◎陳舜臣文庫
◎タカラヅカ・レヴュー・ライブラリー
Hawaii Tenri Bunko
2236 Nuuanu Ave. Honolulu,HI96817
Phone:538-7671
上記二つは、天理教本部とハワイ伝道庁のご好意で、
ハワイ・ホノルルの天理文庫に特別に創られたものです。
企画 コーディネーター 宮田達夫 2002年10月
<陳舜臣文庫>
1998年1月に、当時セントラルバシフィック銀行で現名誉会長の斎藤譲一さん、
私の友人の遠藤吉実さん、沖葉子さんたちが中心になり、
陳舜臣文庫設立実行委員会を創り、その年の1月に陳舜臣夫妻が出席して
開設式が開かれ、ご本人が約50冊の本を日本から持参された。
初版本を中心に全著書が揃えられており、これだけの規模での陳舜臣作品があるのは
海外ではここハワイ・ホノルルだけ。日本国内でも珍しいはず。
出版の度に著者から文庫に本が贈られ、
年に一回はご本人もここを訪れるのを楽しみにされています。
この他、作家陳舜臣さんの執筆の様子など、
神戸の自宅の三灯書室で撮影した写真や色紙、
原稿執筆に使用した万年筆なども飾られています。
文庫の入り口には<陳舜臣文庫>と木彫りのプレートがかかっています。
1997年病後の陳先生とハワイを訪れた際、
ハワイは孫文ゆかりの地だし、陳舜臣文庫のようなものが
あってもいいのではと思ったのが発端です。
オープニングセレモニーは1998年1月末に行われ、
ハワイ州経済・観光局長の納谷さん、
実行委員長のCPB斎藤譲一会長はじめ、
たくさんの方が集まり華やかでした。
「ハワイと私」と題した陳先生病後初めて記念講演もされました。
2001年2月18日、喜寿の誕生日をホノルルで迎えられた陳舜臣さんは
「自分の文庫が天理教ハワイ伝道庁のご好意で創れたことは
大変有難いことです。
皆様の温かいご支援に応え、今後一層の執筆活動に専念します」
と語っています。
現在、蔵書は300冊余りで、出版される度に、
陳舜臣さんの好意で文庫に贈られてきます。
ハワイ天理文庫には日本の図書、ハワイや太平洋に関する歴史書、
日本人移民に関する図書4万冊の蔵書があり、無料で貸し出しています。
皆様のご協力をお待ちしています。
天理教ハワイ伝道庁 浜田庁長と陳舜臣氏
2010年6月撮影
<タカラヅカ・レヴュー・ライブラリー>
1998年6月に開設。
陳舜臣文庫設立の後、1998年6月に
宝塚歌劇を長年取材してきた関係から、
またハワイではたびたび宝塚歌劇の公演が行われているにもかかわらず、
宝塚の資料が何もないという地元の意見もあり、開設を思い立ち、
ハワイ伝道庁のご協力のもと天理文庫に設立。
ハワイでの宝塚歌劇団の初公演は昭和14年(1939年)4月14日。
日米間の切迫した緊張を解くため、
日本政府は国民使節を訪米させたが効果なく、
そこで訪米芸術使節団として振袖姿の宝塚歌劇団40人を
鎌倉丸でホノルルへ。
公演はマッキンレイ高校の講堂で2回行われた。
一行40人の中には、草笛美子さん、桜町公子さんもおり、
この方たちのサイン入りブロマイドが天理文庫内の
タカラヅカ・レヴュー・ライブラリーの中にファイルされている。
宝塚歌劇に関する著書,写真集、月刊の歌劇・グラフ、公演のビデオほかで
日系人などの方々に喜ばれています。
歌劇など月刊誌、単行本含めて500冊。
舞台ビデオテープ341本、DVD234本。
現在、総点数1000点余り
2012年6月には宝塚大学理事長の崎田喜美枝さんの協力で
阪急電鉄大橋太朗相談役がタカラヅカ レビューライブラリーに
宝塚歌劇の舞台収録のDVD140本をドネーションしてくださいました。
天理教海外部、元ハワイ伝道庁吉川庁長の後、現浜田道仁庁長、
天理文庫担当の顧問、Rev中尾善宣さん、岡田法夫、レナ夫妻のご協力で
管理運営が続いています。
※公演ビデオ、著書贈呈にご協力していただける方は、
「天理市三島271 天理教本部海外部 ハワイ伝道庁
天理文庫 中尾善宣宛て」に、お送りください。
ここからハワイに送付してもらえます。
すべてボランティアでしています。