ハワイの近況<2011年6月>



東日本大震災直後にハワイを訪れた。

確かにホノルル到着時の乗客の数は少ないように感じたが、更に強く感じたのは
入国審査官がいつもより厳しくないと言う印象を受けた。

一時は荷物を受け取り外に出るのに、いちいち調べていたが、今回はまったくそのような
気配はなく、どうぞどうぞと言う雰囲気だ。

観光地ホノルルとしては、矢張り大切なのは観桜客が来る事だろう。

今回、目に付いたのは、ご婦人の小団体だ。それと結婚式に来た人たちと、新婚旅行だ。
それでも大手のホテルではかなりのキャンセルがあったそうだ。

それより気がついたのは次第に航空会社もサービスの内容をリストラしている。
気がついたらデルタ航空はお絞りのサービスが無くなっていた。

ノスウエスト航空会社と合併したが、ノースウエスト航空は米国政府要人も利用する
航空会社だったの、サービスの面ではおおらかだった。

デルタではそのおおらかさは出来ないという。
聞くところによると更にデルタ航空はサービス面で厳しくなっていくらしい?

6月になると米国の学校が夏休みに入るので、親子連れが目立つが、ホテルのバーに
昼間行くと意外に以前は混んでいたバーカウンターがすいている。

矢張り米国自体の景気の悪さが素直に表れているのだろう。

丸亀うどんと言う店がクヒオ通りに開店したが、カフテリア形式で混んではいるが
どんどんな流れていくので、また最後に会計するのでチップ不要で人が集まっている。

味は?そんなにまずくはないということだ。

クヒオ通りにあるフードパントリーの陳列商品が以前とかなり変わり、美味なキムチはじめ
ブルーチーズのドレッシングとかかなり高級食材が?並べられている。

ただ食料品は本土から運んでくるだけに2割ぐらい高い、特に皆が言うのはミルクが高いという。

派手に開店したナイキタウンは閉店したままでその前にある日本食店京屋も巨大な建物そのままで
この一帯はワイキキの入り口だけに淋しい。

カパフル通りにあった中華料理店の跡に日本食を食べさせる店が出来たらしいが、いかがなものか?
カラカウア通りでは有名だった桃山は店を閉じたままだ。

芸能人で一時はやった和さびは、ブレーカーズホテルの中でビストロ和さびと言う名前で営業している。

免税店も10年位前までは朝行くと80%引きなどあり、ナニーニというイタリアのブランド品が安く手に入ったが
今日はそんな魅力のセールスも無い。
米国の不況はと言うより、米国人の質素さ?ホテルに4家族が来ていたが、夕食はホテルのプールサイドで
質素なデイなーを。ホテルでこれだけの人数で食べればチップだけでも大変だ。

所で米国では店で働く人はチップが収入,なのに日本人は払わない人?もしかしたらチップを知らない?
そんな人が多い。
因みに店では従業員のチップは100ドルあると考えて先に税金を引いているので、お客がチップを
払わないと大損するわけ。

今一番はホテルのベルボーイで、これは間違いなくチップが懐へ。
ホテルでもバーで飲んだりして支払う時、お釣要るとか聞くが、格好良くしたければ、ちゃんと計算して
お釣?要らないよというほうが、気持ちがいいはずだ。勿論相手もこれでチップが入ると微笑む。

ハワイにはアサノ オブ コーポレイションとう会社があり、ここの骨付き燻製のハムは最高で
しかも日本に持ち込めるのだ。勿論動物検疫は受ける。

同様にハワイのコスコで16個入りのフランスパンが6ドルあまりで買える。
これを日本へお土産に、そして例のハムをはさんで食べると最高だ。
英国のハロッズで売っているクロワッサン サンドウイッチより美味しいものが食べれるのだ。

もともとサンドウイッチは英国のサンドウイッチ公爵がカードをしながら食べれるものと言う事から
ロースとビーフをはさんで食べたのが由来とか。

コスコのいい点は、下着が安い、パストラミが安いし美味しい、コンビーフの塊を購入
キャベツと共に煮込んで食べると最高だ。
コーヒーもチョコレイトもダークを置いているから素晴らしい。勿論値段は安いね。

ここにトスカーナワインがあるのを発見、9.99ドルだ。最高の味!

ハワイは食べ物は運搬し手来るから高いが,着るものは本土と同じだと言う。つまり
日本より安いと言う事だ。

そういえばジーンズの素敵なのが特売で9.99ドル。日本で買う気にならないよね。

ものは考え方だが、ビジネス客は荷物は3個までオーケイ。ウエイトも気にしないで済む。が
エコノミークラスは、チックインの前に荷物の重さを計るものが置いてあり、皆それで己の荷物の
重さを量り、勿論団体も個人もだ。
昔は団体はグロスでいったが、今は個人個人のチエックインゆえ。そんなこんあを考えると
かなりの荷物を持ち,機内で飲んだりしたらビジネスの方がお得かも?ね。

皆さんの好きなゴルフにしても、パブリックコースのアラワイだ。
ここは来た順にチックインしてゴーだが、地元の人は35ドル,我ら日本からの人間はビジターで
57ドルだが、ここのコースはダイヤモンドヘッドを見ながらスタート、ワイキキのビル群を見ながらプレイして
最後18番はダイヤモンドヘッドを背景にテイショットを一発と言う素晴らしいコースと言う事を
ご存知かな?ホテルから10分の場所だと言う事も。

こうして世界j中が混乱の中、矢張りハワイは世界の中で一番の楽園だなあと、改めて実感。

でも缶ビールの値段は6缶5ドルだったのが数年前から1ドル半ぐらい高くなっている。
と言う事はコスコ、日本ではコストコと言うらしいがここで買うのが一番だ。

ふと目に付いたのは、ABCで大きさが10センチぐらいのLEDライトを販売、柄もトロピカル調で
単3の電池3本使用、明るさも抜群で値段も5ドルあまり、一寸したお土産にいいと、試しに1個
購入してみた。地震対策用?

そういえば、ワイキキに例の安売り店のROSSが出来る。
工事が遅れているといっていたが、もう完成してるのではないだろうか?
ここでは、見つけられれば大お得の品が激安で手に入る。

銀行の利息も0.50%まだ下るらしい?
日本の銀行に無いのは、ファーストハワイアン銀行がマスターカードの付いたカードを6月30日迄に
作ると、カードで購入した金額の3%のリベートがあるというサービスだ。
購入金額によっては、戻り金は大きい。

ビーチウヲーク通りも新しい店がちらほらと、セブンイレブンが出来たのも目新しい。

リーフホテルの中に開店した、おしゃれな洋品店?は不況のせいか?店をたたんで、昨年10月に
マウイへ帰ってしまったそうだ。

こうした中で、ザ ブレーカーズホテルは、ワイキキでは信じられない静かな異空間を維持しているから
不思議だ。

午後4時過ぎからは、プールサイドは誰もいなくなり、やがてそよ風が吹き抜けていく。
ワインを片手に心地よさが楽園を感じさせてくれる。



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