日本の真空管(受信管〜電圧増幅管)

東芝のサイモトロンUX201Aです。UX201Aは、覗き窓以外は銀色鏡面で、フィラメントはタングステンです。戦前初期のラジオによく使われました。ベースには、サイモトロンUX201Aの刻印があります。

海軍の特殊用途真空管、川西機械のUX-34です。ラベルが剥がれてしまいましたが、昭和18年のものだったと記憶しています。高周波増幅の直熱5極管です。

海軍の特殊用途真空管、NF6です。メーカーは記入されていませんが、JRCらしいです。テレフンケンの技術を導入したメタルコート付きの高周波増幅の5極管です。

マツダの6H6GTです。警視庁のマークが入っています。

75同等の日本版、6ZDH3Aです。トップグリッドを廃してUZベースになっています。2極-3極複合管なのでラジオに良く使われていました。

WE310Aのヒーター違いのNECの業務用5極管、CZ501Dです。

NECの6RR8Cです。

日立の7247(=12AX7−1/2+12AU7−1/2)です。


NECの高Gm同軸用増幅管の6BR22、6BR23、6BP16です。これらは、業務用の特殊管で一般には入手できませんが、近年通信システムが固体化されつつある関係で、ネットオークションや中古電子部品販売店でたまに見かけることがあります。本来の性能を発揮されるには、かなりの知識と技術が必要です。

珍しい富士通の長寿命管の19RP11です。