盛岡からの お客様
    
            2005/4 /10   new

4月2日  (土)2:30p.m.  
お客様がありました。


  市内津軽石川にて   伊香さまの作品です
  盛岡赤十字病院に勤務していた時の患者さんが、ご両親 と一緒にクリニックをたずねていらっしゃいました。 3〜4才の頃、入院した時に、本人とお母様に、私が何かを 話したらしいのでした。何を話したのでしょうか、 私の記憶はあまりにも薄らいでしまったのですが、午後の 木漏れ日の中で本人とお母様と私が座っている場面がかすか に浮かんできました。 そのときから、本人は「大きくなったら身体と薬について 勉強したい」と思ったのだそうです。 それで高校を卒業して、早稲田の人間科学部・人間情報学科 を終え、この春富山医科薬科大学の大学院(薬学部)に 進学したとの事でした。その事をどうしても私に報告したか ったのだそうです。それでわざわざお父さまが車を運転して、 宮古までいらしたのでした。 本人は22才になっていて、当時のお顔をすぐには思い出せ なかったのですが、ご両親のお顔を見たらふいに、優しい ぽっちゃりしたお顔を思い出しました。 大学院では何を勉強するのですかと質問しましたら 「生薬に興味があります。」「体内時計についても勉強した いです。」と大きな瞳を見開いて話されました。 何か解ったら先生にもメールで教えてくださいと頼みました。
  改めて小児科の仕事の大事さを思いました。 何年も思いつめていらっしゃるお子さんの心に、思わず 涙がにじんで来るのでした。 ありがたいことでした。 
お土産に早稲田大学のクッキーをいただきました

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