Visual C++2005 Express Edition + Platform SDK + DirectX によるアプリケーション開発環境
このサイトを見られている方は、DirectX を使用したアプリケーション開発に興味のある人だと
思うのですが、昨年末に公開された、VC++ 2005 Express Edition を使ってアプリケーション開発
をするにあたり、もっとも厄介な、インストール後の設定を(メモ程度ですが)書いてみました。
まずは、以下の3点をダウンロードします。
- Microsoft Visual C++ 2005 Express Edition.
- Microsoft Windows Server 2003 SP1 Platform SDK
- DirectX 9.0 SDK (本記事では、December 2004 を使用しています。)
それぞれをインストール後、次の作業に進みます。
※VC はまだ起動しないでください。
corewin_express.vsprops を編集
c:\Program Files\Microsoft Visual Studio 8\VC\VCProjectDefaults フォルダを開きます。

このフォルダの corewin_express.vsprops をテキストエディタで開きます。
すると、以下のような内容が表示されたはずです。
この中の赤線部分を、以下のように書き換えます。
kernel32.lib user32.lib gdi32.lib winspool.lib comdlg32.lib advapi32.lib shell32.lib ole32.lib oleaut32.lib uuid.lib
AppSettings.htm を編集
c:\Program Files\Microsoft Visual Studio 8\VC\VCWizards\AppWiz\Generic\Application\html\1041フォルダを開きます。
すると、以下の様に表示されたはずです。

このAppSettings.htm をテキストエディタで開き、441行目までジャンプします。
すると、以下のような内容になっているはずです。

この中の441-444行目を以下の様にコメントアウトします。

ディレクトリ設定
ここで、Visual C++ 2005 Express Edition を起動します。
メニューから「ツール」->「オプション」を選ぶと、以下のウィンドウが表示されます。

「プロジェクトおよびソリューション」を開き、「VC++ ディレクトリ」を選択します。
「ディレクトリを表示するプロジェクト」プルダウンメニューから「インクルードファイル」を選択します。
図のように、以下のフォルダを追加します。
- c:\Program Files\Microsoft Platform SDK\Include
- C:\Program Files\Microsoft DirectX 9.0 SDK (December 2004)\Include
※末尾に追加した後、↑↓ボタンで移動して優先順位を上に上げておいてください。
また、インストールした各SDKのバージョンやインストール先ドライブに合わせて、
適宜フォルダ名を変更してください。
次に、「ディレクトリを表示するプロジェクト」プルダウンメニューから「ライブラリファイル」を選択します。
下図の様に、フォルダを追加します。

Windows アプリケーションのビルド

「ファイル」メニューから「新規作成」、「プロジェクト」を選びます。
すると、画面は下のようになります。ここではD:ドライブにTEST という名のプロジェクトを作ります。

プロジェクトの種類より、WIN32 を選択。
テンプレートより、Win32 コンソール アプリケーションを選択します。
場所とプロジェクト名も設定しておきます。
設定したら、OK ボタンをクリックします。

画面は上のようになったはずです。
※指示に従って「完了」ボタンを押してはいけません。
「次へ」ボタンをクリックします。

すると画面は上のようになります。
「アプリケーションの種類」より、「Windows アプリケーション」を選択して、
「完了」をクリックします。

すると、このような画面になったはずです。
ここで、F5キーを押してみてください。
すると、以下のウィンドウが開きます。

ここでOK を押すとビルドが始まります。
しばらくすると、下のようなアプリケーションが起動します。

これで完了です。
libc.lib/libcd.lib/libcp.lib が開けません
旧バージョンのVCプロジェクトファイルを変換してビルドした場合、
リンク時に、「libc.lib が開けません」や「libcd.lib が開けません」というエラーが
出る場合があります。このときは、以下のようにします。

まず、「プロジェクト」メニューから「〜のプロパティー」を選択します。
※〜はプロジェクト名
すると、以下のようなウィンドウが開きます。

ここでは、「構成プロパティー」、「リンカ」、「入力」を開いた後、
特定のライブラリの無視の欄に、開けないと言われたライブラリ名を記入して、
OKボタンをクリックします。
これでビルド可能になったはずです。