Aterm BR1500H

製造・販売元	製品種別
NEC	有線Broadbandルータ

製品写真

BR1500H商品写真（NEC 121ware.comより）

基本性能

ローカルルータモード時90Mbps/PPPoEモード時80Mbps

使ってみた感想

この製品は2003年後期には珍しくなくなったいわゆる100Mbps相当に対応する製品だ。
発売からかなり時間が経っており2003年後期では7000-8000円程度で購入できた。
2002年の安価なモデルに比べれば機能や性能は割といいほうで、現状では特にそれらについては不満はない。
ルータの設定はWebブラウザから接続して行うことができる。しかし、どこに何の設定項目があるのかはちょっとわかりづらい気もする。
また、設定を変更すると毎回ルータの再起動を要求される。重要な設定変更以外は再起動なしに運用可能にしてもらいたい気がする。
NATセッション数は最大4096あるので通常の使用では足りなくなることは無いと思われる。
また、SmartBits2000によるスループット計測では98.7Mbpsとのことだが、一般にPPPoEモードで使われると思うので実際には80Mbps以下しか
速度が出ないということになる。しかし、一般的なADSLやFTTHでも80Mbpsをフルに使うことはまず無いので速度的には十分といえる。

不満に思う点

やはり設定変更に再起動が必要なところだと思う。パケットフィルタなど様子を見ながら変更する場合に再起動の連続は正直きつい。
設定画面の設定項目がプルダウンメニューとなっており、自分の探そうとしている機能を見つけるのに若干手間取ってしまうことがある。
再起動に時間がかかる、といった感じだろうか。
ほかに、ファームウェアが基本的に初期バージョンの7.00の状態で販売されているため、個人でアップデートする必要がある。
これを行わないといくつかの機能が使えない上に、アップデートに失敗して故障した場合は保証の対象外になってしまう。

総評

もともと性能としては高い方だと思うのである程度の要求に対しては対処できると思う。
ただし、扱いにくい点が少々存在するのでパソコンに詳しくない人には扱いづらいと思われる。
時期からして7000-8000という価格帯は少々割高な印象もある。（2003年末時点で90Mbps対応品が6000円で買える）
ということから万人向けとは言いづらいものがある。

この製品をお勧めする人

パソコン中級者以上
NATセッション数が1024でも足りない人

この製品をお勧めできない人

パソコン初心者
設定に時間がかかるのが嫌な人