作業日 2007年10月30日
写真を見てもらえば早いですが、こんな感じになってしまってます。
そして今回使用したもの(工具は除く)はこちら。
現在取り付けられているグリップを外すには、グリップの内側にCRC 5-56を吹き付けてから
グリップをひねっていくとボンドが外れてゆるんできます。
グリップの隙間をドライバーなどで広げておくと中に潤滑油を注ぎやすくなります。
そのままねじりながら引っ張ると外れます・・・が、私の場合はボンドが半分ほどしか外れず、
いくらねじっても外れず、手にマメが出来てしまいました。
そう言うときは最終手段として、グリップを切断して取り外します。
カッターナイフを用意して、グリップの表面に一本線を入れて開いていきます。
右側のグリップを外すと次のようなプラスチックの筒が見えてきます。
左側は金属の棒が見えてくると思います。
グリップを外したらボンドの跡や潤滑油が残っているので、パーツクリーナー等を使って綺麗にしておきます。
ちなみにハンドルバーの側面は次のようになっていました。
バーエンドに金属製のキャップなどを付けるパーツが売ってありますが、
これって取り付けできるんでしょうか?私は詳しくないので参考画像として載せておきます。
カッターナイフで切って取り外したグリップは再使用できません。
長年雨風や日差しに耐えてくれたことに感謝して供養しましょう。
さてさて、グリップを取り外したら次は新しいグリップを取り付けないといけません。
リード90のグリップは標準的なサイズで内径は7/8インチサイズ。
ミリ単位であれば左22mm/右25mmと書かれたものであれば適合します。
長さは120mmで、エンド部分は貫通していないものを選びましょう。
ちなみにアメリカンやスズキ車、カブなどはグリップサイズが違うそうです。
今回使用したのはPROGRIP(プログリップ)というイタリア製のもの。
耐震ゲルを使っていて、振動を吸収しライダーの疲労を軽減するらしい。
取り付けたグリップが外れたり、回ったりしないようにグリップボンドが必要になります。
バイク用品店で一緒に並んでいたものを買ってきました。
ただこれ、中身を見たところ普通にホームセンターで見かけるものと同じようです。
グリップボンドという特殊なものがあるわけではなく、ゴムと金属、ゴムとプラスチックの接着が出来る粘着系のボンドであればどれでも適合しそうです。
瞬間接着剤は塗ってからグリップを押し込む時間の関係上使えないと思います。
費用はこれまた南海部品で2100円と683円でした。
グリップの取り付け方法は難しいわけではありませんが、少々力と根気が必要になります。
ハンドルバー側にボンドを適量伸ばして塗ります。
あまり大量に塗ると取り付けたときにはみ出すので、薄めで良いと思います。
グリップの内側にも少しボンドを付けておくと良いでしょう。
このグリップの場合は商品ロゴや指置きの場所があるため、向きに気をつけて押し込んでいきます。
少々ねじったり、内側を引っ張ってから外側を押し込むという芋虫の伸縮運動のような感じで押し込んでいきます。
奥まで押し込んだらグリップのねじれを解消したり、部分的に伸びたり縮んでいないか調整します。
このボンドの場合、実用強度までおよそ1時間、硬化するまでおよそ24時間かかるそうですが、
バイクのグリップは密着していて乾燥しづらいと予想されるので取付から1日以上待ってから使う方がよいでしょう。
うまく取り付けるとこのようになります。
うまく取り付けできました。
前のグリップだと写真を撮ろうとか思わなかったわけですが、新しいグリップだと思わずシャッターを切ってしまいます。
遠目に見ても、年季を感じるリード90とそこまでミスマッチは感じません。
取り付けてみた感想は、とにかく気分が新鮮になることです。
前のグリップは表面がつるつるしているか汚れている感じで、滑り止め効果が薄かったのですが、
今回のは新しいゴムに凹凸が付いているので全然滑りません。
ゲル入りということで少々ブヨブヨする感じがあります。
乗ってみた感想は劇的に振動が減った感じはありませんが、無いよりマシかな?程度には感じます。
そこまで費用も高くないし技術的に難しくないので、ボロボロになった場合は交換してみるのも良いと思います。
またバイクパーツを売っている店で取付を依頼することも出来るそうで、
その場合はボンドの費用分を工賃(500~1000円程度)に回すことも出来るので自身がない場合はそれでも良いかもしれません。
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