ワインボトルを静物画のモチーフに描いたことは何度かある。例えば「籠のある静物1989」のMaconという白ワインなど。
好みかも知れないが、両者ともブルゴーニュの「なで肩ボトル」である。この絵のワインは1986年のロマネ・コンティ。ワイン愛好家ならずともご存知の方も多いのではないだろうか。
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白状すると、絵の中ではコルク栓を抜いて、如何にもグラスに注いだ風に見えるが、ロマネ・コンティを惜しげもなく開けて飲むほど食通でもなければワイン通でもない。
風格ある存在感に惹かれ、謂わば誉れ高いワインの力を借りた格好だ。肝心の作品にアロマを感じていただければいいのだけど・・・。 |
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