「きゃあ♪かーわーいい!」 「…何だ?それは」 「え〜?カモノハシよ、カモノハシ。オーストラリアに棲息してる」 「いや、だからな」 「知ってる?カモノハシって胎盤哺乳類・有袋類・単孔類の3種類がいるのよ」 「だから…」 「可愛いわよねぇ。とっ〜ても猛毒持ちとは思えない」 「…だから……猛毒?」 「爪にね、猛毒持ってるのよ。知らなかった?キョウスケ」 「…知ってる方が珍しいと思うが」 「そうかなぁ」 「…で、それは『野生』なのか?」 「そうみたい。クロちゃんたちのお友達じゃなさそうだわ」 「…飼うなら艦長たちの許可貰えよ」 「はぁい」 「…これは…保護動物なのでは…」 「また珍しい物を拾いましたなぁ、エクセレン少尉は」 「…取り合えず、戦争終わるまで保護って事で」 「……仕方…ない、でしょうねぇ………」 |