夜話







相手の望むままにキスを与え






己の想うままに奪い尽くす








誘うのは女






応えるのは自分








幾夜も繰り返すそれは、決して手に入らぬ証拠のような行為






自棄になる事も許されず、求めれば拒絶される








冷たい、月の化身のような女






闇に浮くその姿に射られ、魅入られたのはいつだったか








すべては泡沫に消える夢かも知れぬ






それでも尚…欲するのを止められぬ























いつか攫われるその日まで





END



ちっとだけコメント。
そういう訳で、ゼン×セレ2話目。
超短文。
親分の真情…というところでしょうか。
かなり前のコピー誌に書いたモノ。
…本気、なんだね。


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