内蔵型DVDドライブ PLEXTOR PX-716A

販売元 製品種別 更新日時
PLEXTOR
プレクスター
記録型DVDドライブ
(±R/RW ±R 2層対応)
ATAPI接続(内蔵型P-ATA)
2006/11/10 新規作成

製品写真

PX-716A製品写真(写真はPLEXTOR 製品情報ページから)

基本性能

DVDはRAMをのぞいて±R/RW、そしてDL(二層)メディアへの書き込みに対応している。
-R/+Rへは16倍速書き込みが可能で、DLタイプは6倍速で書き込める。
また、太陽誘電の8倍速対応DVD-Rメディアに対して16倍速で書き込める速度違反が可能である。
記録型DVDにはCD-R/RWへの書き込みが遅いものがあるが、この機種はCD-Rに48倍、CD-RWに24倍速書き込みが可能となっている。

書き込み
読み込み
速度
メディア
タイプ
書き込み
 最大速度/方式
   読み込み
   最大速度/方式
DVD+R  16倍速/CAV
    12倍速/CAV
DVD+R DL 6倍速/CLV
※ファームウェアVer1.04以降での対応。
     8倍速/CAV
DVD+RW   8倍速/PCAV
ファームウェアのバージョンアップ
にて対応予定

    12倍速/CAV
DVD-R   16倍速/CAV     12倍速/CAV
DVD-R DL 6倍速/CLV
※ファームウェアVer1.05以降での対応。
     8倍速/CAV
※ファームウェアVer1.04以降での対応。
DVD-RW  4倍速/CLV     12倍速/CAV
DVD-ROM - 1層 16倍速/CAV
2層 12倍速/CAV
CD-R  48倍速/CAV     48倍速/CAV
CD-RW  24倍速/PCAV     40倍速/CAV
CD-ROM -     48倍速/CAV

(上記はPLEXTORのウェブサイトより抜粋 CAVは回転数一定 CLVは線速度一定)

使ってみた感想

ファームウェアを1.10にアップデートしているが、2層式の±Rメディアに書き込みが可能だ。
太陽誘電の8倍速対応DVD-Rメディアに16倍速書き込みが可能であり、
また、AutoStrategyというドライブが未知のメディアに対して書き込み品質を学習する機能が付いている。
他社のドライブにはない珍しい機能を搭載しており、便利である。
AutoStrategyについては太陽誘電のメディアしか使っていないので効果は分からないが、ネットでの評価は分かれている。

不満に思う点

特にこれと言って不満な点はないのだが、あるとすれば価格が他のメーカーより若干高いことと、
このドライブ特有なのか、左カックン現象と呼ばれる動作をすること。
左カックン現象とは、トレイがイジェクト動作した際、最後に左側に1~2ミリ程度トレイがカクッと動く動作をいう。
別に何ら不都合なことは無い動作だが、神経質な人は気になるかもしれない。(plextoolsなどを使えばこの現象を回避可能)
また、ファームウェアの更新も頻繁に行われており、不具合の数とファームウェア更新のリスクがあるのはマイナスだろう。

総評

プレクスターのドライブはCD-R時代にブランドを築き上げたが、
DVD時代になってからは高性能や高品質さが噂される機会は減ってきたようだ。
このドライブについては特に評価が分かれており、生産工程に不備があったのか、
販売開始からまもなく販売中止になってしまった。
その後、型番を変えて再販されることとなったが、再販前は個体差が激しかったようだ。
いわゆる当たりはずれの多いドライブとされたが、再販後はトラブルは減ったようだ。
他社の製品に比べて割高ではあるが、不良品でなければ一定の品質は保持していると思われる。
唯一の特徴としてPlextoolsが使えることが大きく、書き込み品質測定などマニア向けの機能はよいと思う。

関連リンク

製品情報
PLEXTOR PX-716A 製品情報

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