ホームへ 2010/05/20 |
2010年現在の大型バイクを定義するなら、総排気量が400ccを超えるバイクといえる。
この根拠は、普通自動二輪免許で400ccまでのバイクに乗れることから、普通自動二輪免許では乗れない排気量のバイク=大型バイクというわけだ。
旧来のニュアンスでは750ccのバイク(通称ナナハン)を大型と言ったかもしれないが、現状では多様な排気量のバイクがあるため免許区分で分けた方がしっくり来るだろう。
車体の大きさや乗車定員の数で区分が変わる四輪自動車と異なり、バイクは排気量で免許区分が分けられている。
これは大型二輪も普通二輪も車体の大きさや乗車定員に大差がないとも言える。
大きく異なるのはエンジン出力と車両重量で、大型の方が一般に高出力で重たい車体となっている。
このため、大型自動二輪を扱うには普通自動二輪よりも高い運転技術と法律を遵守するという自制心が必要になる。
大は小を兼ねると思っていきなり大型自動二輪免許を取るのは、一呼吸置いてから考えた方がいいだろう。
自動車学校の多くは普通自動二輪を取ってから大型自動二輪を取得するのと、最初から大型自動二輪を取るのに料金差がほとんど無いように設定している。
率直に言って、大型自動二輪免許で乗れるバイクに乗りたいバイクがなければ免許を取得する理由はない。
おかしな話、部屋に飾るだけなら免許は不要である。
大型二輪は普通二輪に比べて高価で高性能である。それ故、より趣味性が高く所有欲へとつながる物が多い。
オンロードスポーツタイプで、高い加速力とコーナリング性能を持っている。
多くはフルカウル(ボディの大半がカバーで覆われている)タイプである。
一般に乗車姿勢は前傾で、燃料タンクに被さるような姿勢となるため、長時間の運転では疲れるかもしれない。
タイヤをスポーツタイプに交換すればサーキット走行も余裕でこなす能力を持っている。
最高速度も300km/h近くまで出すことができる。
スーパースポーツと見た目は似ているが、長距離を快適に走行するためのオンロードスポーツバイクである。
走行時の風当たりを軽減するため、フルカウルのものやハーフカウル(ボディが部分的にカバーで覆われている)のものが多い。
ツーリング時の快適性や積載性などに優れている。
普通のオンロードスポーツバイク。何をもって普通とするかは難しいが、おそらくこれが一般的なスタイル。
ボディはほとんどカウルで覆われておらず、乗車姿勢も比較的楽に設定されている。
ハーレーダビッドソンなどが有名。
車高が低く足をやや前方に置くという独特のスタイルを持っている。
他のバイクに比べて直進安定性に優れている。
アクセサリーなどを追加するカスタム性にも優れている。
他にオフロードもオンロードも走れるデュアルパーパスというカテゴリもある。
ただ、大型でオフロード向けの車種は比較的希である。
また、少々古めかしいスタイルを取っているクラシカルな車種もある。
現状ではスーパースポーツやネイキッド、アメリカンと言ったタイプの人気が高い。
大型自動二輪免許では排気量に制限がない。
このため、どうせ乗るなら排気量が大きいバイクがいいと思いがちだが必ずしもそうではなく、目的に見合った排気量のバイクを選ぶ方がよい。
普通自動二輪で乗れる400ccの延長上に位置するクラス。
400ccと変わらない扱いやすさを持ちつつ性能がアップしている。
250ccから400ccをスキップしてこのクラスに乗り換える人も多い。
様々な車種が存在するが、日本ではあまり売れていない排気量クラスらしい。
いわゆるナナハンと呼ばれるクラス。
主に日本向けデザインの車種が多い。
400ccクラスと比べて車体サイズや重量が増加したことを感じ取れるクラス。(全長や全高は大差ないが、シート周りの幅や足つきなどでその差を体感する)
昔はこのクラスが最高だったが、現在はより高性能なバイクが存在するため一つの目安という感じになっている。
いわゆるリッターバイクと呼ばれるクラス。
より高出力のエンジンを搭載しており、車体も安定感のある物が多い。
600ccクラスと比べると車体もパワーも異なり、よりビッグバイクという印象を持っている。
ツーリング先ではこのクラスのバイクを見かけることが多い。