LS50シングルアンプ
ドイツ航空機用軍用管を使ったシングルアンプです。12AX7(パラ)−LS50で出力トランスは、タンゴのU808の2.5kΩ負荷です。音声出力は、約10Wでスクリーングリッドの電圧をブリーダー抵抗に十分な電流を流して、安定化しています。シャッシ内部に見えるホーロー抵抗がそれです。LS50は専用のソケットを使っていますが、とても熱くなります。
シャッシ内部です。白いタイトのソケットがLS50で、その横がヒータートランスです。線材は、サーマックスの銀メッキテフロン線0.3SQを使っています。絶縁チューブもすべてテフロン製です。カップリングコンデンサーはビタミンQ(MIL)で、初段のカソードのコンデンサーはサンヨーのOSコンを使いました。整流はトランスの関係から1S2711のブリッジ整流です。音色はグイグイと切れ込むような力強い感じです。
左からテレフンケンのRL12P50、LS50、ロシアのGY50です。LS50とロシアのGY50は、ピン配置が同じなので挿入方向を間違わなければ、差し替え可能です。