<ホワイトデー>
良「亜美さんまだですか〜?」
亜美「ちょっと待って…………うん、入ってきて」
ガチャっ!
亜美「良くん………素敵なお返しありがとう!!」
ドアを開けると、紺のドレスを着た亜美が良の前で嬉しそうに立っていた。
良「やっぱり僕の思ったとおりだ!亜美さんにぴったりですね。サイズもぴったりみたいですし」
亜美「うん!なんでこんなにぴったりなのかしら?測ったわけじゃないのに」
良「それは・…………まあ、わかるでしょ亜美さん?」
にっこりと笑ってウィンクする良。
亜美「え?・・………あ!もうっ…………良くんったらぁ」
ポッと顔を赤らめる亜美、ウィンクの意味がわかっているようだ。
しかし、その顔が急に暗くなった。
亜美「バレンタインのとき調子にのって、良くんを病院送りにしたのに………
こんな豪華なお返しもらって、私………」
良「いいんですよ、亜美さんがそんな心配しなくても」
亜美「でも・・…………」
良「………………じゃあ、僕のお願いを聞いてもらえますか?」