245シングルアンプ

戦前に良く使われた245のシングルアンプです。



ドイツのRE604に良く似たアメリカ代表の245です。使用真空管は、6F5−6J5−245−80です。245のナス管を引き立たせるために、あえて前段にメタル管を使いました。電源トランスは山水のPT70、チョークコイルはジャンクの8H130mA、出力トランスはタムラのHM1(5kΩ:6Ω)です。
CR結合で、カップリングコンデンサーは東一のビタミンQ(0.1μF1000V)です。電源部のフィルターコンデンサーをユニバーサルプリント基板に取り付けてまとめてみました。80のコンデンサー入力容量は、10μF450Vです。プリント基板はすっきりとした感じはあるのですが、どうも古典管のイメージに合いません。245の動作は、Ep=258V,Eg=53V,Ip=35mAです。フィラメントが2.5Vであることも手伝ってSN比は良好です。音色は、軽い感じのBGM向きだと思います。