ArmA訓練所 2007/07/11 |
2007年5月~7月頃までMPミッションといえばEvolutionしかないような状態が続いていました。
Evolutionは良くできたミッションですが、チームプレイをしている姿はあまり見なかったように思います。
そこで、チームの連携を重視するミッションを作ってみました。
このミッションのプレイ人数は最大10人で、最小人数に制限はありませんが4人くらいはいないと厳しいと思います。
10人を2チームに分け、チーム内での連携、そしてチーム同士の連携を目指して欲しいと思います。
1.00 | 2007/07/11 | 初期バージョン |
The Oil Shock 2007のダウンロード(ver1.00 ZIP形式)
zipファイルを解凍して所定のフォルダにpboファイルを入れてください。
激しい戦闘を続けた結果、石油の値段は跳ね上がり、物資も残り少なく、状況は危機的なものとなってきました。
DoloresとOrtegoが敵の手に渡ってしまい、プレイヤー達はこれを何とかして取り返さなければなりません。
しかし、プレイヤー達にはさほど強力な兵器がなく、頼みの航空支援も物資が無くてはままなりません。
さらに不幸なことに、補給物資を運んでいた輸送部隊との連絡が途絶えてしまいます。
このミッションの主な目標はDoloresおよびOrtegoの奪還です。
しかし、ただ攻めるだけでは攻略は相当困難を極めるでしょう。
輸送部隊との連絡が途絶えてしまい、航空支援を受けられない状態に陥っています。
航空支援を受けるためには補給物資を探し、空港に届けなければなりません。
トラックはTiberiaをスタートし、空港に向かってマーカーの順に進む予定となっていました。
しかし、Cayoを過ぎた辺りで報告を受けた後、連絡が取れません。
付近一帯を探し、補給物資を確保および輸送部隊に変わって空港まで送り届けなければなりません。
補給物資は「弾薬」、「燃料」、「補修資材」の3つで、それぞれAmmo TruckやFuel Truck、Repair Truckが相当します。
このミッションの見せ場はやはり航空支援だと思います。
補給物資を空港の東のハンガーへ持って行くと、トラックがハンガーに収まり目標達成となります。
3つの補給物資が整うと空港の機能がフル稼働します。
不完全な場合は不完全なりに機能しますが、期待するほど戦果を上げられないでしょう。
補給物資があれば、空港にあるUH-60(FFAR)、AV-8B(GBU)、A-10が使えるようになります。
これらの航空機はハンガーや滑走路上で停止することで補給を受けられます。
ここで注意しなければならないのは、この3つを操作できるのはパイロットに限られます。
さらに大事なことは、これらの乗り物は空港のハンガーにリスポーンしますが、リスポーン回数が限られています。
そのため、離陸ミスや着陸ミスなどの自滅を繰り返しているとすぐに航空支援を受けられなくなります。
例外的にUH-60は無限リスポーンが可能で、補給物資が無くても飛べますが、FFARを発射することが出来ません。
10人中6人はこのアサルトチームになります。
初期装備でM4A1 ACOG GLを装備していて、近距離-中距離射撃に優れています。
グレネードランチャーは有用な武器なので是非使いこなしましょう。
アサルトチームは後述の航空支援等の操作に慣れていないプレイヤーでも楽しむことが出来ます。
10人中4人はこのリコンチームになります。
リーダーはSF Recon、サブリーダーにSniper、そしてパイロット2名がメンバーとなります。
このチームはある程度の経験が必要とされます。
SF ReconとSniperは初期装備でM24スナイパーライフルとレーザーマーカーを持っていることが特徴です。
この2名は遠距離からアサルトチームを支援でき、またレーザーマーカーを用いてAV-8Bの爆撃も支援できます。
アサルト用の装備を持って突撃してもかまいませんが、アサルトチームより仕事量は多いでしょう。
パイロット2名は空港にある航空機を操縦できる貴重な存在です。
A-10で攻撃に出るもよし、UH-60で攻撃しつつ兵員輸送を行うもよし、AV-8Bでレーザー誘導爆撃を行うもよしです。
パイロットも歩兵として活躍できますが、航空支援を受けられなくなるというデメリットが発生します。
このミッションにはトランスポートテント(Transport Tent)という便利なものが存在します。
それぞれ空港⇔Base間、Base⇔Dolores間を一瞬で行き来することが出来るというものです。
それぞれの地点にあるテントに入ることで機能します。
ただし、Base⇔Dolores間の移動はDolores攻略後にしか行えません。
乗り物に乗ったままテントに入ると乗り物ごと移動することが出来ます。(ただしテントが潰れますが・・・)
スタート地点およびリスポーンポイントはBaseとなります。
Base付近には乗り物等が配置されています。
いくつかの乗り物はリスポーンしなかったり、リスポーン回数に制限があるものがあります。
MH-6は誰でも操縦できますが、リスポーンしません。3台しか配置されていないため、ここぞというときに使いましょう。
Strykerは厚い装甲を持ちM2マシンガンによる攻撃が可能ですが、1回しかリスポーンしません。
HMMWV M2は多少の装甲を持ちM2マシンガンによる攻撃が可能ですが、5回しかリスポーンしません。
5t Truck M2は装甲は薄いですが、M2マシンガンによる攻撃が可能で、無限リスポーンします。
M1030モーターサイクルは二人乗りが可能で、無限リスポーンします。
M113 Ambulanceは装甲のある救急車で、無限リスポーンします。
Baseには武器弾薬の入った箱が用意されており、難易度に応じて武器を選択できます。
ただし、M24はSF ReconとSniperのみ、M107はSniperのみ装備可能です。
このミッションではそれぞれのプレイヤーの位置にマーカーが付くようになっています。
アサルトチームは青、リコンチームは黄色のマーカーが表示されます。
トラックの輸送や、爆撃、ヘリでの輸送などで位置情報が必要なときに活用しましょう。
位置情報の確認にはGPSの表示(デフォルトではRCtrl+M)が便利です。
上記の制限事項をまとめると以下のようになります。
空港の航空機を操縦できるのはパイロットだけ。(MH-6は例外)
補給物資を東のハンガーに運ぶまで空港の航空機は満足に機能しない。
M24を装備できるのはSF ReconとSniperだけ。
M107を装備できるのはSniperだけ。
Base⇔Dolores間のトランスポートはDoloresクリア後しか使えない。
もともと自軍の兵器は航空支援をのぞいて敵の装甲部隊に対して脆弱です。
Baseに備え付けられたM119キャノンや、Boxに入ったM136ランチャー等しかありません。
難易度によってBoxの中身は変わりますが、Normal以上だと満足に敵の装甲部隊と戦えません。
なので、うまく連携を取って航空支援に頼るほかありません。
しかし、航空支援はかなり強力ですが、航空機から敵や味方の位置を確認するのは困難で、
街を制圧するには地上部隊の活躍が欠かせません。
うまく連携を取らないと同士討ちになる可能性もあるので気をつけましょう。