845/211コンパチブルシングルアンプ

直熱3極管の代表とも言うべき845と211の両方が使えるコンパチブルアンプです。欧州管ドライブのトランス結合と5AR4のブリッジ整流で、馬力のある再生音を聞かせてくれます。




MH4-ML4-入力トランス-CUE845の構成で、出力トランスはタンゴのFX50-7Sです。整流は5AR4のパラでブリッジを組んでいます。この構想はかなり以前からあったもので、ついに実現しました。


今回は、配線の途中経過もUPしてみました。左から、少しずつ配線が進む様子がお判りになると思います。黄色いテープはタミヤの塗装用マスキングテープで、配線の仮止めに愛用しています。



特に特殊な部品は使っていません。しいて言うなら、高圧配線にBeldenの8899(AWG18/5kV)を使っている点です。最近の製作記事では、通常のケーブルを使った例を見かけますが、人命にかかわる高圧ですから十分な配慮が必要と思います。高圧対策としては、コンデンサーの分圧抵抗やブリーダーを設けて電源を切った後、電荷が残らないように放電させてやる必要があります。カソード抵抗を1.5kΩとして、ターミナルを設けて並列に2kΩを挿入することで、211とコンパチブルで使用できるようにしました。差し替え時の動作確認が一目出来るようにプレート電流監視用に150mAのパネルメーターも設けてあります。845のソケットは、東芝のUV-845を挿入することも考慮して、東芝のHV2002を使っています。ジョンソンのものはガイドピンのスライドが狭くて入りません。ケースは、鈴蘭堂のSL20を使いました。本機のCUE845使用時の動作を以下の表に示します。

動作 プレート電圧 プレート電流 グリッドバイアス 負荷抵抗 出力 プレート損失
CUE-845 807V 75mA −113V 7kΩ - 60.5W
CUE-211W - 54mA −54V 7kΩ - -

本機に差し替え可能な真空管です。

・845設定(Rk=1.5kΩ)

CUE-845W、CUE-845、RCA845


東芝UV-845

・211設定(Rk=1kΩ、ターミナルに2kΩを接続)

CUE-211W、GE211、RCA211


HF-120、NECのUV-211A


フィリップスのMC1/50、タングスラムのOP70/1000