買い物や移動の足として使っている本田のリード90が最近白煙を噴くようになってきました。
2サイクルで白煙を噴くのはある程度しょうがないのですが、何となくその量が増えてきたので
いろいろとまとめてメンテナンスしてみることにしました。
1年ほど前に取り付けたリアショック(リアサス)のSG290Bが思った以上に固かったので少し柔らかく調整するのと、
プラグ交換を実施してみたいと思います。
ちなみにバッテリー充電もしてみましたが充電開始1分くらいで充電完了になってしまいました。
作業日 2007年07月15日 まずは作業のため、メットインやサイドカバーを外します。 ここに見えるひときわ目立つ赤いものが、KYBのリアショックSG290Bです。 一応リード90用として売られているのでそのまま取り付けできます。 今回はこれのスプリングイニシャルを調整しようと思ったのですが、 調整金具はエアクリーナーボックスの裏に隠れてしまっています。 そこで邪魔なエアクリーナーボックスを取り外します。 といってもすぐ横のキャブレターと、エアダクトの2カ所とつながっていて結構厄介です。 エアダクトの外し方はよく分からないため、ダクトはそのままにしてボルトを外してみました。 キャブレターとの接続はネジをゆるめてバンドを緩くし、斜めに引っ張ればだいたい外れます。 キャブレターにホコリが入るとまずいので、綺麗な布などで栓をしておきます。 やっと調整金具が見えてきました。 |
このスプリング下端に付いている金具が調整金具です。 最初取り付けたときは調整工具を持っていなかったため、出荷時の標準設定になっています。 私の体重は55kg~58kg程度なので、リード90の車体と私の体重では結構固い感じがします。 これを調整するにはピンスパナという専用工具を使います。 買ったのは太さ40~60mm用、南海部品で購入しました。値段は735円でした。 ピンスパナの出っ張りを調整金具の丸い穴に引っかけて回します。 回す前に調整金具を清掃したり、潤滑油をかけておくと回しやすいとのことです。 今回はイニシャルをもっとも弱く設定してみました。 |
お次はプラグ交換です。 プラグはボディカバーを外さなくても簡単に交換できるのですが、 今回はリアショック調整のため外してあるので、そのまま作業を続けます。 プラグキャップを引き抜いてプラグレンチでプラグを抜き取ります。 使い古したプラグと新品のプラグを比較してみました。 ちなみに今回使用したプラグは新旧共にNGKのBPR6HSAです。 BR6HSAでも問題なく走行できるようですが、対応プラグを調べた感じではBPR6HSAだったのでこちらを選んでいます。 古いプラグの様子。走行距離は覚えていませんがおよそ2年半ほど前に交換した記録を発見。 カーボンカスがびっしりです。 2サイクルエンジンなのでしょうがないといえばしょうがないのですが、 微妙に電極の間も開いている印象を受けます。 ちなみにこちらは新品のプラグ。電極の間はこちらの方が狭く感じます。 取り外して掃除したりすればもうちょい古いものを使えるのかもしれませんが、 時間と手間と費用の点から考えると新品交換が手っ取り早い気がします。 ちなみにこのプラグは南海部品で一本425円でした。 最初手でねじ込んで、それからプラグレンチでそれとなく締め、プラグキャップをしっかり取り付けて交換終了。 あとは外したボディカバーを取り付けたり、タイヤを綺麗にして作業終了。 このあと念のためSTPの燃料に混ぜるキャブレタークリーナーを燃料タンクに混ぜておきました。 途中でメーターが交換されているので総走行距離は分かりませんが、現時点でメーターは6300km手前。 確実に1~2万km以上走っている上でメーター交換しているのであとどのくらい走ってくれるのか全く分かりません。 2007年7月29日 追記 プラグ交換とリアショック調整後に走行した感想。 プラグ交換直後は発進が力強い感じでしたが、200kmほど走ると微妙にその良さが薄れてきました。 ただ始動性は交換前より良くなった感じがします。 リアショックに関しても、以前は路面の微妙な凹凸で「ゴツゴツ・・・ガンッ」と来る固い感触が 「ゴトゴト・・・ゴンッ」と、少しだけ角が取れたような感触に変わりました。 やはりバネが固いので純正ほどの快適性はありませんが、調整前よりは快適になっています。 私の体重で一人で乗る分にはリアショックの底付きはあり得ないと思います。 |