BLR3-TX4L

製造・販売元 製品種別 商品クラス
メルコ(BUFFALO)OEM元・ZyXEL 有線Broadbandルータ エントリーモデル

製品写真

正面図および背面図
BLR3-TX4L正面図BLR3-TX4L背面図(写真:バッファローのHPより)

基本性能

実効スループット26.2Mbps・LAN側に4ポートの10/100BASE-TX対応HUBを搭載(AUTO-MDIXに対応)

使ってみた感想

いたってシンプルなルーターだと思った。
ACアダプタをセットし、パソコンとLANケーブルを接続して、IPアドレスをPPPoEで取得するように設定すれば
複数のPCからインターネットに接続できるようになった。
私にとって、このルーターがはじめてのルーターになるのだが、思ったより簡単に使えた。
このルーターの性能は好条件下で26.2Mbpsなので、PPPoEやパケットフィルタなどを使うとそれより速度が落ちると思われる。
しかし、ADSLユーザーには速度的に不満を覚えることはごくごくまれだと思う。
ADSL24Mといっても実際には10Mbps以下の人がほとんどだと思うので20Mbps近くまでかなり余裕がある。
安定性についてはそれなりにいいのではないかと思う。
ルーター自身は勝手に再起動することはほとんどなく、通信で問題が起こることは少ない。
だたし、このルーターのNATセッション数は最大256と少ないので、たくさんの画像を表示するようなwebページを表示したり、
同時にたくさんの人からアクセスのあるサーバーを立てようとすると、アドレス変換ができなくなり接続障害が発生する恐れがある。
ほかのサイトではこのルーターは発熱がひどいとか言われていたりするが、私が使った感じでは
触ってみても、「温かい」または「やや熱い」と感じる程度で、火傷しそうなほどではない。
熱で異常動作する様子もないので、発熱は問題ないと考える。
どうしても心配な方はルーターの足を足して底面の空気の流れを確保すれば多少はマシになるかもしれない。
価格も現在4000円前後で購入できる状態になっている。

不満に思う点

このルーターの一番の難点は、やはりNATセッション数の少なさだと思われる。
一般的なwebブラウジングや写真などのファイル送受信、インターネットゲームなどでは問題はまず起こらないが、
ルーターのログを見てみると時々NATセッションがいっぱいになっているメッセージを見かける。
また、アドレス変換のルール数やパケットフィルタのルール数、設定項目が少ないということも挙げられる。
アドレス変換で個別のIPアドレスにパケットを送る場合にTCPとUDPの区別がなかったり、
パケットフィルタの動作ではLANからWANに向けて送るパケットを遮断するのみで、
WANからLANへ入ってくるパケットを遮断するルールを作成できない。

総評

低価格でありながら割と安定しており、ADSLでの速度も申し分ないことから
個人的に低価格ルーターではお勧めの部類に入る。
ただし、NATセッションの最大数、アドレス変換やパケットフィルタの設定はあまりよいものではないので、
ある程度上等な使い方をする人にとっては物足りないのも事実である。
しかし、今のところwebブラウジングやインターネットゲームで問題が起こったことは無いので
パソコンの初心者やよほど高度なことをしない限り中級者でも十分使えるルーターだと思う。

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関連リンク

製品情報
http://buffalo.melcoinc.co.jp/products/catalog/item/b/blr3-tx4l/index.html

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