6AR6Push−Pullアンプ(ステレオ仕様)
コンパクトに組んだ6AR6のステレオアンプです。6AR6は6L6類似のビーム管でとても太いカソードが魅力的です。トランスは、LUXのCSZ15−3.5を2次負荷を変更してZp=7kΩで使用しています。電源トランスは、タンゴのST220、チョークコイルはタムラのA396(5H)です。整流管を使いたかったのですが、スペースの関係でシリコンダイオード(1S2711)を使っています。
前段は、12AU7(NEC通信用、NipponElectricロゴ)のPK分割型です。カップリングコンデンサーはオレンジドロップでコンパクトに収めました。いつも使っているケーブルタイを止めて結束糸で編み込んでみました。電源部はチョークコイルの配線を済ませてからフィルターコンデンサーを取り付けて配線をするなど、結構苦労しました。
それでも、20cm×30cmのケースに20W+20Wのステレオアンプが組めた訳ですから、まあ合格点だと思います。
音色は、SN比も良くワイドレンジです。「個性」の面では、目立たない優等生のようです。