Harrier Landingの解説・攻略 -ArmA訓練所-

ArmA訓練所
2007/05/05

これはハリアー(AV-8B)の着陸を練習するトレーニングミッションです。
他にも航空機はいくつか登場しますが、ほぼ同等の技術で着陸は可能だと思います。
また、ハリアーはVTOLという垂直離着陸機であるため、垂直着陸が可能です。
しかし、残念ながら垂直離陸は不可能なようです。
これは実際のハリアーも離陸時は短距離滑走離陸を行っており、
垂直離陸は燃料の無駄づかいや地表の損傷、粉塵によるエンジン損傷を避けるため
垂直離陸は現実的ではないとのことです。

変更履歴

通常版
1.02007/05/04初期バージョン
1.012007/05/08ちょっとした誤字を修正
1.022007/05/10着陸誘導灯の追加・夜間バージョン同梱
HUDの説明修正
1.032007/05/14表示距離バグ修正のための調整
(ArmA1.07beta以降は1.03を推奨)
スコア判定・合格点修正
スコア表示修正
ミッションロード時にミッション名を表示
night版
1.002007/05/08通常版1.01の夜間バージョン
1.022007/05/10通常版1.02に統合

目次


ミッションダウンロード

Harrier Landingのダウンロード(Harrier Landing v1.03 ZIP形式)
zipファイルを解凍して所定のフォルダにpboファイルを入れてください。


高度位置調整

このミッションでは省略されていますが、実際のミッションで着陸する場合は
着陸態勢に入る前に自分で高度と進入開始位置を作り出す必要があります。
滑走路の直線上で着陸できる高度、速度、向きを作りましょう。
はじめは高度200m、速度400km/h、滑走路へまっすぐ進入する状態を作ってみましょう。
このとき、滑走路から4000mほど離れていれば進入時に調整できる時間が増えます。


滑走路への進入

滑走路にまっすぐ向かう状態を作り出したら着陸の準備に入ります。
フラップを使い、低速でも失速しないようにします。
フラップは2段階調整でき、「通常状態、フラップ1段階、フラップ2段階」という順にフラップが下がります。
本来は、速度と距離を調整しながら1段階、2段階と下げていくのですが、
途中であれこれ調整すると大変なので、最初から2段階とも下げてしまいましょう。
この状態で空港から2000mほどの位置まで来たら、ランディングギア(着陸用の車輪)を出します。
車輪が出ていると速度が落ちるので、調整しながら滑走路へ向かいます。
着陸態勢にはいるとILS(計器着陸装置)が作動し、HUD上に縦と横のラインが表示されます。
なるべく綺麗な十字を保つように速度や高度と方向を調整します。
基本的にフラップと車輪が出た状態であれば200~220km/hの間で調整します。
200km/h以下だと水平を保っていてもかなり高度が落ちてきます。
着陸態勢を維持して滑走路の先端付近へ着陸します。
ハリアーのHUD ArmA
ミッションブリーフィングのNotes欄でこの画像が確認できますが、3番のマーカーを着陸地点に合わせるととても楽に着陸できます。
3番のマーカーは速度や機首の向きによって移動していますので、見失わないようにしましょう。
4番と5番のラインが常に綺麗な十字を描いた状態で着陸するのが理想的です。
ハリアーのHUDを拡大表示するにはVキーを押します。
ただし、周囲の状況が分かりづらくなるので着陸時はあまり拡大表示はお勧めできませんが、
計器着陸するときはHUDを拡大した方がやりやすいです。
また、1番から5番の意味は次の通りです。
だだし、いくつかのマークやラインは着陸態勢の時にしか表示されないので注意しましょう。

  1. 機体の水平を表すラインです。
  2. 機首の方向を表すマークです。
  3. 機体の進行方向を表すマークです。(これを着陸地点に合わせて水平飛行すると楽です)
  4. 着陸進入の基準となる高度とのずれを表すラインです。(中央より下にあれば高度を下げて調整します)
  5. 滑走路の中心とそのずれを表すラインです。(中央より右にあれば機体を右に寄せて調整します)

接地

着陸で最も神経を使うのが接地の瞬間だと思います。
ここまでに進路調整がうまくできていないと、機体が傾いていたり滑走路と斜めになっていたりします。
無理だと思ったら素直に再上昇してやり直すべきです。(このミッションではリトライした方が楽ですが・・・)
うまく着陸できそうであれば、目標地点に向かって機体を降下させます。
このとき、機首は水平に合わせておきます。
地面に車輪が付きそうになる少し前で、機首をほんの少しあげて降下率を±0に近くなるようにします。
この状態で車輪を接地させればおよそノーダメージで着陸できると思います。
機首をあげすぎたり、速い速度で地面にたたきつけられたり、水平より下を向いて滑走路に進入すると
まず何かしらダメージを受けてしまいます。
なるべくソフトに地面に接地しましょう。


滑走路上で停止・駐機

うまく接地できたら、機体が滑走路をオーバーランしないように停止しなければなりません。
接地時の速度が220km/hを越えていたり、滑走路の中央付近に着陸すると停止は難しいかもしれません。
速度が200km/h程度であればZキーを押し続けることでブレーキをかけることが出来ます。
この状態で滑走路で一度停止してみましょう。
停止できたら滑走路の隣に機体を止めるために、地上を移動します。
ハリアーを地上で操作するにはXキーとCキーを使って向きを調整します。
スピードはQキーとZキーで調節できます。
地上を移動するときは20~30km/h程度のスピードにしましょう。
スピードを出しすぎると周囲のものに衝突したり、制御できなくなります。
別のハリアーが止まっている位置の隣まで来たら、エンジンを切り、機体から降ります。
これでミッションは終了します。
着陸時に大きなダメージを受けていると1番目のオブジェクトが失敗になります。
止める位置が大きくずれていると2番目のオブジェクトが未完了になります。
ハリアーから降りる前にMキーでブリーフィングを見ると停止位置の確認が出来ます。
ミッション終了時に表示されるスコアは1000000点が最大で、機体にダメージがあると減点されます。
合格点は950000点以上です。


どうしてもクリアできないときは

ミッションが始まってからすぐにオートランディング機能を使ってみましょう。
すると機体が自動で着陸を始めます。
オートランディング状態になると自分での操作は一切必要なくなるので、機体のスピードや高度、
滑走路との位置関係、着陸時の状態などに注意しておきましょう。
自動操縦の状態だとほぼ確実に綺麗な着陸をします。
この自動操縦の動きを真似てみるのが一番の近道だと思います。
間違っても、自動操縦で合格出来たからこのミッションはクリアーだと思わないでください。
自分自身の腕を鍛えるトレーニングミッションであることを忘れないでください。
注)このミッションをクリアーしてもミッション選択画面でチェックマークは付きません。


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