送信管の名称

送信管の名称はJISにより以下のように付与されています。ただし、一部、古い形式のままのもの(UV211A,UY807など)や米国の名称をそのまま表示するもの(2C39A,2E26など)があります。

*第1項の数字は、最大定格の陽極損失または平均陽極電流(整流管の場合)範囲を表1によって表します。
*第2項の文字は、構造を表2により表します。
*第3項の数字は、10〜99までの区別のための数字で任意に提示されています。
*第4項の文字は、強制空冷の場合は「R」を、小改造の場合は「A,B,C,・・・(I,O,R,Pは用いない)」の順に1文字を、パルス用に「P]をそれぞれ用います。

<表1>最大定格の陽極損失または平均陽極電流(整流管の場合)範囲

第1項の数字 最大陽極損失 平均陽極電流
20W未満 0.2A未満
20〜50W未満 0.2〜0.5A未満
50〜100W未満 0.5〜1A未満
100〜200W未満 1〜2A未満
200〜500W未満 2〜5A未満
500〜1kW未満 5〜10A未満
1kW〜5kW未満 10〜50A未満
5kW〜50kW未満 50A以上
50kW以上


<表2>構造

第2項の文字 構造
高真空2極整流管
3極管
4極管
ビーム管
5極管