Windowsの通常のサウンドはスピーカーから聴きたいけど、
Skypeの通話はヘッドセットで聞きたい場合にスピーカー・イヤホン端子を
わざわざつなぎ変えなくても同時に接続したまま利用する方法を紹介します。
今回使用するサウンドカード
メインで使うサウンドカード | Creative SoundBlaster Audigy (PCI) |
Skype専用にするサウンドカード | Arvel USB to AUDIO CONVERTER HAMU02 (USB1.1) |
通常はマザーボードやPCIスロットに装着した本体内蔵のサウンド機能を利用して
PCで音楽やゲームの音を聞いていると思います。
今回はそれにUSB接続のサウンドカードを追加し、利便性の向上を図ります。
サウンドカードを複数用意することで入出力を2つ以上のサウンドカードに分けることが出来ます。
通常の利用方法は、音声出力(スピーカー)はPCI、音声入力(マイク)はUSBという使い分けが可能になります。
Skypeではさらに通常のサウンド出力をスピーカー、Skypeのサウンド出力をヘッドセットという使い分けも可能になります。
USB接続のサウンドカードの場合はPC本体の外側に
アナログ回路が出てくるのでPC内部のノイズの影響を最小限に抑えることが出来ます。
安価なPCIサウンドカードやマザーボード上のサウンド機能の場合、
このノイズの影響で「ジー」、「ザー」、「サー」、「ジリジリ」、「ブーン」
といった本来再生されるべきでないノイズがヘッドセットから聞こえたり、
マイク入力では相手にこれらのノイズが聞こえる可能性があります。
私個人の考えではUSBタイプのサウンドカードの使用をお勧めします。
接続自体は単純です。
通常使っている本体内蔵のサウンドカードにスピーカーがつながっている場合、
USBタイプのサウンドカードをUSBに接続します。
Windows 2000やXPであれば自動的に認識してくれます。
USBサウンドカードが認識されたあと、USBサウンドカードにヘッドセットを接続します。
緑の端子がイヤホン、ピンクの端子がマイク側になります。
スタートメニューからコントロールパネルを開き、
「サウンド、音声、およびオーディオ デバイス」を選択します。
次の画面で「サウンドとオーディオ デバイス」を選択します。
上の画面が表示されたら、画面左上のオーディオのタブを選択します。
上記画面となっている場合、通常使うサウンドカードをPCIのものに変更し直す必要があります。
上記画面になっていれば、通常の使用では今までと同じ使い方が出来ます。
2006年8月時点での最新版はSkype2.5なので、その画面に従って説明します。
Skypeで自分のアカウントにログインします。
Skypeの画面上のツールを選択し、表示されるメニューから設定を選択します。
上の画面のように、オーディオ入力とオーディオ出力の欄を「C-Media USB Headphone Set」にし、
呼び出し音は「Windowsの標準デバイス」とします。
こうすることで、USBに接続したヘッドセットで相手の声を聞き、
自分の声をヘッドセットのマイクから入力出来ます。
また、相手からの着信があった場合は通常のスピーカーから着信音が鳴りますので、
ヘッドセットを身につけていなくても着信音が聞こえます。