研究室


研究議題3「『リングにかけろ』ネタ強化講習」

今回の講義は、生徒の皆さんから以前より寄せられていた、
「リンかけネタばっかブチかまされても分かんねーよ。」
という声を反映しまして、リンかけネタの初級基礎講座を行おうと思います。
皆さんの中には『リングにかけろ』いわゆる『リンかけ』に造詣の深い方もいらっしゃるでしょうが、ここでは初心に返って聞いて
頂きたく思います。
なお、皆さんはこのゼミに通うほどの学力があるはずですので、キャラクターやストーリーについての解説は省略します。
では、テキストを開いて下さい。


第1章 スーパーブロー

「リングにかけろ」と言えば何と言ってもスーパーブローであろう。
「ギャラクティカ・マグナム」と言えば、この漫画を知らない人でもちょっと聞いた事ぐらいはあるかも知れない。
そんな伝説に残る数々のスーパーブローを解説しよう。

 

キャラクターNo.1 高嶺竜児

左ジャブ
初っ端から「これがスーパーブローか?」などと言うなかれ。甘く見てはいけない。竜児は小学校時代、これ1本で天才・剣崎順を倒し
ているのである。全てのパンチをマスターしていて、試合経験も豊富でさらに天才の剣崎を、である。
そして5年後・・・剣崎とのタイトルマッチはこの左ジャブの応酬から始まった。紛れもなくスーパーブローである。

ホイップ・パンチ(右ストレート)
中学時代。剣崎との練習試合で、負傷した右手をかばいながら戦った事から偶然生み出された右ストレート。パワーリストで鍛えられた
腕から打ち出されるスピード自体も凄まじいのだが、拳を引くスピードも超高速であるためヒット時の衝撃が倍増する。
後に、竜児のストレートパンチは全てこのホイップ・パンチに統一されたようである。

ブーメラン・フック
記念すべき世界初の名前付きスーパーブロー。菊が竜児にフックを教えた途端、いきなり身に付いていた。当初は「変なクセがある」
と見た菊であったが、後に実はこれが幻の「コークスクリュー・ブロー」独特の打ち方である事が分かる。ちなみにそれを見破ったの
は剣崎。チャンピオン・カーニバル、アメリカ戦、影道戦と、実は最も多くの敵をKOしているブローだったりする。

ダブルブーメラン
チャンピオン・カーニバルにおいて、河合武士をKOしたブロー。何故かこの1度きりしか使用していない幻のブローでもある。
ブーメランを破られたと思いきや、「ブーメランは不死鳥だァ!」という菊姉ちゃんの叫び声に応えて生まれた、ブーメラン・フックを
2連発する技。どうやら菊姉ちゃんの声(希望CV:鶴ひろみ)が起動コストになっているらしい。だから菊姉ちゃんの
いないアメリカ戦や影道戦では使えなかったのだろう。

ブーメラン・スクエアー
影道総帥戦で偶然生み出され(もちろんこれで総帥はKO)、何故かイタリアの刺客相手に完成した進化型ブーメラン。フシギダネから
フシギソウに進化したようなものである。相手が会場の外に吹き飛ぶのはこのブローが最初。もっとも、威力で吹き飛ぶのではなく、
強烈なコークスクリュー回転のために相手の身体が半回転してしまうから吹き飛ぶ、という理由付けがなされていた。
ちなみに「スクエアー」とは「自乗」の意味。ブーメラン・フックの2倍はおろか自乗の威力を持つ、という事である。

ブーメラン・テリオス
地獄谷の特訓で身につけたブーメラン最終型。フシギバナにあたる。今までのスーパーブローには特徴的な効果音の無かった竜児だが、
このブローで初めて特殊効果音を得た。ちなみにその効果音は「FIRE!」。ゼウスのゴッド・イリュージョンすら破った凄いブロー
だが、剣崎のギャラクティカ・マグナムとは相打ちになってしまった。これはむしろ剣崎恐るべし、と言うべきであろうか。

ウイニング・ザ・レインボー
とうちゃん→菊姉ちゃん→竜児と受け継がれてきた必殺のアッパーを、竜児がスーパーブローにまで昇華させた超高速右アッパー。
剣崎の天才性をもってしても1発たりともかわす事は不可能だった。よく見ると拳がコークスクリューしているのが分かる。ただし、
スタミナに不安があるはずの剣崎を倒すのに4発もかかったということは、実はダメージ自体は単なるアッパー
カット
なのかも知れない。どの道、竜児が世界を手に入れたブローなのだから、スゴイ事には変わりないだろう。

 

キャラクターNo.2 剣崎順(キャッチフレーズ:「スーパースター」)

