☆

                  <特別寄稿>


                 宝塚.....夢の星くず
                  日は移り時は過ぎても
                   胸の底にのこる
                   かずかずの舞台

                 田辺聖子   1993年5月30日

   
               



                     人生はお祭りだ
                 宝塚は祝典だ
                      われら男性
                          
                               筒井康隆
                  


         日日好日
         宝塚好日
           宝塚は毎日が黄道吉日
                       太陽が運行する円
            春分をゼロとして いま 274度
                まいにちおなじ  しあわせのTakarazuka

                              陳 舜臣   1984年12月26日

 
            

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