アンマント編の話 2005/04/09


 >何年か前にSWをやったんですが、ちゃんと目的は達成できたのに経験点を減らされました。なんか遺跡にいたシーを放置したのがまずかったみたいです。

 一応GMにも説明を求めると、「何も考えなかったことに対するペナルティー」と言われました。個人的にはぜんぜん納得できなかったんですけど、GMが立場が上の人だったので従うしかありませんでした。

 >あぁ、困ったチャンだなw

 >それって元ネタあったよね? あんまりこの手のネタに明るくないので、思わずマジレスしそうになるのだが。

 >元ねたというかそのままなんだがSWリプレイのアンマント編

 >リプレイ第5部でトリオ・ザ住専と仲間達がシー達を永苦の刑に処しただけでGM清松がプレイヤーの経験点減らしたうえにリプレイの合間のコラム「GMの独り言」でその件について偉そうなことを語ってオレを不快にさせたりしたんだが・・・あのマスタリングでいいのか?

 >第3話の遺跡の話でミッション完全成功にするためにはプレイヤーたちはどういう行動をとればよかったのかな? 俺がアホだからか、うまい手が思いつかん。シーたちにとっての幸せってなんなんだろう。

 >別に行動を変える必要はない。ただシーたちのことを考えた(皆と相談した)上であの行動を取ったかどうかを問うている。その場のノリに任せて成り行き任せで進めたから清松はペナルティを与えた

 >だいたい宝物の奪取とシーの解放は相反するものだったから、考えたところでシーを利用する方法が一番楽だったはず。だがそのためにシーを犠牲にするということ、逆にシーを解放したら地上に住む市民へ被害が来るなどのリスクがあること、それらを天秤にかけて、ちゃんと考えていたかどうか。清松はその判断をしてほしかったのだと思う。

 >う〜ん、最初から八方丸くおさめるのは不可能だったということか。シーたちに与えられた命令を解く、もしくは新しい命令を与える。というのはもっとレベルが高くないと無理なのかな。それとも、高くても無理なのか。

 >まあどうでもいいよ。別に清松相手にゲームする機会なんてないし。俺はあれを読んで以来分かり易い目的提示を心がけるようになったけどね。行動がまずくて(フラグを立て損ねたとかで)シンの目的が分からないならともかく、GMの思惑に沿わないと目的達成にならないってのはフェアじゃないだろ。

 >きちんとプレイヤーが考えた上であの結論を導き出したのなら、GMの思惑どおりでなくとも成功にしてたと思うぞ

 >GMとしては(最終的な行動が変わらないにしても)プレイヤーに誠意を見せてほしかったというところだろうか。個人的には、行動を変えないのならいくら悩んだところで一緒じゃん。と思うけど。結果を出してこそ時間をかけて考えることに意味があるんじゃ。

 >目的があって、そのために試行錯誤するなら分かるけど、試行錯誤自体をゲームの目的にするのはどうだろ。

 >SWは表面的な依頼がそのまま、そのシナリオの達成目的じゃないことは完全版でも書かれてる。 が、あのシナリオの目的が本当に「シーをどうするか」だったのかどうかは清松のみぞ知る、だからな。あれでシー云々の問題が後付けだったのなら、俺も清松は卑怯だと思うけどね。

 >あのときの清松のマスタリングじゃシーのことで思考する気がおきない

 >その場にいなかったら何とも言えんが、GMはもっとプレイヤーにシーのことを意識させるような描写をしておくべきだったかもな。ノリで進めたことを咎めてたけど、プレイヤーはノリで進めてもいいように思ってたかもしれないし。

 >いや、真の目的が隠れていること自体は良いんだよ。表向きの目的が宝探しで、実はシーを助けることだった、てんならまだ分かる。(まあ、その場合はシーを哀れっぽく描写するとか伏線を一杯張る必要があるだろうけど)でも、目的が何かを悩むこと自体が目的ってのはちょっと無理がないか?

