ドイツ軍用管(その他汎用管)

テレフンケンのRV2P800です。

テレフンケンのRV12P4000です。RV12P4000は、1945年2月のハーケンクロイツ印付きの帯封のあるボロボロの箱に入っています。電圧増幅管です。終戦間際の臨場感が感じられる逸品です。

RWNのRV12P2000とそのソケットです。

ローレンツのRV2.4P700です。軍用にも使われましたが、民間の測定器にも使われていたようです。これもソケットは、入手困難です。

テレフンケンのAF100です。傍熱5極管で、メタルシールが施されています。1943年製で、映像増幅に使われたいたらしいです。ソケットはRL12P10のものと同じです。

メタルコートを施したテレフンケンのNF2(旧型、金、銀)です。NF2は、電圧増幅管でメタルコートによるローノイズ化が図られています。旧ドイツの軍用管のため、保管の状況の問題もあって、メタルコートが劣化しているものが多いです。画像のものも湿度によるメタルコートの浮きが生じ、一部が浮き上がったり剥離したりしています。超ローノイズ管で初段増幅やプリアンプにぴったりの真空管です。CF7が同等管として使えます。

テカデの2.5C9です。中増幅率の小型万能管です。フィラメントが2.5Vになっています。ゲッターが多く飛んでいますが、昇華型バリウムカソードではありません。

テカデの2.5C10です。2.5C9の増幅率を下げて、出力管としての用途にしたものです。アメリカの71Aと45の中間ぐらいの規格の真空管で、プレート損失は10Wです。ニッケルプレートが美しいです。

テレフンケンのRE134です。この真空管は、プレートが横向きについている古い形式の真空管です。管壁にはハーケンクロイツ以前の旧ドイツ軍のマークが入っています。国民ラジオの出力管として広く使われました。

メタルコーティングのナス管、RENS1284です。

バルボの329Aです。ウエスタンの329Aと同特性の小出力管で、大戦中にドイツでも作っていたことは興味深いです。

OSRAMのバラスト管、a32です。85〜255V80mAで1942年製のハーケンクロイツマーク入りです。OSRAMブランドでドイツ軍用管とは、不思議な感じがします。