黄金の腕
剣崎がJr.世界大会のドイツ戦までスーパーブローを持っていなかった理由。それは「必要なかった」からである。黄金と呼ばれた
この腕にかかれば、どんな敵も一撃必殺なのである。事実、アメリカ戦、影道戦、世界大会フランス戦までは、全てワンパンチで一撃
必殺であった。他の連中がスーパーブローをガンガン繰り出している中、ただのパンチでしかも余裕の勝利・・・剣崎のカッコ良さは
この無敵っぷりに集約されると言えよう。ちなみに、ただのパンチで特殊効果音(「CRUSH!」等)が出せるのは剣崎と石松のみ
である。

ギャラクティカ・マグナム
ドイツ戦直前、発電所でイキナリ特訓してイキナリ身につけ、イキナリ敵を場外に吹き飛ばした、あまりにもイキナリなブロー。
それでも「リンかけ」を代表する超有名ブローである。同時期に竜児が使っていたスクエアーとは違い、力任せに相手を場外まで吹き飛
ばす破壊力を持つ右ストレート。「リンかけ2」の影道総帥に至っては「二十世紀最大の拳」とまで言い切ってしまっている。剣崎得意
のカウンターをスーパーブローにまで昇華させたものだと思われるが、単体でも十分過ぎる程の威力を持つ。息子の麟童は、もっぱら
右ストレートとして使用しているようだ。「ぎゃらくてぃーか・まぐなむ」と発音した方がカッコイイのでお試しあれ。
なお、特殊効果音は主に「BAKOOOOM」である。

ギャラクティカ・ファントム
おそらく「リンかけ」史上最強のブロー。その正体は利き腕の左から繰り出すマグナムと言い換えても良いだろう。ただし、撃ち終わっ
た後のフォームを見る限り、左フックのようにも見える。流石にウイニング・ザ・レインボーには打ち負けたが、破壊力や正確性を考え
たらまず最強である事は間違いない。ギリシャJr.の副将テーセウス、ギリシャ12神のハーデス、世界バンダム級チャンピオンの
ジーザス・クライストといった数々の強敵がこのブローの前に為す術なく沈んだ。
剣崎のスーパーブローはこれ以後全く進化を遂げていないが、最後まで最強のブローであり続けた。志那虎や河合の最終ブローと違い、
使用するデメリットが一切無いのも特筆に値する。ちなみに効果音は無し。見開きでドーンと銀河が飛び出るのみである。これが後の
「車田正美的様式美」の走りとも言える。

制極界
スーパーブローではないが、剣崎がギリシャ12神のハーデスに対抗して張れるようになった特殊な結界。この結界内で攻撃を繰り出す
者は、その攻撃の威力が自分自身の身に跳ね返って来るという、ハンムラビ法典のような技。
現実的に考えれば、「絶対的なカウンターの間合い」を作り出して、そこで生まれる全ての攻撃にカウンターを入れる事が出来る・・・
そういう事かと解釈出来るだろうが、どうやらそうではないらしい。
剣崎も流石にこれは無茶苦茶だと考えたのか、プロになってからは使っていない。制極界内でジーザス・クライストが
ネオ・バイブルを撃ったらどうなっていたか、非常に興味深い。(ボロボロになりながら天地創世を朗読し続けるのだろうか。)

 

キャラクターNo.3 影道総帥(剣崎殉)

コピー能力(S・R・T、ジェットアッパー、ブーメランフック)
なんで3人目が河合ではなく総帥なのかは、言うまでもなく私の趣味である。兄の剣崎と違って素直で親切かつ仲間想いで美形、その
くせ天才。ステキ過ぎである。
このように総帥はステキなので、一度見た技をコピーする事など朝飯前。日本Jr.対影道戦では、前述の3ブローを完璧に真似して
見せた・・・が、それでも竜児は倒れなかったりする。ちなみに「リンかけ2」ではマグナムすらコピーしている。
パンチが速ければ出来るスペシャル・ローリング・サンダーや、リズム感とセンスがあれば出来るジェット・アッパーはともかく、竜児
の天才性と独特の癖が生み出したブーメラン・フックだけは真似出来ないと思うのだが・・・(単なるコークスクリュー左フック?)。

影道雷神拳
総帥が初めて見せたオリジナル・ブロー。使った相手は竜児。「膝をついて右アッパー」という見た目が非常に地味な技である上、
ほぼゾンビ並の打たれ強さを持つ竜児にはあまり効かなかったようである。やはり車田漫画において地味なのは致命的である。
後にギリシャ12神のバルカンに対しても使ったが、やはり地味だった。こんな地味な技にKOされるバルカンって
一体・・・。撃った時の演出力では息子の嵐に負けている感は否めない。やはりスーパーブローはアオリの構図でないと。

