Ti4600-TD8XJ

販売元 製品種別 商品クラス
MSI COMPUTER JAPAN グラフィックスボード DX8.x後期ハイエンドクラス・ファンレス

製品写真

Ti4600-TD8XJ写真1Ti4600-TD8XJ写真2(写真はMYCOM PC WEBより)
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基本性能

GeForce4Ti4600-8X(現在GeForce4Ti4800と呼ばれているので、以下GF4Ti4800と表記する)
コアクロック300MHz・メモリクロック650MHz・VRAM DDR 128MB
DirectX 8.1対応・AGP8x対応
ファンレス(ヒートレーン技術採用)

使ってみた感想

以前使っていたのはRADEON9000PRO VRAM64MB版だったので、それとの比較になるが、
同じDirectX8.1世代のビデオカードでも処理速度はかなり異なる。
RADEON9000PROは廉価版という位置づけだが、GF4Ti4800はハイエンドという位置づけだった。
GF4Ti4800の性能はいろんなサイトで掲載されているのでここでは特に触れないが、
ファンレスであるにもかかわらず通常のGF4Ti4800と同じクロックで動作しているようである。
やはりRADEON9000PROとは1,2ランク違う性能を見せてくれる。
この製品の一番の売りはファンレス設計による動作音がしないことだ。
その代わりとても大きなヒートシンクが両面を覆っている。
ヒートシンクが熱を奪うのはメインチップの表面のみのようで、チップの裏面はヒートシンクと基盤が直接接触しないようになっている。
性能が上がるにつれてビデオカードの発熱は増える一方であり、それに比べて搭載されるチップファンが小さいことも少なくない。
そんな中、ヒートレーン技術を駆使して作られたこの大型ヒートシンクはとても巨大であり、なかなかの冷却性能を発揮している。

不満に思う点

私はそこまで気にしていないが、AGPスロットの下のPCIスロットを完全に一つふさいでしまう。
また、ボードサイズに加えてヒートシンクがU字に折り返しているため、かなりの奥行きが必要になる。
私のやや大きめのATXケースでもHDDと干渉する部分ができてしまい、HDDの取り付け位置をずらしたほどである。
別にファンを用意する必要はないが、ある程度ケース内に空気の流れを確保しておいた方がよいと思う。
また、GF4Ti4800にしては値段が高いのが難点である。

総評

パソコンの騒音が気になる人にとって、こういったファンレス製品は積極的に選択肢に入れてよいと思う。
ただ、処理速度対価格比で他社製品と比べると割高になってしまうのは少々悩みどころである。
しかし、価格については「騒音性能(静粛性)」というのを加味すればある意味妥当だといえそうだ。
自作用のATXケース&マザーでないと、
サイズ的な制約やPCIスロット数の制約で取り付けできないのは一般ユーザーにはつらいところである。

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関連リンク

製品紹介ニュース
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/07/17/22.html

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