清松氏は「よく企画通ったな」と呟いていますが、この発言を購読後にあとがき(解説)で読むと、何だか、とぼけた台詞に聞こえてきます。むしろ「計画どおり巧くいったな」と言えるだけのプロセスがあり、企画段階から練りこんだものが予定どおりのカタチとなったのが、この「ロマール・ノワール」なのではないでしょうか。 何だかんだ言っても、彼らはプロですから。「二匹目のドジョウです!」とプレゼンで叫べばよいのか?というと、やはりそうは簡単に企画が通るとも思えません。私は社内プレゼンテーションの段階から、押しどころは明確だったのではないかと推測します。 「ロマール・ノワール」は、まるで擬似リプレイ(筆者が実際にプレイをせずに、あるいはプレイ内容を大幅に加筆修正して作成した作品)のように、読者を刺激する要素を、これでもかといわんばかりに盛り込んでいます。2chも祭り状態ですが、ひょっとしたら、それは踊らされているのかも知れませんね。 |