vconfig メモ
last update 11/20/2007
はじめに
vconfigはIEEE802.1QVLANタギングを利用したVLANインタフェースを作成するためのlinuxコマンドである。
下記の公式サイトでダウンロードできる。
http://www.candelatech.com/~greear/vlan.html
インストール
上記の公式サイトからtarボールをダウンロードし、コンパイルする。
そして出来上がった実行ファイルを適当なディレクトリにコピーしてやればよい。
ここで注意するべきことは、linuxカーネルで802.1QのVLANタギングが有効になっているかどうかだ。
有効になっていない場合は、802.1QのVLANタギングを有効にしたlinuxカーネルを使用すればよい。
使用方法
ここでは、インタフェースの作成と削除をする基本的なオプションのみを紹介する。 紹介するコマンドが基本のみなのは、筆者がvconfigについて深い知識を持っていないからである。 なお、以下に記述するコマンド例はデフォルト設定時のものである。
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インタフェースの追加
# vconfig add 物理インタフェース VLAN番号
例:eth0にVLAN4のインタフェースを追加する
# vconfig add eth0 4 -
インタフェースの削除
# vconfig rem VLANインタフェース
例:eth0に追加されたVLAN4のインタフェースを削除する
# vconfig rem eth0.4
vconfigの動作
vconfigはVLANインタフェースをサブインタフェースのように作成する。
上記の例では、eth0にVLAN4に属するインタフェースeth0.4を作成した。
この仕様は、トランクポートを設定したスイッチとルータを会話させるために、
ルータにサブインタフェースを設定することに似ている。
以下にVLANインタフェースの動作を示す。
図1.vconfig I/O例
上図のとおり、VLANタグが挿入されたフレームは物理インタフェースから送出される。
つまり適切な設定をしてやることで、意図したVLANネットワークを構築することができるのである。
vconfigの設定ファイルは、/proc/net/vlan/以下に作成される。