 >だから俺も、GMがプレイヤーにシーのことを意識させる描写が乏しかったのが一番問題だと思う。

 >少なくとも「シーを放って帰るのはミッション失敗なんじゃなかろうか」と考えられる程度の描写は欲しかったよな。

 >結局、清松は「シーのことを考慮に入れた上で結論を出したか」という一点を、ミッション失敗の原因とした。しかしそれならば、セッション中にプレイヤーにシーのことを考えさせる描写を充分にしたか? というGMの責任問題も同時に出てくる

 >「シーを放って帰るのはミッション失敗なんじゃなかろうか」という発言があって、それについてPLが悩んでいた場合、清松的にはミッション成功と判断したのかな。一応シーがらみで悩んでいるのは確かだが、清松の目的とは微妙に違っている気がする。

 >そーかも。ただ一人気づいていたらしいマイスが、ひとりごとじゃなくて他のプレイヤーにちゃんと投げかけるかたちで「放っていってはシーが可哀想だ」という発言をしてたら、流れが少しは変わったかもしれない。シー対シーの戦いが始まってしまった後だから、いずれにしても手遅れだっただろうけど。

 >大前提として、キャラクターはあの遺跡の宝物を持って帰るのが目的だったわけで。その障害として、「じゃあ遺跡に残るシーをどう扱うのか」という問題に直面した。解放したり利用したり、色々と手段はあったと思う。清松は、その色々な手段を選択するときにプレイヤーに「考えて」ほしかったのかと。ぶっちゃけ、そこをノリと勢いで押し切られたから「ゲームの側面を蔑ろにしてる」という意味でペナルティを与えたんじゃなかろうか

 >しかしシーにそこまで気を払うのかどうかというと、どうもフォーセリアに住む人の感覚からいうと「そうじゃない」ような気もする。しょせんモンスターだし。現代人の感覚で「かわいそう」は逆に不自然だろう。

 >結果として宝物を手に入れるためにシーを利用してはいるんだよね。リプレイだとそれが「考えた末に利用した」のか「単にノリで突っ切った」のかが解りにくいので、清松の裁定が言いがかりのように見えてしまうんじゃないかな。

 >(清松氏:あれは「何も考えなかった」ことに対するペナルティーです。きちんと考えた上で判断し、あの行動を取っていたのなら、ペナルティーは与えなかったでしょう。たとえ、それが僕の想定と異なっていたとしても)

 これを全面的に信じたとして、

 (清松氏:こうした中で、どれがよい方法なのか「理と情の両方に照らし合わせてね」それを考えてみようというシナリオだったわけです)

 これがプレイヤーにどこまで伝わってたのかが問題なんだよな。

 >悩むことが目的というなら悩むのに充分なだけの事情を「明示」して欲しいところ。その上でプレイヤーが「ノリと自分勝手な理屈で突っ走った」ならペナルティも仕方ないが。

 >同じことを秋田みやびがやったらどんな反応されるかな

卓上ゲーム@2ch掲示板

 「何がよい方法なのか考えてみよう」というシナリオだったとQ&Aで清松氏は述べていますが、それは清松氏しか知らなかったことです。つまり、GMのみが目標を認識していました。そのうえで「考え悩んだ上で判断し、行動をしなかったのでペナルティを与えた」と述べています。難易度が高いですね。

 考え悩むことが求められていたのは、プレイヤーだったのでしょうか? それとも、キャラクターだったのでしょうか? また、清松氏は、どのような方法で「考え悩んだ」か否かを判定するのでしょうか? 台詞を述べたら? 眉根をよせて一定時間唸ったら? 読者には謎ばかりが残るリプレイでした。

 ちなみに、コンベンションでのプレイ後に、清松氏と同じような台詞を吐くGMがいたら・・・考えただけでも恐ろしいです。マミ美あふれちゃう! もしくは、クウのコップの中の水は溢れんばかりですよ!?w といった具合になるやも。まあ、そこで「いや〜、失敗しちゃったなぁ」と、一歩ひいて、なあなあで済ませるのが大人の対応でしょうけれど。


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