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馨る薔薇
油彩(F20号) 2008年

どんな花にもそれぞれに甲乙つけ難い個性的魅力があって興味が尽きない。

中でも薔薇は、その品種の多さと華やかさ、気品という点で万人に愛される筆頭の花と言えるだろう。

私も薔薇愛好家の一人として幾度となく絵や写真のモチーフに、その美を愛でてきた。


以前はビロードのような真紅の薔薇が好みだったが、今は白やアプリコット系の薔薇を好むようになったのは歳のせいだろうか。

「馨る薔薇」の品種は忘れてしまったが、花屋で買った15本の薔薇を苦心してアレンジ、下絵デッサンを描きはじめる前に一息つこうと一階の台所に下りて行った。


ミルクティーをすすっていたら、ガターン!と不吉な物音が二階から聞こえてきた。慌てて確認に行ったら、ナ、ナント苦労してアレンジした薔薇が花瓶もろ共床に散乱していた!

花瓶の背景用に立て掛けておいたボードが前に倒れてしまったのだ。

気を取り直してアレンジし直した結果、12本になった。