影道鳳閣拳
影道総帥、第2のブロー。しかし一度しか使用しなかった幻のブローでもある。いわゆるハートブレイク・ショットであるが、その実は
「3年殺し」。喰らった直後は何ともないが、相手は徐々に弱っていき、最終的にはダウンする。さすがに試合では使用しなかったが、
結構エグイ技である。2では嵐も使っているが、24時間以内に死ぬという途方もないヴァージョンアップを遂げている。

影道龍極破
総帥を代表するブロー(?)。相手の神経を仮死状態にして動きを封じるという、既にどう考えてもボクシング技ではないブロー。って
言うか、とても人間技とは思えないのだが。こんな技があるなら対竜児戦で使っておけばいいものを、出し惜しみするから負けた。
ちなみに総帥は剣崎の制極界を見て驚いていたが、自分の龍極破には何の疑問も感じていな
かったのだろうか

影道冥皇拳
おそらく総帥の最強ブロー。その正体は棒立ちの状態から繰り出すアッパー。もはや総帥のお家芸とも言える「地味な背景」の中、相手
はお星様になってもおかしくないような高さまで突き上げられる。純粋な破壊力では全スーパーブロー中、屈指のものであろう。
撃つ前に大きな隙があるか、命中率が極端に低いのだと思われる。そのため、龍極破の後の決め技に使われる事が多いようだ。

 

キャラクターNo.4 河合武士(キャッチフレーズ:「越後長岡の若武者」)

ライト・アッパー
河合武士のスーパーブローは全てアッパーであるが、チャンピオン・カーニバルではもっぱら普通の右アッパーを使っていた。それでも
対戦相手の竜児をリング外まで飛ばすのだから、その破壊力は凄まじい。ちなみに「普通のパンチ」で相手をリング外まで飛ばす事が
出来たのは河合と剣崎の2人だけである(ジェイルですら石松をリング外までは飛ばしていない。竜児の偶発カウンターは例外とする)。
奇しくも両方とも右のアッパーで、飛ばされた対戦相手は誰あらん、竜児その人である。
・・・竜児、ひょっとして飛ばされ易い?

ジェット・アッパー
チャンピオンカーニバルではメチャクチャ嫌味な美形キャラだった河合が、敗北とアメリカ戦を経て良い子に変貌し、その記念とばかり
に影道戦で披露したスーパーブロー。短いストロークで相手の顎を跳ね上げるというアッパーの常識を覆し、超低空から全身の力でカチ
上げると言う、意外と男らしいブローである。しかし「リズム感」云々がどのように作用しているかはまったくの謎
ちなみに影道戦での決め台詞「素晴らしい鈴の音をありがとう。でも、ショパンの調べにはかなわない。」はリンかけ名台詞の一つ。

ジェット・ラベンダー
例によってお約束実は利き腕だった左腕から放つジェット・アッパー。その凄まじい破壊力に左腕が耐えられ
ないため、たった一度しか放つ事が出来ないというリスク・パフォーマンスの非常に悪い技。ウォーカーギャリアのICBM投げみたい
なものか。それでも、河合の究極ブローであり、地獄谷4大ブローの一つである。バカにしてはいけない。

 

キャラクターNo.5 志那虎一樹(キャッチフレーズ:「いぶし銀」「猛虎」)

神技的ディフェンス
コレでしょう! 志那虎と言えばこれを外して語る事など出来ませぬ。対戦相手が、自分のパンチが志那虎の身体をすり抜けてしまう
ような錯覚すら覚える紙一重の見切り。ドイツの参謀ヘルガに「シナトラに攻撃が当たらないのはもはや世界の常識」とまで言わしめた
完璧(ファルコメンハイト)なディフェンスである。これが出たらもう、志那虎は勝ったも同然。志那虎はこれが効かない相手にしか
苦戦しなかったと言い換えても良いだろう。なお、かわすのは相手のパンチだけではなく「返り血」なんかも回避できる。相手の背後に
回り込んでの決め台詞「どうした。誰と戦ってんだおめえ。」は、男なら一度は言ってみたいセリフ
である。

