大型自動二輪教習の事前準備

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2010/05/20

大型自動二輪免許について知っておく

このページでは詳細には触れませんが、大型自動二輪免許とはそもそもどういうものかをあらかじめ知っておきましょう。
自動車学校での学科教習では普通自動車については熱心に教えますが、バイクについてはないがしろにされがちです。
先に普通自動車免許を取得していて、今回大型自動二輪の教習を受けようとすると学科教習が省略されるので免許について分からないまま教習が進んでしまいます。
基本的に2010年現在ではエンジンの総排気量が無制限の(普通自動二輪は400cc以下に限る。つまりこの制限が無い)バイクに乗れる免許です。
他に二人乗りに関する規則(免許取得後1年間は禁止。高速道路については年齢が20歳未満の方と免許取得後3年間は禁止。これらの期間は普通自動二輪免許と通算できる。)は知っておきましょう。


大型自動二輪免許の料金

自動車学校の多くは普通自動二輪を取ってから大型自動二輪を取得するのと、最初から大型自動二輪を取るのに料金差がほとんど無いように設定している。
このため、1円でも安くしたいとか、急ぎで大型自動二輪の免許が欲しいという場合を除いて、普通自動二輪からステップアップするという選択肢を検討してもよいと思う。
中には「自分が思ってたイメージと実際は違ってた」という理想と現実の問題から免許取得をあきらめたり、大型自動二輪は重たすぎて乗りたくないという人も出てくる。
そのためわざわざ課題の難しい大型自動二輪を選ぶとかえってリスクとなることがある。
ただし、大型自動二輪が無理だと思ったら普通自動二輪にコース変更できる仕組みを自動車学校が用意していることもある。
なので納得いくまで自動車学校の受付で質問しておいた方がよいだろう。

取得しようとする免許現在の所持免許取得に必要な料金
大型自動二輪(MT)免許無し・原付30万円強
普通自動車20万円強
普通自動二輪(MT)10万円強

事前に購入すべきもの

自動車学校によって対応は異なるが、ヘルメット等を無料で貸し出してくれることが多い。
自分で使い慣れたヘルメットがある場合は大抵持ち込むことができるため、可能であれば使い慣れたものがよいだろう。
厳密に確認したことはないが、ハーフキャップ形状のヘルメットは安全上の理由から拒否されるかもしれない。
当サイト管理人もハーフキャップは極力使用しない方がいいという立場であるため、ジェット型やフルフェイスの使用を勧める。
入校前に説明を受けると思うが、服装は長袖・長ズボンが原則である。半袖・半ズボンやサンダル等は乗車を拒否されることもあるので気をつけよう。
手を保護するためにグローブや軍手を使用する。軍手がもっとも安上がりだが、安全性や装着感などからバイク用グローブを選ぶこともできる。
値段や性能はピンキリなので、グリップやレバーを操作するとき滑らないもの、転倒時の擦り傷等に耐えられるもの、操作し易いものなどのポイントを確認しておこう。
特に用意する必要はないと思うが、雨合羽やプロテクターについて確認しておくとよいだろう。


参考書

書店には各種免許取得のための参考書が売ってある。
もし普通自動車や普通自動二輪の免許を持っていないのであれば、学科試験のために練習問題などの参考書を買ってもよいだろう。
ただし、多くの自動車学校では練習問題を配付していたりするので、何冊も購入する必要はない。あくまで暇な時間に教本として読む程度のものでよい。
技能教習について書かれた大型自動二輪向けの参考書もあるが、個人的な感想ではあまり役に立つとは思えない。
技能教習に全く自信がない方は買ってもよいと思うが、文字や写真(DVDなどの映像含む)から得られる理解には限度があり、時には誤解を生んでしまう。
例えば、「急制動(急ブレーキ)の時は車体が不安定にならないように前後のブレーキを適切に操作し、特に前ブレーキを強めにかける。」という一文があるとする。
この文章だけで急制動をうまくできる人がいるのであれば技能教習はそもそも不要になってしまう。
技能教習は実際にバイクを運転することによって、文字や写真等では到底得られないリアルな感覚と、実際に動くバイクの挙動から学ぶものなので、わざわざ参考書を買う必要はないと思う。
参考書には教習とは直接関係ないが、知っておくと役に立つテクニックなども記載されているので、気になるなら購入してもいいかもしれない。


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