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葡萄と柘榴のある静物
油彩(F6号) 1999



果物は魅力ある静物画のモチーフだ。秋になると色とりどりの果物が店頭に並び始め、視覚と値段で品定めをするわけだが、絵の題材となると彩と姿が大事で、意外と思うようにいかない。


果物といっても種類が限定され、秋のものとしては葡萄・洋梨(何故か和梨ではない)・柘榴・イチジク・林檎の5種。

過去の西洋絵画の中に描かれた果実も凡そ上記の内容である。結局、魅力ある色・形には普遍性があるのかも知れない。

その魅力あるモデルをどう描くかが個性を引き出す決め手となる。画家が求めて止まない永遠の課題であろう。