ローリング・サンダー
本気の志那虎チャンピオン・カーニバルで見せたスーパーブロー。埼玉代表の鬼島を一瞬で葬った他、アメリカ戦では直前の河合の苦戦
が嘘のように「ヘルス・エンジェル」ミックを瞬殺した。志那虎は幼少時の負傷が元で右腕を一切使えないのだが、その代わりに鍛え上
げた左腕から繰り出す3連続ストレートである。実に0.5秒で3発、正確に相手の顔面・下顎・鳩尾へと叩き込む。決まった瞬間は、
あまりの速さに分身したようにも見える(読者から見て)。渋い。なお、連続技スーパーブローはこの他にもギリシャJr.イカルスの
「スカイ・トリプル・ダンシング」という3ヒットコンボがあるが、志那虎は次に挙げるとおり「5ヒット」まで所持している。ちなみにジーザス・
クライストの「ネオ・バイブル」も7ヒット技であるが、1コマで終わらない(それどころか15ページも使用する)ので連続技からは
除外する。

スペシャル・ローリング・サンダー
これがその5ヒットコンボである。同じく0.5秒の間に5発打つという、ローリング・サンダーをそのまんまパワーアップさせた技。
加撃部位に「両脇腹(おそらくストマックとレバー)」を追加している。見開きで5体分身して左ストレートを繰り出す志那虎の勇姿に
震えた男は少なくあるまい。初登場は影道戦。河合がジェットアッパーを、石松がハリケーン・ボルトを披露した戦いにおいてである。
この時には既に発展型のスーパーブローを身につけていた(しかも戦えば楽勝パターン)のだから、やはり志那虎には「別格」という
イメージがある。

円月拳
相手の背後から一刀両断。志那虎の家に伝わる剣技「志那虎陰流」の奥義「円月剣」をボクシングに応用した技である。
相手の顔面から胸板までバックリ割れて鮮血が吹き出すほどの切れ味を持つブローで、どう考えても相手は100%死ぬ
ご多分に漏れず「使うと腕が破壊される」という使い捨てチックなブロー。しかし、志那虎は子供の頃から左腕一本を徹底的に鍛え抜い
ていたおかげで大丈夫だったらしく、知らん顔して2回も使った(12神戦&阿修羅戦)。これも地獄谷4大ブローの1つ。

 

キャラクターNo.6 香取石松(キャッチフレーズ:「ケンカ・チャンピオン」)

特攻
アメリカ戦のジェイル相手に使った、特攻作戦。相手のパンチをまともに受け、フッ飛んでロープの反動を利用し、相手に全体重と慣性
を乗せて特攻するという、フツー死ぬ技。流石に体がもたないのか、使ったのはこれ1回ポッキリ。こんな技を多用していたら、
本物の大人になる前にパンチ・ドランカーになってしまっていただろう。こんな技だけは麟童に教えないようにして頂きたい。

ハリケーン・ボルト
石松のスーパーブロー、記念すべき第一弾。天高くジャンプし、落下による加速を得て破壊力アップ&無防備な頭上から攻撃する。
しかしながら往年の名トレーナー、エディ・タウンゼント風に言うなら「攻撃が点」であるため、命中率は低下すると思うのだが。
とは言っても影道戦でこのブローが初登場して以来、今ひとつ強いかどうかよく分からなかった石松の株がグーンと上がったのは確か。
このブローをひっさげて、石松が先鋒戦を勝ち進む姿は見ていて快感であった。効果音も。やはり車田漫画は派手でないといけない。
分かってる?総帥。

スパイラル・タイフーン
ハリケーン・ボルトに螺旋回転を加えた強化型ブロー。12神のペガサス(流星拳は使わない。念のため)を倒した。
「ダメージアップ」と「敵の幻惑」の両方を螺旋回転1つで行ってしまうという一石二鳥なブローである。この辺はジャンプ1つで
「ダメージアップ」と「奇襲効果」を与えたハリケーン・ボルトと設計が似ている。
このように石松の技は非常に貪欲であり、実は科学的である。ただのパンツ集めが趣味の男ではないのである。
なお、地獄谷4大ブローの一つでもある。

火の玉ハリケーン・ボルト
まったくもって謎のブロー。剣崎と菊姉ちゃんが結婚するような話を聞いて、怒り狂った石松(姉ちゃん萌え)がタイトルマッチ直前の
剣崎を襲撃。正面からの叩き合いでは決着が付かず、ついにスーパーブロー同士のぶつかり合い!
ギャラクティカ・マグナムvs火の玉ハリケーン・ボルト!! 決着はマグナムの勝利だったが、まさに僅差であった。
しかし、マグナムと引き分けるという事は、威力自体はスゴイモノだったに違いない。正体が分からないのが残念である。


第2章 アイテム

次の講義にて・・・


いかがでしたでしょうか。

それでは、今回の講義はここまで。また来週、この研究室でお会いしましょう。

♪「カノッサの屈辱」のテーマ♪


 

教授、ありがとうございました(戻る)